独学での英語学習で陥りやすい罠
英語を今学んでいる方は、英会話学校やコーチングスクールなどで学ばれているか、どこにも通わず、独学で学習されている方も多いのではないでしょうか。
私も独学で英語を長年学習していました。英語を学ぶには、必ずどこかに通ったり、誰かから学ぶ必要はなく、独学で英語ができるようになれば、それはそれで良いのです。
ただ、独学で英語を学ぶ際に、その教材、学習方法が本当に自分で合っているかを確認する必要があります。
その教材を選んだ理由は?
独学で英語を学ぶ方が、まず教材を選ぶ時によくするのは次のいずれかではないでしょうか。
- 本屋さんに行ってよく売られている本や、ランキングの高い教材を買う
- ネットで口コミがよさそうなものや、実際にそれで英語力を伸ばした(TOEICのスコアを伸ばしたなど)と紹介されている教材を買う
もちろんベストセラーになっている教材や、有名な教材は良書がたくさんあります。それが今の自分の英語力にぴったりと当てはまることもありますが、案外今の英語力、今必要なトレーニングに当てはまっていないケースも多くみられるのが事実です。
英語をスポーツのように捉えると見えてくる選び方
例えば、私は泳ぐことが苦手でクロールで25mを泳げたことがないのですが、そんな私に水泳のプロの方がついて、ドルフィンキックをどうすべきかを教えてくれたとしても、泳げない私には力にはならないのです。
もし、水泳が得意な方がこのプロの方にドルフィンキックを習うと、できるようになるし、うまくアドバイスも取り入れながら上達していくと思います。泳げない私にとっては、まずはクロールができるようになること、もう少しずつ長く泳げるように教えてくれる人や、トレーニングが必要なのです。
英語も同じで、例えば中学文法があいまいであまりわからない方が、いきなり有名なビジネス英語の教材に取り組んだとしても、そもそもなぜそのような文法が使われているのか、どうやって文章を組み立てたら良いのかがわからなくなり、つまづきます。
TOEICも、スコアが400~600ぐらいの方が、有名な模試を解きまくったとしても、本来は苦手なパートに集中して取り組む方がスコアが上がりやすいのです。
逆に、結構英語が話せたり聞けたりするのに、売れている本だからという理由で、簡単な英作文の本や、中学文法の本を買って取り組むとそれはそれで時間もお金ももったいないのです。
「とりあえず教材を買う」前に、英語力の分析が大事
独学で英語を学ぶ場合に大切になってくるのが、今の自分の英語力を正しく知ることです。リスニング、スピーキング、リーディング、ライティング、文法、単語力、構文力をそれぞれ分析してみることです。
リスニングも、音はつかめるのか、どのスピードぐらいなら聞けるのか、聞き取れないのは英語の発音が難しいのか、速度のせいか、音声変化がわからないのか、など。文法も中学文法を押さえられているのか、高校文法はどこまで押さえているのか。単語力もどれぐらい持っているのか、など。
細かく分析をしていくことで、今何をすべきなのか、どの教材を使いどのトレーニングをすべきなのかが見えてきます。そこから初めて教材を選んで検討するようにしましょう。
もし自分で英語力の分析が難しい場合や、どんなトレーニングや教材を学習するのかわからない場合は、私KIMが一緒に分析をさせていただいて学習をサポートすることもできますので、お気軽にお問合せください。ちなみにこの記事もホームページのブログに載っています。
もし単語帳の選び方が気になる方は、併せてこちらもチェックしてみてくださいね。
それでは、今の自分に合った学習方法や教材に取り組めるようにしっかり英語力を分析していきましょう!
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