【だいふくくんのケース 最終章】
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こんなにすやすや眠るだいふくを
見れることが何より嬉しくて💓💞
だいふくくんの飼い主さんは
毎日のように写真を送ってくださいました。
【だいふくくんのケース 最終章】
飼い主さんが一番嫌だと思っていた
「クレート」
閉じ込める
狭い
窮屈
自由を奪う
クレートを使いましょう。
とお伝えすると
そういう飼い主さんがとても多いです。
ではもしあなたが
40帖の大広間、宴会場に
お布団敷いてもらい、おまるを置いてもらい
食事は運び入れてもらって
朝と夕方外に散歩に出かけます。
自分が少し動けば
それはダメ、これもダメ
と言われ
知りたくもないのに
1日あった出来事を聞かされる
そんな暮らししてみたいですか?
そんな暮らし自由で幸せですか?
それ
自由な暮らしですか?
人間の子供たち
成長していく過程で
「自分の部屋が欲しい」
とは言いませんか?
犬たちは
体は大きくならなくても
小さいままでも
年齢はしっかりと中高年になっています。
いい歳したおじさんに
「あら〜〜おはよう💕よく眠れた?可愛いわ〜💕」
「可愛いお洋服着ましょうか〜💖」
「おリボンつけましょうか〜💖」
どうでしょう?
もういいからほっといて欲しい。
とあなたら言いませんか?
もっと言って〜〜って思いますか?
人と同じで、犬も自分の専用スペースが欲しい。
そこでゆっくり眠りたい。
そして遊ぶときは遊ぶ
ご飯を食べるときはしっかり食べる
生活のメリハリは必要です。
どこでもいいから
その辺の好きな所で眠っていいよ。
そう言われたらどうでしょう?
ここがあなたの部屋。
この中にベッドも用意したから
ここでゆっくり眠りなさい。
誰もこないから安心して眠れるよ。
好きなだけ寝ていいよ。
と言われた方が
落ち着いて眠れませんか?
犬たちはそれでなくても
睡眠が浅いもの。
ぐっすり寝ているようでも
何かの物音で飛び起きるのは
誰もが知っています。
なので、睡眠時間は人間とは
比べ物にならないくらい
必要になります。
それをテレビの音が絶えずする場所だったり
人がうろうろうする場所だったり
その辺で寝ていいと言われても
眠れません。
睡眠不足が続くと
人間はどうなりますか?
集中力の低下
判断力の低下
体調不良
自律神経の乱れ
1つもいいことがありません。
繁殖場にいただいふくくんは
衛生面では劣悪な環境だったかもしれませんが
少なくとも人間の手をかけられていないので
眠る時間はたっぷりあったと思います。
その睡眠時間をすっかり奪われ
そしていつも心配している
不安満載の飼い主さんと
一緒の時間を過ごす。
不安を持っている人と一緒の空間で過ごすことが
どれだけ苦痛なのかも
ほとんどの人は理解できるはずです。
平均して50kgぐらいの体重の人ですら
そんな状態が3ヶ月も続いたら
体重は病的に激減します。
そして、なんだかわからない体調不良に襲われ
最終的には起き上がれなくなります。
まさにだいふくくんはその状態で
極限まで来ていました。
「まずはクレートに入れましょう」
そこからだいふくくんのリハビリは始まりました。
飼い主さんも最初はクレートに
どうしても違和感がありました。
なぜなら繁殖場ではケージの中に
入れっぱなしだったでしょうし
クレートに入れるとかわいそう。
という感覚が抜けなかったと言われました。
40帖の~というお話をさせてもらい
個室がないことの落ち着かなさ
そのあたりから
確かに・・・を連発され
伺った時には
使っていなかった
クレートを用意してくださっていました。
最初の夜は
夜中から急にだいふくくんが鳴き始め
クレートの中で💩をしたりと
大騒ぎだったので、
出して添い寝してしまいました😭
と報告をくださって。
そうやって報告をくださると
この人なら乗り越えられる。
という手応えがあります。
クレート開始から1週間
だいふくくんの顔つきが変わってきました。
病院でも凛々しい背中を見せてくれました。
これから何があっても
だいふくくんのママは乗り越えられます。
そして
だいふくくんと一緒に
もっともっと楽しく幸せになります。
私たち、ドッグライフコーチは
何より犬がいちばん安心して
安全にストレスのない暮らしができるように
全身全力でお手伝いさせてもらいます。