「いつまでもいちばん幸せ」を探しに行ったら、私のウェルビーイングが新しく始まった
今年の7月に、学生時代とてもお世話になった方と偶然再会しました。再会した夜に「久しぶりにお会いできて嬉しかったです」とLINEをしたら、こんな温かなメッセージをいただきました。
昨年末の怪我をはじめ健康であることの大切さを痛いほど知り、昔から朗らかだねっていろんな人に言っていただくこともあり、いただいた言葉の通りになれたらいいなと思いました。しかし、「幸せ」についてはあまり考えた記憶がなく、「いつまでも一番幸せで」のフレーズに触れた時、自分の身体に稲妻が走った感覚がありました。
思えば、これまで生きてきて、自分の幸せより他人の幸せを優先しがちでした。「私だけが幸せになっていいんだろうか」と幼き頃からそこはかとなく抱いていた気持ち。この一言のメッセージで、「あぁ、自分が一番幸せでいいんだ。自分が思う『一番の幸せ』追求してもいいんだ」と、何か自分の中の枷が外れたような気がしました。
とは言っても、そんなことを深く考えたことがない私が「いつまでも一番幸せで」をひとりで追求するのには限界があるような気がし、コミュニティか何かの力を借りた方がいいなと感じていました。
そんな時に、あまりにもジャストタイミングで、ウェルビーイングスクールFOLKEの募集の案内をInstagramで見かけました。
FOLKE以外にも検討していたコミュニティや講座がいくつかあり、迷いに迷いましたが、これまで出会ったことがなさそうな学びや人がいそうなコミュニティがFOLKEだったので、思い切って飛び込んでみました。
FOLKEは「ほんとうの自分を取り戻し、ほんとうの自分を応援し合える場所」
FOLKEに入っていちばん最初のオリエンテーションで主宰の桜子さんに、FOLKEがどんな場所であるかを教えてもらいました。
そんなFOLKEのカルチャーを心に留めて3ヶ月、様々な立場やバックグラウンドを持つ5期のメンバーと共に、アカデミックでファクトに基づいた幸福学を学びながら、様々な問いについて対話を繰り返しました。
どの時間にも場所にも講義にもジャッジはなく、ただありのままの自分を置ける場所で、とことん自分自身との対話に加えて、同期との対話を通して自己理解を深めていく時間でした。
問いの内容によっては、自分のつらい過去やペインに向き合う必要があるものもありましたが、その経験から自分がこれから生きていきたい世界や価値観、大切にしたいことのかけらがたくさん見つかったり、改めて認識できる時間でもありました。
3ヶ月FOLKEで過ごして得た、3つの気づき
FOLKEでの3ヶ月を経て「これからどんな自分で どんな人生をクリエイトしていきたいですか??」という卒業発表の課題をもらいました。
5期の講義最終日の10月30日、その時に発表したことに加えて、講座が終わって落ち着いて振り返りをする中で、発表しきれなかったことや、気づいたことも含めて書き記します。
スライドに載っている青い絵については別でnoteに書いたので、興味ある方はぜひ読んでみてください!
