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ワンピースカードプレイヤーによるポケモンカードすすめ


アイスエーーーーイジ(子安ヴォイス)


どうもKCです。
普段ワンピースカードをやっています。
前はポケモンカードもやってましたが、最近の環境はおもしろそうだと思い復帰しました。

ここではワンピースカードやってるけど、ポケモンカードやったことない、でも興味があるという方や復帰したいという方にワンピースカードとの違いや、おすすめの環境デッキなんかを紹介したいと思います。
これを機にポケモンカードやってみようという方が増えてくれると嬉しいです。

全文無料です

前置き


ポケモンカードエアプの僕が復帰して1週間、10試合くらいしたのとYouTubeやTwitterで情報収集した結果をまとめたものです。参考程度にお願いします。

間違っている点や質問は僕のTwitter(@kcpiratealt)までお願いします。

基本的なルールはYouTubeや公式サイトで見るなり、誰かに教えてもらうなりして自分で調べてみてください。
ここではルールがわからない人でもわかりやすいように書きます。


自己紹介

ワンピースカードは2023年7月から始めたのですが、その前はポケモンカードやってました

実績としては
ワンピースカードは
フラッグシップバトル優勝3回
エリア予選 完走2回

ポケモンカードはしょぼいのですが、
CL横浜5-3
(エリア予選みたいなもん5勝するとプロモもらえる)
シティリーグベスト8
(フラシみたいなもん、予選とトナメがある、しかし勝っても何ももらえない)

ワンピースカードとポケモンカードの違い

ワンピからカードゲームを始めた方も多いと思いますが、僕は初心者がカードゲームやるならポケカを推奨してました。

しかし、最近のポケカの環境はかなり複雑化しており、脳死で殴るのではなく、殴れるけど殴らない方がいいことが多いという縦置きみたいな風潮があり、カードゲーム初心者にも気軽におすすめできなくなりました。
だからこそワンピをやってる方には新鮮ながら、ワンピでの知識も活かせておもしろいと思います。

カードパワーが異常


サンジのピラフが強いと思ってるみなさんこのカード見てください

このカードは手札1枚でも使えます
つまり手札が1枚から7枚になります
10カイドウもびっくりのぶっ壊れカードに見えますが、このカードはどのデッキでも絶対使うカードというわけではなく、入るデッキには入るけど、入らないデッキもあるようなカードです。

ポケモンカードはアドバンテージ(お得)の塊なのかと思ったところでこちらのカードご覧ください

手札3枚使って1枚を加えてるので2枚のディスアドバンテージ(損)です
ですがこのカードはほとんどのデッキに入る、先ほどの博士の研究よりも超汎用カードとなっています。

ハイパーボールで手札を捨てて、ポケモンをサーチしてそれを展開しつつ、手札が減ったところで博士の研究で手札補充
のようにポケカはディスアドカードと爆アドカードの組み合わせで進行します。

他のカードゲームと比べると感覚がバグりそうになりますが、ポケカはポケモンを展開する、エネルギーを付ける、場合によっては進化させるなどそもそも殴ることに要求があるカードゲームなので、このくらいのカードパワーがないと成立しないのです。

手札干渉の存在


存在悪

4プリンで嫌な思いをした方はたくさんいらっしゃると思います、安心してください。
ポケモンカードではどのデッキにも4プリンが入ってます。誰もが4プリンを撃たれる側であり、撃つ側なのです。



サイドデッキというのはワンピでいうライフのようなものなのですが、ポケカはワンピと逆で相手を倒すとサイドから手札に加えます。そしてサイドを0にした方が勝ちです。

つまり勝ちに近づけば近づくほど、このカードでハンデスされるわけです。
このカードで手札が10枚から1枚になることもざらにあります。9ハンデスはやばいですよね

デッキ構築が幅広い


先ほどから汎用カードという言葉を用いてますが、ポケカにはワンピのような色の概念はありません。デッキ構築時に使用できないカードというのはなく、レギュレーション内のカードは全て使用可能です。
ゆえに1つのデッキでも多彩な型や細かい枠の違いがあり、そこにはプレイヤーの個性や好みが出ます。

