犬を守るということ
【犬を守る】
ある日の夕方
うちの子たちを連れて歩いていると
下校する小学生の子達と出会いました。
ほとんどの子は
「触ってもいいですか?」
と聞いてくるけれど
その日に出会った子たちは
「あ!犬だ!」
といきなりバタバタと大きな足音を立てて
走ってきました。
もちろんサリーは
怖くて私の後ろに隠れましたし
コニーはあまり聞こえないので
何が起きてるか感じるのに時間がかかり
子供達が走ってきても動じません。
リリーは子供達が走ってくるのを見ていて
いきなり、私たちの周りをぐるぐると
走り暴れ始めました。
リリーは直接子供たちに対して
感情をむき出しにすることはなくて
でもやり場のない気持ちを
走り回って表現しています。
子供たちはさらに
「ガオ〜〜〜〜〜〜!」
と叫びながらうちの子たちに近づいてきます。
リリーはぐるぐると走り暴れています。
私はその時
「犬たちが怖いって言ってるよ」
と子供達に伝えました。
それでも辞めない子供達に
リリーを指さして
「犬たち、大きな声でがおーって言われて怒ってるよ」
って伝えると
「なんで怒るの?」
と子供達は聞いてきました。
「大きな声で、いきなり走ってきて怖いからやめてほしいって」
ともう一度伝えたら
「なぁ〜んだ」
とそのまま立ち去って行きました。
その後、お預かりの子をつれて散歩に出たら
同じ子たちがまだ歩いていて
大きな声は出さなかったけれど
またバタバタと走り寄ってきました。
お預かりの子たちは小型犬だったので
怖がっていて
私の後ろに隠れていました。
私はまた
「怖いって言ってるよ」
って言ったけれど聞く耳を持たず
近寄ってきたので
「やめてあげて!」
と少し大きめの声で伝えると
はっ!叱られた!
という顔して走って行きました。
犬たちを守るということは
この場で抱っこしてニコニコしながら
立ち去ることではないと私は思っていて
やめて欲しい行為をする相手に対して
はっきりとやめてほしいと伝えること
そのやり取りを
犬たちは見ていて
自分たちを守ってくれたんだと
認識することだと思っています。
日本人特有の
曖昧な表現では
犬たちを守るということは
できないし
犬たちも守られていると感じることが
できない。
だから犬たちは
自分のことは自分で守らなければなくなり
他の人、他の犬、特に子供
オートバイや自転車に吠えかかるという
問題行動につながると感じています。
守ってくれている人が
この人は大丈夫だよ。と言ってくれるなら
安心して近づいていくこともできるのです。
犬たちはちゃんと人を見ています。
自分たちを守ってくれる人なのかどうなのか。
ということを。
犬とただただ穏やかに暮らそう。
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🔷飼い主さんの生き方が変わる
🔷心がするっと軽くなる
🔷犬も一緒に健康になる
🔷犬も一緒に穏やかになる
🔷飼い主さんと犬が繋がる
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小園恵子
私は犬を治しません。
私は犬の味方です。
犬と豊かに穏やかに暮らすためのアドバイザー
飼い主さんのカウンセラー
KCLS Dog Service オーナー
ドッグリトリート
初めて暮らした愛犬ピットブルに
引きずられ、すっ飛ばされ
毎日泣いて暮らしていた生活を乗り越え
どの犬よりも穏やかなピットブル2頭
スタッフィ1頭と暮らす。
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