ロシア語でデレる隣のアーリャさん ロシア語の謎(アニメ第1話)
7月3日からアニメも放送され、最近話題になっている『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』。私は友人に勧められた結果、割とすぐにハマっちゃったんですが…
え?これまだ原作完結してない??コミックス4巻まで買っちゃったけど、4巻で原作1巻分???今原作8巻まで出てるから、コミックス32巻出るのはほぼ確定????あっ(察し)
もうね、これは長いお付き合いになりそうですね。それこそ京都銀行並みに。はい。関西ローカルすぎて分かりませんよね。分からんかったら調べてください。ググれ。(古い)
話がね、もう飛び回ってますね。すごい脱線してますね。
はい、話を戻しましょう。えーっと、なんだっけ。あ、そうそう。ロシデレ、皆様観ておられますか?観てない??観ろ 脚が、いいぞ。声が、いいぞ。
声と言えば、メインヒロインのアーリャさんの声優は上坂すみれさんなんですが、上坂さんは上智のロシア語学科を卒業されているそうで…しかも成績優秀で…あぁ…うらやましい
…んで、ロシア学科卒ということもあって、上坂さんのロシア語が、とにかく美しいんですよ……!!!!!!!!!声可愛いし!!!!!!!!!!!!Очень красивая!!!!
ってことで(どういうこと?)、ロシデレに出てくるロシア語の謎を解いていきたいと思います。言うてロシア語は学習中で、全然なので誤りもあるかと思いますがご了承を。
今回はアニメのロシデレ第1話『ロシア語でデレるアーリャさん』のセリフについて考えていきたいと思います。
ネタバレになるかもしれませんので、お手元にロシデレアニメ第1話をご用意いただいたほうが良いかと思います。ってか、そもそもアニメ第1話の話し方の話なので、ないと分からないと思います。え?手元にない??U-NEXTかアマプラ入ってるなら観れますよ!!!
入ってない?今はまだABEMA無料だから観ろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あ、ついでに言っておきますね。ロシア語を少しは理解できたうえで、更に日本語ネイティブでないと少し理解しづらいかもしれません。
ではいきますよー!
今回のテーマは14分付近の幼い女の子と幼い政近が会話するシーンです。
幼い政近かわいいね!!!!!!!!!!!!
まず最初に、日本語字幕を。
続いて、ロシア語を。なお、政近の最初の方は何を言っているのか、いまいち聞き取れませんでしたので、文脈的に合う`Ну`を入れています。
アクセントを入れてみましょう。
あ、ちなみに今回の謎なんですが、普通、日本語に当てはめてみると、「まさちかだって!(君は知ってるでしょ?)」という意味でТы знаешьを入れるべきだと思うのですが、なぜЯ знаюなのか、ということです。
え?そらそうやろって?私も思ったけど、友人が聞いてきたから…
あかん。話が脱線しまくってる…
ってことで、この謎を解くカギとなるのが、実はアクセントだったりします。
女の子は政近のことをロシア風にアクセントを入れてマサーチカと呼んでいますが、政近は日本人なので、日本語の呼び方、つまり平板で発音しなおしています。
もう少しわかりやすくしてみましょう。
明らかに「さ」にアクセントが置かれていることが理解できるかと思います。
さらによく聞いてみると分かっていただけると思うのですが、マサーチカのチが若干弱く聞こえてきません?これはおそらくчの音だけ発音し、日本語の「ち」の[chi]のうち、[i]は発音されていないからこう聞こえてくるんだと思います。このことから、女の子はтиではなくчと発音していることが理解できます。
一方で、政近は日本語に近いМасатикаと呼んでいますが、これは不自然なアクセントやчを排除した結果と推測できます。
つまり、このシーンにおいて、そもそも政近は「まさちかだって!(君は知ってるでしょ?)」と言いたかったのではなく、女の子がアクセントを間違えていることに対して、「(だから)俺はわかってるよ!(マサーチカじゃなくって)『Масатика』だって!」と言いたかったのではないでしょうか?少なくともここがТы знаешьになることは、この文脈ではあまりないと思います。
ってことで、ごちゃごちゃ書いてきた割にはあまり中身がなかった気もしますが、こんな感じで揚げ足取りをして、ロシア語を紹介していきたいなと思います。この作品を通じて、ロシア語に興味を持つ人が増えると嬉しいですね!