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チーム別分析2022 Minnesota Vikings


2021年総括

   戦力の観点からはPOを戦えるチームでしたが、チーム全体として上手く噛み合わず負けが嵩み、PO進出は叶いませんでした。
   WR Justin Jeffersonは2年連続で1,400ヤード超えの大活躍でした。QB Kirk CousinsはINTが前年から減ったものの、TDも減り迫力を失いました。
   守備はDLが上手くはまりませんね。NT Michael Pierceは完全な期待はずれ、年齢の嵩んだEverson GriffenにDanielle Hunterは怪我で離脱となりました。


主なFA

・DE Za'Darius Smithと3年42Mで契約
・NT Harrison Phillipsと3年19.5Mで契約
・2年10MでLB Jordan Hicksを獲得

・TE Tyler Conklinが3年20.25MでNYJへ
・SS Xavier Woodsが3年15MでCARへ
・C Mason Coleが3年15.75MでPITへ

   基本はマイナーチェンジに留まりました。最も痛いのはLB Anthony Barrがチームを離れたことでしょうか。Eric Kendricksと長年チームを支えてきたコンビです。Jordan Hicksはまたタイプの違うLBなので、新しいコンビがどのような形の関係性を築くか注目したいです。
   

現時点でのロスター

Minnesota Vikings Roster(2022/04/29)



ドラフトニーズ

優先度高: CB, OG
優先度低: OLB, S, DE

   最大のニーズはCBです。枚数も足りませんですし、大ベテランPatrick Petersonも年齢の影響もありパフォーマンスを落としています。数年来のニーズなので1巡を使うことも考えられます。
   逆に上位指名権を使いにくいのがOLです。MINはOLに高順位を使ってきた過去があり、今後のサラリーキャップを考慮すると、OL指名を上位で連発するのは避けたいです。
   Sは12位に見合う選手がいません。Kyle Hamiltonが落ちてこない限りは2巡以降です。こちらは少し贅沢な上位指名なので、よりチームが必要とするポジションが優先されるかもしれませんね


まとめ

   MINの真の問題はKirk Cousinsのパフォーマンスです。年平均35M全額保証での2年の再契約が締結されたので、交代はないんですけどね。全額保証は総額を抑えるための方法だったのですが、それでトップクラスのサラリーになるのであれば、デメリットが勝りますね。本末転倒です
   QBが変えられない以上、QBに頼らず勝てるチームを構築する必要があります。4巡以降から先発、そしてプロボウルに選ばれるような選手が出てこないと厳しいですね。今後は3日目で指名した選手にも注目です

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