私は残酷だった

映画の感想を書いてから1ヶ月、

今日は花束みたいな恋をしたの2度目の鑑賞をしてきました。



その帰りに、


買っちゃいました。




今村夏子のピクニックを…………。



家に帰って爆速で読んだので

忘れないうちに感想を。








まず読んだ感想として

え?まって?どゆこと?

ってなる。最初は。


「私って、今村夏子のピクニック読んでも何も感じない側の人なんだ」って思う。最初は。




ただ、頭から紐解いていくというか、

思い出していくと、

待ってこれ、もしかして…?とだんだん頭の理解が

追いついていって、


薄々勘づいていたけどそういうことなんだな〜とか、


なんか色々気付かされて。




ここからはネタバレになっちゃうんだけど、

(⚠️注意してね❗️❗️)





七瀬はさ、まあ…虚言癖で、





新人はそれを気持ち悪がってるからあの態度で

(まあそりゃあいい歳した女の人が平然と虚言してたら怖いよね)


一件そこが悪意なんだけどさ、




ルミたちは


信じてるふりして影で虚言する七瀬さんを面白おかしくバカにしてて、。




実は新人とも裏でバカにし合ってて、



そう思った瞬間更衣室で歌ったバースデーソングとか



川辺での出来事とか



バースデープレゼントとか、


怖くて、恐ろしくて、残酷で。




不思議な余韻を残しつつ


人間の愚かなところが沢山現れているな…と。






でも私、


新人の悪意や七瀬さんの異常性は感じたものの



ルミたちの悪意は説明を読んでも最初はピンとこなくて。






よーく考えたんですけど、






私もルミたちの中なんだなって。




実は私、中学生の頃に、幼稚園から一緒だった

ハーフの女の子に突然

「私、実は平野紫耀のいとこなんだ」

って言われたことがあるんです。




最初はみんな食いついていたものの

みんな新人と同じ、「あいつの虚言怖くね?」

と次第に離れていきました。



が、私はその子の作り上げるいとこの紫耀くんの話が

面白くて面白くて。



どうやったらこんな嘘思いつくんだろうと

信じてるふりをしてわざとその話を話題に出しました。





私はそれを悪意としてなかったから、

自分自身の残酷さに気付かされて

とてつもなくびっくりしました。






確かに、この話を読んで、

何も感じない人は、



"そういう人"なんだろう。

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