【待つことの大切さ】
サリーは三年前の3月末
大阪からうちへやってきました。
4時間近くかかって
到着したサリーは
乗せてきてもらった
車から飛び降りると
一目散に我が家へと入って行きました。
サリー用にと用意してあったケージへ
そのまま入ってしまったサリー。
それからお散歩以外は
ケージからででくることはなく
過ごしていました。
1ヶ月たち2ヶ月経ち
少しずつリビングのソファに
出てくるようになり
コニーたちと
一緒に休んだりするようになりました。
でもお客様がこられると
さっさとケージの中に入っていって
隅っこで固まっていました。
シャンプーをすれば脱糞する
ちょっと驚くと肛門腺液を噴射する
とにかく見るもの全てが
怖くて仕方がなかったようです。
1年が経ち
2年経った頃から
サリーの様子が変わり始めました。
まず
シャンプーするよ。
と言うと自分からお風呂場へ行くようになり
2階の部屋に階段を登って
行けるようになり
そして
2年半たったある日
ケージからクレートに変えても
入ることができるようになったのです。
ご飯も
クレートの中でしか食べることができなかったのに
コニーとリリーと一緒に
キッチンで食べることができるようになり
お水もクレートの中に
もっていかなければ飲めなかったのが
みんなと同じ水飲みの器から
飲めるようになり。
お客様がこられても
ご挨拶に行けるようにもなりました。
ご近所さんにも
散歩の途中に会えば
ご挨拶ができるようになり
どなたにも可愛がっていただけるように。
クレートを車に乗せて
遠くまで出かけることもできるようになりました。
決して無理に
人慣れさせようと人混みに連れて行ったり
ましてやイベントなどに
行くことはしませんでした。
サリーのペースに合わせて
少しずつ少しずつ
できることを増やして行っただけ。
犬たちは
自分が納得できれば
ちゃんとできます。
無理やり人間が
慣れさせないとと
あっちこっちに連れ回したり
声かけまくったり
触りまくったり
そんなことをしても
犬たちが納得しなければ
後になって問題が発生します。
私たち人間も
自分が納得しないことを
無理にさせられることほど
不愉快なことはありません。
それを犬たちに強要するのは
むしろネグレストに近い行為だと
私は思います。
何年かかっても
その子が納得して自分から
動き出すこと。
それが一番正しい方法で
一番犬思いのやり方なんだ。
それを
たくさんの人に伝えて行きたいです。
最後に
私はもちろん
私の周りで、サリーを温かく見守ってくださった方々
本当にありがとうございました。
皆さんのおかげで
サリーはここまでくることができたこと
心から感謝しています。
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犬の気持ちを動かすことができるのは
犬の気持ちを心から理解してあげられた時
犬に遠慮するのではなく
犬のご機嫌をとるのでもなく
犬にとって
何が一番必要で最善なのか
犬を知らなければ見えてきません。
そして
犬の一番の理解者は
トレーナーさんでもなく訓練士さんでもなく
犬が一番大好きな
飼い主さんでなければなりません。
犬は飼い主さんと過ごす時間が
一番幸せなのですから。
🏡 穏やかな共生: 人と犬の幸せな共同生活を提案
📚 学びの場: 躾や訓練ではなく、犬とのコミュニケーションを重視
🌈 犬の個性尊重: トレーニングではないアプローチで愛情ある関係築きます
🌟 穏やかな暮らしのヒント: 日常の中での幸せな犬とのふれあいを提案
🌿 自然な関係: 調和と理解を育む
犬の問題行動を正すのではなく
飼い主さんと犬とが穏やかにしあわせに暮らすための
新しい形のサポートをさせていただいています。
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