その中でも重要なのはエーススペック枠です。
超強力な効果を持つ代わりに、すべてのエーススペックの中からデッキに1枚しか採用することができません。

ハイパーボールの手札コスト不要版


序盤からハンデスできるナンジャモ


エーススペック枠に何を採用するかでデッキの方針や、パワーが変わるのも構築段階でのおもしろさです。

レギュ落ちの存在


ワンピにもそのうちあると噂されていますレギュ落ちがポケカでは日常(?)です。
ポケカでは基本的に1年に1回、レギュ落ちがあり常に3年分のカードが使えるように調整されます。
毎年1月が恒例で、次の1月で2022年に発売されたカード(レギュF)は使用できなくなります。

今年頭のレギュE落ち

しかしこれはスタンダードレギュレーションの話で、エクストラレギュレーションでは過去のカードほぼ全てが使えるため、異次元のコンボやドッカンバトルが楽しめます。
メジャーなのはスタンなのでスタンから始めることを推奨します。エクやってる人はポケカプレイヤーの中でもマイナー寄りです。

後で紹介する環境デッキの中には2022年に発売されたレギュFのカードが主体のデッキもあり、そういうデッキは1月には使えなくなってしまうため非推奨です。

使えるカードが大幅に減ってしまうのは寂しいですが、苦手なデッキやカードが消える喜びや環境が変わることによる楽しさもあります。

レアリティが多彩


ポケカはとにかくレアリティ種類が豊富です。
博士の研究やボスの指令のようなレギュ落ちのたびに再録されるため、実質いつでも使える基本カードはいろんなイラストがあり、自分のお気に入りのキャラや思い入れのある作品で統一するのも楽しいです。


僕は世代的にダイパキッズなのですが、ナナカマドのイラストが微妙なので、BWのアララギ博士とゲーチスで統一しています。
ポケモンもいろんなイラストや、年末のハイクラスパック(ワンピでいうThe Best)では、新規イラストや色違いでポケモンが再録するため、プレイヤーのこだわりが出せます。

後に紹介する環境デッキのサンプルリストではレアリティにこだわっているリストも多いため、わからないカードは聞いていただければ回答します。

色違いリザードン


色違いサーナイト

逆転要素が豊富


今のポケモンSVシリーズのテーマは「逆転」です。
後半やサイド数が負けている状況でのみ使える強力なカードが多数あり、これは負けたなー…という状況から逆転勝利することも多いです。

前の環境はガンガン殴って、サイドレースを先行して攻め切るだけで勝てることが多かったのですが、今はアグロすると後半捲られやすいため、殴れるけど殴らないみたいな選択肢も生まれます。
ワンピでいうとライフ差1-5からの逆転が普通に起こりやすい環境なのです。

プレイングの幅

ポケカはワンピのようにドン制度がなく、1ターンにできることが非常に多いです。サポートカードや攻撃は1ターンに1回なのですが、グッズは無限に使えるため、1ターンにできることが多いです。

またカウンターやトリガーなどでこちらの動きを邪魔されることもありません。
だからこそ自分のターンに何をするかがとても重要になるのです。

イメージとしては詰将棋のような感覚で、次のターンに勝つ盤面、相手のターンで負けない盤面を作る意識が大事です。
プランを立ててそれを逆算して遂行する必要があるため、ゴールへの明確なイメージが要求されます。
これはワンピにも精通する部分があり、ポケカをやることでワンピの上達にもなると思います。

