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勇気と瞬発力さえあれば日本人最強節

英語で他の海外の方と話したり、ディスカッションをしないといけない場面になった時、私がよく感じたのは…

「みんなすぐ意見をどんどん出してかっこいいな」
「私はそんなすぐに意見を出せないな」
「間違っていたら嫌だし、反対されるのも嫌だし、確実に合っていないと発言できないな…」

特に英語力もそこまでなかったので、そもそも意見を伝える前に「英語がうまく伝わらなかったらどうしよう」「英語が間違っていたら恥ずかしいな」など、英語に自信がなくてあまり発言をしないようにしていました。

でも、英語が聞けるようになって気づいたのが、「あれ、みんなそこまで大した意見言ってないぞ」ということです。英語がそこまで聞けなかった時は、みんな自信を持ってどんどん発言していてすごい!と思っていました。それが実はよく聞いてみるとそこまですごい意見を言っている訳ではなく、とにかくどんな意見でもどんどん発言をしていたのです。

何が違っていたか。特にアメリカ人にあてはまることですが、『考えてから話す』ではなく、『話しながら考える』『発言をしていくことで考えがまとまっていく』というスタンスだったのです。日本人の多くは意見がまとまってから初めて発言をする人の方が多いように思えます。

アメリカの大学院であるクラスを受けていた時に、そのクラスにはアメリカ人も留学生も多かったのですが、3時間のほとんどをディスカッションするクラスでした。一回でも発言をしないと出席扱いにならないのですが、私自身いつも「意見を言うのに全く勇気は出ないし、間違っていたらどうしよう。怖い」とドキドキで発言をしても1回ぐらいしかしませんでした。

それに比べると、同じクラスに出席していたアメリカ人たちはほとんど喋りっぱなしで会話の9割はアメリカ人です。圧倒される留学生、特にアジア人たち。そこで急にアメリカ人の教授がアメリカ人たちを指して「君たちはちょっと発言をストップ。そこの君たちはどう思っているんだ?」と私を含め、アジア人が多く座っている方を指してそれぞれ発言をすることになりました。

その発言の後に教授が言ったのが、「発言をする時は、この子たちのようにしっかり考えてから意見を持って発言するように。よく考えていて良い意見を持っている。すぐに発言するのではなく、しっかりと考えてから発言をするように。」とのことでした。

それまでは怖くて発言ができなかったのですが、この教授のコメントがとても励みになりました。英語自体が心配だったとしても、発想や意見自体は自信を持っていいんだ、もっと発言をしてもいいんだということに気づかされました。

発言数は少なかったとしても、しっかり考えた上で意見を言うようにしていたのがプラスに働いていると感じた瞬間でした。そう思うと、しっかり考えることが身についている日本人は、あとはそれを自信を持って話す、つまりもっと勇気と瞬発力さえ持って意見を述べることができたら最強だと思います。

日本では、間違った意見を言ってはいけない、大多数の求める正解の意見を言わなければいけない、反対されないような意見だけを言おう、という考えが無意識にあると思います。そこをあえて発言していく、自信を持って話していく、誰かに名指しされる前に発言していくことで、もっと良いアイデアが生まれやすかったり、ディスカッションも活発化されていくのではないでしょうか。

英語力は関係ない!それを補える力があると信じて、どんどん発言していきましょう!

(※私自身の経験を基に考えているので、その国の人全員がそうだという訳ではなく、あくまでも私が出会った中ではそういう人が多いなという意見です^^)

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