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教員を辞めた理由 part.3

いつもお読みいただきありがとうございます!
さて、この記事ではpart.1/part.2で書き進めている、私が教員を辞めた理由の一つである教員が抱える課題についてをまとめていきたいと思います。
少しだけpart.1/part.2の内容を振り返ってから、part.3の内容へ入っていきたいと思います。

目次

・part.1の振り返り
・part.2の振り返り
・個人の業務効率の問題
・教員を辞めた理由の一つ目のまとめ

part.1の振り返り

・私が教員を辞めた理由

・教員が抱える課題
・学校というコミュニティの課題
・理想と現実
・教員として働くことと、私らしく働くこと

この四つの中で、一つ目の教員が抱える課題の途中まで説明しました。

part.2の振り返り

part.1に引き続き、教員が抱える課題についての説明を書きました。
体制づくりの問題、その問題が起こる原因や対策について、私なりの考えを書きました。

以上の簡単な振り返りをふまえて、今回の記事の内容に入っていきます。

個人の業務効率の問題

私が教員として勤めていた間にしばしば感じていたことが、「この先生はお話が好きだな」ということです。
その日のうちに終わらせたい業務がまだ残っているにもかかわらず、長時間お話をしている教員はわりと多くいるように感じます。
教員の特性でもあるのかもしれませんが、勤務時間や休憩時間、時間外勤務といった区別がとても曖昧であるように感じました。

もちろん、良好な人間関係づくりに必ず必要となってくるのがコミュニケーションです。
全く会話をせず黙々と業務にだけ取り組むというのでは、職場の雰囲気が悪くなってしまうかもしれません。
しかし、必要以上のコミュニケーションの影響で業務が進まないといった状況は容認されるでしょうか。

教員は残業代が支給されません。
この事実は、次の二つのタイプの教員を生み出します。

・勤務時間内に業務を終わらせられるよう務める教員
・「定時感覚」が薄れ、自分の都合に合わせて帰る時間を決める教員

残業代が支給される一般企業では、職員が残業をすることは企業の人件費の増加に繋がり、企業に取っては損害を被ることになります。
そのため、もちろん職員の健康管理のためでもありますが、企業のためにも残業をしないよう啓発が行われます。

しかし学校ではどうでしょうか。
残業をしても人件費が変動しないということは、教員が残業をしたことによって学校が損害を被ることはありません。
むしろ、超過勤務をなくすことは不可能であるという認識が当然のように持たれています。

企業と学校の双方に、超過勤務は減らすべきであるという認識はあっても、認識に差があることは言うまでもないでしょう。

定時までに業務を終わらせるという意識が薄れてしまえば、必然的に業務の効率は落ちます。
こうした学校特有の時間感覚が、残業の増加に繋がっていると考えます。
これが、個人の業務効率の問題です。

教員を辞めた理由の一つ目のまとめ

いかがだったでしょうか。
私が実際に経験して感じた、教員が抱える課題について書いてきました。
もちろん今回は書いていないような課題もたくさんあります。
教員の方々は本当に難しい状況の中、精一杯働かれているのです。
本当にお疲れ様です。

少しだけ内容をまとめておきましょう。

私が感じた、教員が抱える大きな課題が次の二つです。

・体制づくりの問題
・個人の業務効率の問題

それぞれどういった問題が起きているのか、なぜそのような問題が起きているのかについて書きました。
少しだけですが、改善に向けての提案も書きました。

この二つの問題が解決されると、part.1の冒頭で述べた、教員に対するイメージが変わってくると思います。
ブラックな仕事というイメージがやわらぐことに繋がると思います。

ずばり、私は解決される未来が見えなかったため、現在は教員を続けていません。

さて、次の記事からは私が教員を辞めた二つ目の理由「学校というコミュニティの課題」について書いていきます。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

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