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rakugo1000 (96) : 瀧川鯉昇「ちはやふる」
概要
娘っ子が学校で流行ってる百人一首のうち、在原業平の句「千早ふる 神代もきかず龍田川 からくれなゐに 水くくるとは」の意味が知りたいと言ってきて困った、とこぼす金さん。ご隠居さんに意味を聞きにきたのだが、聞かれたご隠居も実はよくわかっておらず。
とはいえしつこいので「龍田川ってのはなんだかわかるか?」と聞き、そこで隠居さんが出した答えがなんと「モンゴルから来た力士の名前」と…。ようようはなしをきいていくと、ロシアの女の子は出てくるわ、フタコブラクダは出てくるわ…。
今日聴いた噺
19/10/16
林家正楽
瀧川鯉昇 ちはやふる
プチメモ
前々から好きだったけど、最近鯉昇師匠が面白くて仕方ない。よく師匠がおっしゃる「熱演いたしません」がすごく嬉しくなっちゃうというか。肩の力を抜いて、むやみに長い噺はせず、ワハハって笑わせてくれる。あぁ、やっぱり柳昇一門万歳だなぁ。
先日「タバコを吸う仕草をしたら、指をパチンてはじいてそれが痛くて」…と、その後、師匠の噺からはタバコを吸う仕草が全部なくなってんですって。
ちょっとしか落語をきけない日に、鯉昇師匠とか聴くと生きる活力になる。ま、そんなこと、鯉昇師匠は望んでなさそうだけどw
古典なのに古典らしくない入れごとが突飛でも嫌味に聴こえないすごさよ。
ちなみに今日聴いたバージョンでは、吉原は南千住のロシアパブだったし、チハヤニコワにカミヨビッチって女の子の名前w 豆腐屋もモンゴルの豆腐屋のパオとかだし、フタコブラクダまで出てきちゃって。大爆笑でした。