①私の確固たるスピリット・軸が定まったこと
とりわけ「いつまでも一番幸せで」にフォーカスしてFOLKEに入ったけれど、このメッセージこそが、私がありたい姿・目指したい理想そのものすぎたことに気づきました。大切な方からいただいた言葉をありがたくそのまま使わせていただくことにして、さらに自分が目指したいキーワード「聡明」を付け加えています。
この「聡明」という言葉、どこからインスパイアされたのか今も記憶を辿っている最中なのですが……言葉の意味や漢字を見ても、生成された絵に当てはめても違和感は全くなかったので、伸びやかで健やかな人を目指していきたい気持ちです。
自分のことはわりと理解している実感はあったのですが、いざ自分の軸や在りたい姿を様々な場所で問われても、スッと出てきませんでした。FOLKEで自分が大切にしたいスピリットや軸を明確にできたことは思いがけない収穫でした。どこへ行っても「これが私です!」と言える自信がついたと感じています。
②「自分がいちばん幸せ」を目指すために、これからも意識していきたいことが明確になったこと
正直、FOLKEを卒業したからといって「いちばん幸せだ!」とまだ自信をもって言えないなって感じてます。なぜなら、まだまだ「自分の内側の声や感情、気持ちに意識を向ける訓練が足りていない」から。
私はどちらかというと思考優位で、起こった物事への意味づけをすぐしてしまうし、感情すらも事象として処理してしまう。その結果何が起こるかというと、感情が置いてきぼりがちになるのです。
講座の中で、コーチングの機会もあったのですが、その時にコーチの方にこんなアドバイスをいただきました。
感情を置いてきぼりにした代償を数々経験している過去の自分と重ね合わせても、もっとここに意識を向けていきたいなと素直に思えたのです。
ポジティブな感情でもネガティブな感情でも「感情に浸り、味わう時間も必要(引きずりすぎは良くないんだろうけど)」で、「具体的にどう感じるのか、なぜそう感じるのか」の訓練は、FOLKE卒業後もしばらくは自分の課題だと思っています。
自分の幸せをいちばんに考えられるのは自分しかいないことにも気づいたので、まずは自分を大事に、満たすことに意識を向けていきたい。些細なことでも内側の声や心、感情に意識を向け聴いていくことを今後も積み重ねて、「いちばん幸せ」な自分を目指していきたいです。自分を大事にすれば、周りも自然と幸せになると思うので、周りの人も一緒に幸せにしちゃうくらいの気持ちで日々自分と向き合っていきたいです。
③自分と周りの人を応援し合いたい気持ちがますます強くなった
とある日の講座の中で「みんなが壮大なストーリーの中で生きていて、時代と共にストーリーは変わっていく」という話がありました。
この話への深い納得と共に、昔同じ職場だった先輩の顔を思い出しました。根は優しいけれど気分屋な一面もあり、無意味に怒鳴られることもありました。ある時、怒鳴ったことを謝りにきた事があって、その時に「自分は怒鳴った時にこう思っていた」「俺はこういう気持ちで仕事している」と話してくれたことがありました。「先輩がこんな気持ちや想いで仕事をしているなんて知らなかった、これまでの経験や生きてきた時間の積み重ねあっての今なんだな」と感じて以来、目の前の人が過ごしてきた時間や歴史、ルーツに少しずつリスペクトの気持ちと想いを馳せるようになりました。
FOLKEの受講前から「全ての挑戦に寄り添い、応援し合いたい」を自分のミッションに掲げていましたが、周りの人が生きる、描くストーリーの美しさや尊さ、煌めきに想いを馳せ、応援し合いたい気持ちがますます強くなり、その気持ちを再確認する事ができました。
「今の自分に素直になれる場所」を新しく持てたFOLKEに感謝
FOLKEはジャッジもなく、ありのままで自然体の自分を誰もが受け入れてくれて、いつだって「今の自分に素直になれる」場所でした。
そんな環境だったからこそ、3ヶ月自分と向き合う事ができて「いつまでもいちばん自分が幸せでいるため」の土台や考え方を整える事ができたと思っています。
「いちばん幸せ」のゴールはなく、今の自分にとって、未来の自分にとっての「いちばん幸せ」を意識していけば、自ずと「いつまでも自分がいちばん幸せな状態」でいれるんじゃないかなと思っています。
そのためにも、やってしまいがちな感情を置いてけぼりにしないように、感情や気持ちにも心にも意識を向けることを忘れないこと。自分を満たすこと。日々自分の気持ちに丁寧に向き合っていきたいです。
FOLKEで、「いつまでもいちばん幸せ」を探しに行ったら、自分なりの解を見つける事ができて、私のウェルビーイングがここから新しく始まっていきそうです。
桜子さん、ほっささん、運営の皆さん、5期の皆さん、学び深い時間をありがとうございました💐