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【嬉しいと興奮の違い】

犬が尻尾を振っているのを見たとき
あなたは犬の感情がどんな状態なのか知っていますか?

犬が尻尾を振っている状態は何種類かあります。

感情によって尻尾の位置や振り方が違うので
簡単にここで説明します。

【ポジティブな時】
・ハッピー
・社交的
・友好的

この時の尻尾の振り方は

力が抜けてゆったり下がっています。
そして嬉しい時は尻尾の角度は45度くらいになり右左にゆっくりと振ります。
もう少し嬉しくなると、ピンと尻尾をまっすぐに立てて
小刻みにピリピリと振ります。

【ネガティブな時】
・恐怖
・緊張
・ストレス

この時の尻尾の振り方は

怖い時は尻尾を足の間にしまいこんで丸めます。
これは誰もがよく知っているサイン。

背骨に沿った高さでまっすぐに背骨の延長上に尻尾がある。
これも不安や緊張のサイン。

まっすぐにぴん!と立てたまま動かない。
これも緊張と不安のサインです。

そして尻尾を低くしてゆっくり振る。
これが一番危険なサイン。
相手を狙っている状態に近い、恐怖と興奮が入り混じっています。

あともう1つ面白いことをお話ます。

尻尾の振り方ですが右に振る時、左に振る時でも感情が違うと言われています。
ポジティブな感情の時は尻尾を右振り、ネガティブな感情の時は尻尾を左振ります。

言葉で表現するのは少し難しいので
イラストにしたものがありますのでご希望される方はDMでご連絡ください。

1つ注意をしたいことをここに書いておきます。

【嬉しいのと興奮とは全く別物】
犬が嬉しそうにしているのを見て、一緒に遊んであげようという気持ちはよくわかります。
でも、嬉しそうにしていたらそっと頭を撫でてあげるだけでも犬たちは満足。

一番してはいけないのは、興奮させ続けること。

特に活発な犬種や若い犬たちは遊びたいだろうと勝手に解釈をし
どんどん走らせたり、なんどもボールを取りに行かせたり
ヘトヘトになるまで疲れさせれば落ち着くと走り回らせたり。

確かに運動などで体を動かすことで、体力は消耗して体は疲れますが
心の興奮が収まっていなければ、行動はそわそわしたままです。

それよりも静かにリラックスした環境で、ゆったり過ごさせてあげる時間を
持たせてあげること。

特に自分だけの落ち着くスペースがなければ犬たちは常に緊張して、すぐに興奮のスイッチが入ります。
私たち人間ですら、いつ何時誰かが来て何をされるかわからない不安な状態がすっと続いたら
精神的に疲れ、さらには緊張しっぱなしの状態だとおかしくなってしまいます。

1日の生活の中に、オンとオフが人間も必要なように犬たちにも精神的にゆったりできる時間を持たせてあげてください。

それでなくても、人間よりも小さな音が聞こえたり、人間が気づかない気配を感じたりする犬たちは
緊張度は人間よりも高い状態にあるのですから。

犬たちは言葉を持たないために、私たち人間が犬たちの正しいボディランゲージを知ることで
犬たちがよりリラックスした生活を送ることができます。

犬たちのボディランゲージを知ることは飼い主さんにとってはとても重要なことです。

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KCLS Dog service コゾノケイコ
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