チーム別分析2022 Cincinnati Bengals
2021年総括
2年前の勝率最下位からSB進出まで一気に駆け上がりました。その原動力となったのはやはりQB Joe BorrowとWR Ja'Marr Chaseですね。彼らの安定していて、かつ高出力のプレイで勝ちを拾ってきました。
SBまで出ての課題はOLでした。POの時点で問題は明らかでしたが、シーズン最終盤の短期間で改善は不可能でしたね。FAでは実績のあるOLを複数人補強しました。
ディフェンスは非常に良かったです。ユニットとして11人が結束した強さを見せました。これ以上を求めるならば、違いを生み出せるスター選手が必須になります。現状はFS Jessie Batesのみですが、あと1~2人増えれば最強のディフェンスとしてリーグに名を馳せるでしょう
主なFAでの動き
・OG Alex Cappaと4年35Mで契約
・OT La'el Collinsと3年21Mで契約
・C Ted Karrasと3年18Mで契約
・TE Hayden Hurstと1年3.5Mで契約
・TE C.J.UzomahがNYJと3年24Mで契約
OLを3人獲得しました。OLのパスプロテクションが良ければ昨年のSBは勝てたのに…そういう自信の表れでもあると捉えることが出来ます。また長年チームを引っ張ってきたTE Uzomahが移籍し、Hurstを獲得しました。彼がどれだけUzomahの役割を埋めれるかが鍵です
現時点でのロスター
ドラフトニーズ
優先度高 DE, DT
優先度低 CB, S
1巡はDLを取るべきです。というのも、CINのドラフト上位はオフェンスにかなり偏っています。1巡で最後にディフェンスを指名したのは、2016年のCB William Jacksonまで遡ります。それ以降の5年間は1巡全員オフェンスです。また、2巡以降の多くのピックもオフェンスに費やしています。そろそろディフェンスの層を厚くする時期でしょう。
1巡でDLを推す理由は、4-3においてDLが成否を握る重要なポジションだからです。DLの弱い4-3のチームはインパクトを失います。CINのDLは弱くないですが、強くもないです。DE Sam HubbardやDT B.J.Hillが3番手となる層の厚さになれば、より強力な守備を形成できるでしょう。
CBとSは再来年以降を見越しての補強ポイントです。SS Vonn BellやCB Eli Appleなどのベテランからの世代交代を狙ったものになりますが、Joe Burrowがルーキー契約のうちに勝とうと考えるならば、これらのニーズは無視すべきでしょう。
まとめ
1,2巡ともにDLに使っても良いくらいです。Sam Hubbardがローテーションの2番手で出てくるのと、3番手で出てくるのでは意味合いが違います。FAでOLを獲得したからこそ、ドラフトはディフェンス強化を志したいですね。
DEとDTどちらを取るかは定かではないですが、ジョージア大のDT Devonte Wyatt, DE Travon Walkerはそれぞれ候補に挙がってくると考えています。前者はパスラッシュの強力なDT、後者はフィジカルフリークのDEです。31位という位置はドラフトが非常に難しいですが、上手く立ち回りたいです