「商い」は七転び八起き
これはヤバい、、、
誰も立ち止まってくれない
なんだったら、こちらを見ることすらしてくれない
はじめて参加した大きいイベント。
ただ立ち尽くしていました。
7月21日に、東京ビッグサイトで開かれた、ハンドメイドジャパンフェスというイベントに出店してきました。
いや〜なかなかに苦戦したイベントでした。
というのも、まずは場所。
壁沿いかつ、ほんとに端の端。
何が問題って、照明が当たらないせいで薄暗いんです。
それに端なので人通りもやや少なかったです。
申し込みが遅かったので、端なのはしょうがないんですけどね。
人通りが少ないといっても、大きいイベントなのでそれなりの人数は通ります。
気になるブースに丸印をつけたパンフレット。それを持った人々が通り過ぎます。
これはまずい。
声かけをしても、止まってくれません。
何か手を打たなければいけないのは明白でした。
立ち止まって見てくれる人を一人でも増やす。
そして、陶器のジュエリーを耳に当ててもらう。
そのために今できる手を打っていこう、そう考えて試行錯誤がはじまりました。
椅子に座って、考えます。
数十分してでてきたアイデアは、ポップに一言付け加えることでした。
これまでの経験から、ポスターに書いてある文字があまり読まれないことは分かっていました。ポスターに「陶器」と書いてあっても、「陶器なんですよ」と声がけすると驚かれることが多かったからです。
今回は、手書きのポップを用意していました。
目につきやすくなったとは思いますが、まだ足りない。
そこに一言だけ加えます。
「めずらしい!?」
恥ずかしさもあったんですが、見てもらえないことには、はじまりません。
効果がなかったら、取り下げようと思いました。
たった一言。
ですが、立ち止まってポップを見てくれる人が増えました。
10人に1人はポップを見ていることが分かります。
よしっ!
小さな手応えを感じつつ、次の課題に向き合います。
お店の前まで来てもらい、陶器のジュエリーを見てもらう。
いろんな声かけを試しましたが、
「よかったら見ていってください」の声かけ+手でお店を指すジェスチャーをする、この声かけが効果的でした。
立ち止まってくれた人のうち、3人に1人くらいは見てくれるようになりました。
あともう少し。
陶器の魅力は、実際に耳につけたときに発揮されると思っています。
肌なじみがよく上品にみえること。
耳に当ててから、買うかどうかを決めてほしい。
その日は、大ぶりな花びらのピアスをつけていました。
前回の出店で、「つけると感じが違う」とのコメントをもらっていました。
過去のコメントを参考に、
「わたしがつけているピアスのように、実際につけると感じが変わります。ぜひ耳に当ててみてください。」と声がけをしました。
そうすると、気になるものがある人は、耳に当ててくれました。
そこまでしてもらえれば、あとは好みです。
買ってくれたら嬉しいけれど、ドンピシャで好みのものじゃないと購入が難しいのも事実です。
いつかその人の好みのものがでたタイミングで購入してほしいな、と思いつつショップカードを渡します。「いつか買いたくなるようなものを作るからね」という、頑張ろうという気持ちもわいてきます。
ここまで読むと、売れたのかな、と思うかもしれません。
結果は、ほとんど売れませんでした。
大赤字ではないですが、まあまあな赤字です。
でも作品作りとは別に、商いに手応えを感じたイベントでした。
今回のイベントから見えたことは、作ったものを見てもらうには試行錯誤が大事、という他に、次の制作への指針もありました。
お店の前まで来て見てもらったものの、耳に当ててもらえないことが多くありました。それは、望むデザインがなかったからだと思います。
わたしが制作するときは、友人やかつての職場の上司など、具体的な人を思い浮かべて作っています。これまでは、20代〜40代に向けてデザインをしていました。
今回、マダムが多く立ち寄ってくれたものの、マダムを意識したデザインがないので、去ってしまう人がいたように思います。
マダム向けのデザインを考えてみようと思います。
そして、ポツポツとですが、男性も立ち寄ってくれました。
紺色のピアスに惹かれるようですが、女性向けのデザインになっています。男女関係なくつけれるユニセックスなデザインも考えたいです。
今回のイベントも奮闘していました。
この試行錯誤は終わりそうにありません〜。
レイアウトも毎回アップデートしているので、立ち寄って変わりぶりを見ていただけたら嬉しいです。
次回のイベントは9月なのですが、まだ受理されていないので決まっていません。
決まり次第、お知らせしますね。
お読みいただき、ありがとうございます。
次の記事でお会いしましょう。
またねー!