逆に相手とのカウンターによるやり取りがないため、プレイングでブラフを貼れるポイントは少なく、トリガーによる最後のドキドキ感などもないです。

環境デッキ紹介

現在の環境はこんな感じだと認識してます

tier1 タケルライコex リザードンex ルギアVstar ドラパルトex

tier2 レジドラゴVstar サーナイトex テラパゴスex

tier3 ソウブレイズex 古代バレット カビゴンLO

その他にもいろんなデッキが活躍する、ワンピと同じ雑多環境となっています。

その中でもVstarのデッキは前述した1月から使用不可になるレギュFに該当するため、非推奨です。

ここでは個人的におすすめのデッキを
強さ
扱いやすさ
値段(安さ)
の3項目を5段階で評価します。
参考にしていただけると幸いです。

ただし一番は好きなポケモンを使うことだと思います。この中に好きなポケモンがいればよし、好きなポケモンを教えていただけたら、そのデッキを考えることも可能なのでご連絡ください。

tier1

タケルライコex+オーガポンみどりのめんex



通称ライコポン

強さ5
扱いやすさ4
値段2

先日のCL東京でも優勝した現環境tier1デッキです。
オーガポンexの特性みどりのまいで場にエネルギーを貯めて、タケルライコexの技きょくらいごうで大ダメージを狙うデッキです。
ライコにはオーリム博士の気迫でエネルギー加速ができるため、後攻1ターン目から210オーバーの火力を出すことも可能。

攻撃に特化しており、ダメージ計算の基礎なども学べて今後もtier1として活躍し続けることが予想されるデッキなので、個人的には今からポケカ始める人にはおすすめしたいデッキです。

サンプルリスト:CL東京優勝

リザードンex



強さ 5
扱いやすさ 3
値段 4

リザードンがかっこよくて後半に大ダメージを出せる反面、繊細なデッキでもあり、緻密なプラン立てが要求されます。
攻守のバランスに優れており、今後もtier1が予想されるため、ライコポンと同じくらい初心者におすすめしたいデッキです。

後述しますが、リザードンexは公式が構築済みデッキを発売しているため1からでも組みやすいと思います。

サンプルリスト:シティリーグ優勝

ドラパルトex



強さ 4
扱いやすさ 2
値段 3

ドラパルトexは技ファントムダイブにより相手の場にダメカンを貯めて、後半一気に回収して追い上げるテクニカルなデッキです。
今流行りのヨマワルを破壊できる点、ドラパルトの進化前のドロンチの特性ていさつしれいにより、中盤の動きが安定しやすい点があります。

ドラゴンタイプは弱点がなく、高い耐久でワンパンされにくいというのも利点です。

最近はヨノワールラインを採用したボム型が一般的なのですが、ピジョット型やネイティオ型など、さまざまな型があり今後も構築に変化がありそうです。

サンプルリスト:ドイツドルトムント優勝

サーナイトex



強さ 3
扱いやすさ 2
値段 4

サーナイトexはサイコエンブレイスが通常1ターンに1回、手札から付けることができるエネルギーを、トラッシュにあるだけ無限に加速できるというぶっ壊れ特性。
ダメカンが乗るというデメリットをサケブシッポやフワンテのカウンター系の技で相手に跳ね返すことで小型からの大ダメージが見込めます。
こちらも進化元のキルリアがリファインというドロー特性を持つため、中盤の動きが安定しています。

後半逆転系のデッキであり、ダメージのプラン立てやトラッシュのエネルギー枚数管理などが難しく、プレイング難易度は少し高いです。

シティリーグベスト4

ソウブレイズex

強さ 3
扱いやすさ 5
値段 4

ソウブレイズexの技しんえんほむらによりトラッシュのエネルギー枚数に応じた青天井の火力を出すことができます。
ひたすらエネルギーをトラッシュに貯めて大ダメージを出すアグロ系のデッキで、やることは非常にシンプルです。
何も考えずに大ダメージを出したい人や脳筋アグロしたい人におすすめです。

執筆時点で構築の型が定まっておらず、今後も研究が進むデッキです。
こちらもリザードンと同じく構築済みデッキが発売されているため、組みやすいと思います。

サンプルリスト:シティリーグベスト4

古代バレット



強さ 3
扱いやすさ 3
値段 4

バレットという言葉はワンピプレイヤーには聞き馴染みがないかもしれませんが、シルバーバレットという相手に合わせてアタッカーを使い分けるデッキの総称のカードゲーム用語です。
(ちょっと前に山川さんが黄マムのことを銀弾マムと称してたのはこれです)

