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初開催!「KDDI Group A11y Meetup!」イベントレポート
こんにちは!KDDIデザインセンターのA.G.です。KDDIは「誰もが使いやすいサービス」を目標に掲げ、ウェブアクセシビリティ方針を策定しています 。デザインセンターでは、その推進を担い、ウェブアクセシビリティの実現に向けた取り組みを行なっています。具体的には、全社向けに説明会や勉強会を定期的に実施することで、アクセシビリティの重要性や対応方法を周知し、組織全体に浸透させる活動を行っています。
今回はその取り組みの一環として、「KDDI Group A11y Meetup!」イベントを初開催!約80名の方にご参加いただき、大変盛況なイベントとなりました!
本記事では、イベント内容や参加者の声をお届けします。ぜひ最後までお読みください!
KDDI A11y Meetup!とは
A11yってなに?
A11yは、Accessibility(アクセシビリティ)を省略した略称で、頭文字「A」と最後の文字「Y」の間に11文字あることから生まれた表記です。
イベントの目的
デザインセンターでは、「すべての人に使いやすいサービスや商品の実現」を目指し、ウェブアクセシビリティの取り組みについて、全社への浸透を促進させる活動を行なっています。
そこで、実際にウェブアクセシビリティ対応を進めている担当者をお招きし、現場での具体的なプロセスや課題・改善例などよりリアルな情報を共有することを目的として開催しました。さらに、イベント後には、参加者同士で自由に情報交換を行える懇親会を実施しました!
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各プロダクトの取り組み
アクセシビリティ対応を進めている3つのプロダクトの担当者に、プロセスや課題・改善例をお話いただきました。
特に印象に残ったのは、「チーム全体での取り組みの必要性」です。1つのプロジェクトにおいて、開発者、デザイナー、PMなど、さまざまな役割のメンバーがいます。担当者だけがアクセシビリティに責任を持つのではなく、全メンバーを巻き込むことで、プロジェクト全体にアクセシビリティの意識が浸透し、 プロダクト品質の向上に繋がると改めて実感しました。
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また、各登壇者から、アクセシビリティ対応に取り組む上で重要なメッセージをいただいたので、ここで紹介させていただきます。
My au
アクセシビリティ対応はプロダクト改善プロセスと同じ。
アクセシビリティについて知っているか知らないかだけ。
auオフィシャルサイト
日々の定常的な業務改善において、
守るべき基本ルールとしてウェブアクセシビリティを意識することが大事!
au Pontaポータル
「担当がやればいい」ではダメ。
チーム全員で取り組むことが重要!
プロダクトをアクセシブルにするには?
パネルディスカッションでは「プロダクトをアクセシブルにするには?」をテーマに、各プロダクトの担当者が「取り組みのきっかけ」「直面した課題」「プロダクトに与える価値」など現場のリアルな声をお話いただきました。
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取り組みのきっかけ
取り組んだきっかけとして、「お客様からの要望に応えるため」「プロダクトのビジョン達成に重要であると感じたため」「UI/UX改善の一環として進めた」という理由が挙げられました。
プロダクトチームそれぞれ、様々なきっかけが挙げられましたが、共通して「ユーザを中心に考える」という姿勢が感じられました。
直面した課題
アクセシビリティへの技術的な対応だけでなく、啓発やメンバーの理解を得ていくコミュニケーションの難しさといった現場ならではの課題感が挙げられました。その中でそれぞれのチーム、専門が違う技術者やチーム内外とのコミュニケーションの工夫、少人数での勉強会などの取り組みを行っているとおっしゃっていました。
個人ではなくチームで取り組むことで、プロダクトの品質だけでなく、チーム全体のスキルや協力体制の向上につながることが分かりました。
プロダクトに与える価値
どのチームにも共通して、「アクセシビリティ対応をすることで、プロダクト全体の品質が向上する」と話されていたのが印象的でした。具体的には、「ユーザー満足度の向上や送客数の増加といった明確な成果を得られた」「チーム全体のプロダクトビジョンに対する共通理解も深まり、プロジェクトの質が向上した」といった声が挙げられました。
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参加者の声・感想
「他サービスの具体取り組みを知ることができ、刺激になるとともに、大変勉強になりました。」
「各サービスでの具体的な取り組み内容が分かり、とても参考になりました。」
「アクセシビリティの対応について、実際に行われた例やTIPSが今後の対応にとても役に立ちそうだと思いました。」
最後に
本イベントで、他サービスの取り組みや具体的な事例を共有し、ディスカッションすることで、参加者にとって自プロダクトへの応用に役立つヒントが多く得られる場となりました。アクセシビリティ推進はすべてのユーザを対象としたユーザビリティを向上させるための重要な取り組みです。今後も定期的にこのような交流の場を開催することで、KDDIグループ全体でアクセシビリティ推進に努め、KDDIが目指す「お客さまに一番身近に感じてもらえる会社」に近づけるよう取り組んでいきます!