負える責任と負えない責任
こんばんわ!
本日は、『責任の所在』についてお話していきたいと思います。
責任の所在というテーマになるとなんか怖い感じがしますが、ネガティブな話ではなくテーマにおける軸を意識したほうがいいよね!という内容の話になります。
今回のテーマにおいて1つ聞いておかなければいけないことがあります。
Q、自分の『負える責任』と『負えない責任』についてしっかり把握できていますか?
この時点でこの把握ができていない場合、自分の責任ではない責任を勝手に被せられて責任を負わされている可能性があります。
これは非常にもったいなく、無駄にダメージを負っているかもしれません。
無駄なダメージを負わないためにもしっかり負える責任、負えない責任の『責任の所在』をはっきりさせておく必要があります。
では、はっきり把握するために何が必要か?
シンプルなことですが、”自分がコントロールできることをはっきりすること”です。
例えばこの図を使って”自分ができること”と”周りが必要としているか”という二つの軸で考えてみたいと思います。
A:やらないといけないこと
B:やるべきこと
C:やるべきではないこと
D:やらなくていいこと
このように表すことができます。
では、この4つの中でコントロールできることはなんでしょうか?
個人的に思うのは、”B”と”C”と"D"だと感じています。
例えば、
Bの場合
自分はできること、周りからは必要とされていることなので、お互いにとってWinになることなので責任を取ることができると思います。
Cの場合
自分はできないこと、周りからも必要とされていないことなので、お互いにとってBadになることでやることによってマイナスになるので、やらないというWinを産むことができるので、そういう意味で責任を取ることができます。
このように『できること、できないこと』『必要としている、必要としていない』がはっきりしていいればお互いコントロールできることだと思います。
Dの場合
自分はできるけど、相手から求められていないという状態なので、自分がしっかりしていればコントロール可能ですが、自分の思いを全面に出しすぎると相手に歩み寄る隙間を与えないので、かなり温度感を大事にしないといけませんね。
逆にコントロールできないのが、”A”です。
お互いの意見が合致していないので会話の軸がすれ違う、お互いがお互いの軸で話してしまうためうまくまとめないと負うべきではない責任を負うことになります。
Aの場合
自分はできないことだけど、相手から求められていることだから、「やらないといけない」という状態になります。
問題はここで、やらないといけないというレベルの合致が取れないので、できないことをやることによって、責任が取れない状態を作ってしまいます。
責任が取れる=自分が思い描いた形にできること
こういう言い方にしてしまうと、
今できなくても頑張って時間をかければ思い描いた形に出来じゃん!と思われる方もいるかもしれません。
ただ、中には形にできないこともあるんです。
それは、『正確な未来を読むこと』です。
もちろん超能力で見るみたいなことではなく、相手から将来的な要望に対して正確に「こうなりますねと読むこと」です。
例えば、僕は育成年代のトレーナーをしていてよく言われることがあるのですが、
「いつになったら怪我しなくなるんですか?」
→取り組み次第で防げる怪我はあるけど怪我はスポーツをしている以上起きるものだから怪我をしなくなる時期はないんじゃないかな
怪我から練習復帰してすぐに
「どうせ怪我をしないから試合に出してくれ」
→何を根拠にそのことを言っているんですか?〜ような過程を踏んで取り組んできましたが、まだ不十分なので出せません。
「いつになったら身長が伸びますか?」
→成長曲線で〜歳で伸びそうだけど、正確にはわからない
これらに関しては、ある程度予測はできますが正確にこう!と答えることはできません。
この予測に関してもたくさんのデータを集計した結果導き出せるものなのでデータが乏しいものに関しては導き出すこともできません。
正確に答えを出すことはできないけど、相手からは求められていることになります。
怪我の例で表すと、この時に自分が負える責任は、予測に基づきリスク管理を行って取り組めた時です。
この時に相手の言葉や行動にフォーカスしすぎてリスク管理をできなくなってしまった時に負うことのできない責任に変わります。
現場レベルで言うと、相手に合わせすぎてしまった時といえます。
なので、ここでの結論として
相手に思い通りに動いてしまい、自分の思い描いた形にできない場合は、負うべきでない責任を背負ってしまう可能性があるので決断することを早めにしましょう!
と言うことです!
自分で背負わず、あっさり相手に投げてしまいましょう!
余計な負うべきでない責任は背負わずに進んでいきましょう!
なんか、まとまっているのかわかりませんが、
負うべき責任と負うべきでない責任についてでした!!
では、また。
Saito Kaede