トドロクツキ、ハバタクカミ、イダイナキバ
コスパ良くダメージが出せる古代パラドックスポケモンを相手に合わせて使い分けるデッキです。

これまで紹介したデッキは全てexポケモン(スペックが高い代わりに、倒されるとサイドを2枚取られる)だったのに対して、非exポケモンで構成されるため小型でちくちくしてサイドレースで有利に立ちやすいです。

シティリーグベスト4

備考:ヨノワールライン

先ほどからヨノワールラインという言葉を用いています。
◯◯ラインというのはポケカ用語でそのポケモンの進化系統のことです。
リザードンラインといえば、ヒトカゲ、リザード、リザードンのことです。

今環境ではヨノワールラインが大暴れしており、環境デッキはヨノワールが入ってるかそうでないかとまで言われています。


この特性カースドボムがとんでもなく強いわけです。
自らを気絶させるため、相手にサイドを取られてしまうというデメリットがあるのですが
前述した通り、近年のポケカのテーマは「逆転」サイドが負けていると◯◯みたいな効果を、カースドボムを使うことで能動的に発動できるわけです。
なぜか押している側が負けているかのような演技をして逆転カードを使えるようになります。

また本来は1ターンに1回の技でしか、相手にダメージを与えられないはずなのですが、この特性で足りない打点を補ったり、相手の小型を狩り尽くしたり、とにかく使い方が多彩で無限の勝ち筋を生み出すことができます。

ポケカを始めたり、復帰したりする方はヨノワールの相手をしたり、使ったりすることに頭を悩ませると思いますが、使いこなせるととてもおもしろいパーツなので頑張りましょう。

おすすめの商品

最後に初心者におすすめの商品を紹介します。


デッキビルドBOX ステラミラクル



テラパゴスexが表紙のステラミラクルのパックと色んなデッキで使える汎用カードがたくさん入ったセットです。
重要なカードが2枚しか入ってなかったりするので、余裕があれば2セット購入がおすすめです。
ストレージbox、ダメカン、基本エネルギーなど対戦で使えるアイテムも入っているため1からポケカを始める方にはおすすめです。

ナイトワンダラー


パック剥きたいけど、どれ剥いたらいいのかわからない…
そんな方にはナイトワンダラーがおすすめです。

現環境必須レベルの汎用システムポケモンキチキギスex
ポケモンかエネルギーをトラッシュから回収できる汎用カード夜のタンカ
そして前述した環境最強ぶっ壊れバカカードヨノワールラインが収録されているため、ナイトワンダラーを買っておけば、出たカードがいつかデッキ構築で役立つかも知れません。

その他にもライコポンが組みたい方はオーガポン みどりのめん exが表紙の変幻の仮面もおすすめです。

バトルマスターデッキ リザードンex/パオジアンex




バトルマスターデッキという、これまでなかったタイプの構築済みデッキで、ここでは紹介しませんでしたが、これも強力なパオジアンとリザードンのデッキです。
汎用カードがたくさん入ってるので、リザードンかパオジアンを作る方にはおすすめです。

スターターセット ソウブレイズex/ニンフィアex




執筆時点での最新商品です。
ニンフィアexは紹介しませんでしたが、どちらにも唯一のエーススペックカードも収録されており、ソウブレイズかニンフィアを組む方にはおすすめです。

超電ブレイカー



10/18(金)発売の新商品です。
表紙のピカチュウexがかなりおもしろい性能をしていて、環境入りも全然あるのでピカチュウが好きな方にはおすすめです。

さいごに

ここまでご覧いただきありがとうございます。
ご指摘やご質問は僕のTwitter(@kcpiratealt)までお願いします。
では、みなさんよきポケカライフを

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