チーム別分析2022 New Orleans Saints
2021年総括
Drew Brees引退により、長らく続いたオールイン体制が終了し、ベテランにカットとリストラクチャーを次々と行いました。
先発QBにJameis Winstonを据えてスタートしましたが、シーズン早々にACLを断裂してしまいます。しかしQBがTrevor SiemianとTaysom Hillにも関わらず9-7で最後までPO戦線に絡みました。
ディフェンスも一時期の厚みは失ったものの、それでもCam JordanやMarshon Lattimoreを中心に充分な強度を見せました。
しかし、オフシーズンに躍進の立役者であり、長年チームを牽引したSean Paytonが勇退。DC Dennis Allenが昇格しました。自転車操業ゆえの巨額のデッドマネーに不安定なQBたち、更には来年のドラフト1巡はなしと厳しいシーズンになりそうです。
主なFA
・QB Jameis Winstonと2年28Mで再契約
・SS Marcus Mayeと3年22.5Mで契約
・LT Terron ArmsteadがMIAへ5年75Mで移籍
・FS Marcus WilliamsがBALへ5年70Mで移籍
Williams, ArmseadのFA市場の目玉は移籍しました。代わりにNYJで一瞬凄かったMayeを獲得しています。QBは昨年に引き続きWinstonです。先発で年14M程度の契約は安いですね。彼が当たればよし。だめならドラフトでしょう
現時点でのロスター
ドラフトニーズ
優先度高: WR, LT, SS
優先度低: QB, DT
来年のドラフト指名権をPHIに指名して、今年のドラフト指名権を2つに増やしています。恐らくLTとWRの指名に使うのでしょう。QBは無いと思います。SSは2日目で先発候補を探したいですがMarcus Williamsのように1年目からしっかり活躍する選手を指名するのは非常に難しいでしょう
DTは層が薄いため、補強候補になってきます。QBはタイミング次第ですが、再来年以降に1巡使うべきではないでしょうか。
まとめ
オフェンスの目標はせんじゅつKamaraからの脱却です。WR Michael Thomasは果たして復活出来るのか？もポイントですね。年20M払ってずっとIRはきついです
ディフェンスは若手が伸びてこないと2~3年後にかなり厳しくなります。DE Payton Turner, LB Pete Warner, CB Paulson Adeboなどさくねんのドラフト組に期待がかかります。
NO最大の損失はHC Sean Payton引退なので、今年ガクッと成績が落ちても驚きはないです。逆にPO進出しても驚きはなあいです。選手層は厚いので。そういう意味では振れ幅が大きく注目のチームと言えます