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チーム別分析2022 Buffalo Bills

2021年総括

   13 seconds。それがBUFがAFC決勝までに必要だった残り時間でした。残念ながらKCに敗れたものの、調子が悪い中でも勝てるチームになったことを確認できたシーズンでした
   オフェンスはQB Josh Allenが序盤は不調でした。いきなりPittsburgh Steelersに敗れ、その後も不用意なINTが見られました。しかし、POに入るとほぼ完璧な内容で相手を圧倒しました。KCとの死闘では、絶体絶命のピンチを何度も救いました。WR Gabriel Davisに覚醒の兆しは見えましたが、Cole BeasleyやEmmanuel Sandersといったベテラン勢は散発的な活躍に留まりました。
   ディフェンスはリーグベストの失点数でした。喪失ヤードも少ないですが、TDではなくFGで抑えることができるユニットでした。選手の個の力よりも、ユニットとして機能していました。
   来シーズンの目標はSBになります。そのために必要なのはOD共にインパクトプレイヤーです。ディフェンスならばEdge、オフェンスならばWRが該当するのではないでしょうか。ドラフトも即戦力狙いでの強化がメインになると考えられます


主なFAの動き

・OLB Von Millerと6年120Mで契約
・DT Da'Quan Jonesと2年14Mで契約
・DT Tim Settleと2年9Mで契約
・OG Rodger Saffoldと1年6.25Mで契約
・DT Jordan Phillipsと1年5Mで契約
・TE O.J.Howardと1年3.5Mで契約
・WR Jamison Crowderと1年2Mで契約

現時点でのロスター


ドラフトニーズ

優先度高 OG, CB
優先度低 WR, RT

   とりあえず先発に不安の残るRG, NBは補強の候補になるでしょう。昨年前半の不調はOLのパフォーマンス不振も関係ありました。ここまで期待外れのCody FordをまたRGの先発にするのか、新しく取るのか重要ですね。LG Saffoldも怪我が多く、かつ高齢なので後継者候補をドラフトするのは理にかなった選択肢でしょう。CBはゾーンカバーも多用するため、必ずしも上位である必要はありません。
   WRはエースになれる逸材だけが求められます。Stefon Diggsはいます。Gabriel Davisもいます。しかし、彼らと肩を並べるWRがもう1人いれば更に強いオフェンスになります。DiggsやDavisがZやスロット向きなので、Xに入れるフィジカルの強いWRが理想的ですね。RTはSpencer Brownをどれほど信頼してるかで変わります。WRもRTも贅沢な補強ポイントではあります


まとめ

   昨年悔しい負け方をしたことで、チーム史上初のSB制覇への思いは余計に高くなったと思います。そのためにプレミアムなDEであるVon Millerを獲得しています。これだけでも本気度を伺うことが出来ます。昨年の反省から徹底的に欠点を補う補強をしています。彼らが健康でシーズンを過ごせば、SB制覇の有力候補でしょう
   ドラ1は難しいですね。OG Kenyon Green(テキサス農工大)やZion Johnson(ボストンカレッジ)でも良いと思います。ここ数年は守備に投資しているので、攻撃側への投資になるのではないでしょうか。WR Drake Londonが落ちてきたら最高ですが、たぶん無理です
   ここ数年はスケールの大きな選手を中心に指名してきましたが、今年は1年目から最低でもローテーションに入れる即戦力タイプを取るでしょう。

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