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人を動かすことのできる、そんな生き方の人が好きだ。

文章を書くのも読むのも得意ではないけども、
急に想いが溢れて文章を綴りたい欲が出ることがある。
その文章を久しぶりに見つけて、
流行りの「note」とやらを遅ればせながら書いてみようと思った。
上記タイトルは10年以上前に書いていたブログのタイトル。
今、この言葉を実感するフェーズに入っている気がする。

2024.05.09


2012.12.03 Monday 溶解


一歩足を踏みだせば、見えなかった景色が目に見えてくるように、
一歩足を踏み出せば、いろんな道や世界が見えてくる。


ちょうど去年の今日、この時間。
ある光景が脳裏に焼き付いて離れない。
あの時 理解した。
本気でやりたい事を志すとはこういうことだと。


京都metro

仕事あがりの強行策。
結婚式の二次会に出席していた友達に途中で抜けてもらい、
強風の中 京都へ車を走らせた。

間に合うか、間に合わないか。
きっと間に合わないけど行きたい!
間に合ったらラッキーということで!!!
そんな条件でも付き合ってくれる友は宝物。


真夜中のライブ。
ダッシュして会場に着いたらちょうど目の前を目的の人たちがステージへ歩いていく。
これはしめた!と花道をついて行きステージ前へ
目の前で憧れのアーティストがいる。
こんなに近くで初めて見た。
歌って演奏して一体これは何だろう。夢なのか?
そう思っていると後ろからもどどどどどーっとアーティストが来た。
囲まれた。囲まれた。これは一体どういった状況なのか。訳が分からなくなってきた。

友が楽しんで踊っている。
私も踊ろう。



楽しい時間はあっという間に終わる。
だけどこのクラブのイベントはまだ始まったばかり。
とりあえず興奮醒めやらぬ私たちは外へ出た。

外にはアーティストが出てくるのを待っているファンらしき人がちらほら居た。
あれが噂の出待ちかな。あれが噂の出待ちかな。
そう頭で唱えながら車に荷物を取りに行った。

しばらくして戻ると先程のファンの人がアーティストの人たちとしゃべっていた。
なんだか不思議な感じがした。
普通に喋っている。


ミッションがあったので私達も人生初出待ちをしてみた。
ミッションの成功を祈りながら、寒いので二人で踊りながら待っていた。
暫くしてさっき出て行ったアーティストさん達が戻ってきた。
すると友がふらふらとそちらへ歩いていき、話しかけた。


ステージや映像でしか観たことの無かった憧れの人たちが、
頭に布を被った落ち着きの無い足取りの酔っぱらいにしか見えない友人の話をとても気さくに聞いて対応してくれた。
私の目の前によく分からない光景が流れていく。

なんか不思議な感覚だ。空間が歪んでいる感覚。



ああ、
ああそうか。わかった。
この人たちはただの人間だ。
しかも世代が一緒の若者だ。
仕事をしながら表現したいものを追求していく。
私と何も変わらない。
なのにこんなにも人を動かせる。
なんてことだ。

頭では分かっていても心ではなかなか解らないものは沢山ある。
その氷が一気に溶け足元に道ができたような。
一歩足を踏みだせば、見えなかった景色が目に見えてくるように、
一歩足を踏み出せば、いろんな道や世界が見えてくる。
人生は動いてこそだ。
それをこの1年間で学んだ。
とても偏った学び方だけども。
動かなくて後悔するよりも、動いて後悔した方がまだましである。



つまりはとても感謝してることを伝えたいのだ。
出逢えた皆様に日々感謝!!






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