BMW M135i日記⑭:アダプティブ・クルーズコントロール
彼岸の中日、墓参りをしてきました。春分の日というには寒く、空もぐずつく一日。和歌山から滋賀県彦根市まで、片道200km弱。オドメーターも2,200kmを超え、エンジン回転数制限も全面解除します。全行程ECO PROモードで走りきりました。
週末には父の一周忌も予定されていたのですが、菩提寺の住職が急遽入院。とりあえず延期です。
阪和道、近畿道、第二京阪道路、京滋バイパス、名神高速。アダプティブ・クルーズコントロール(ACC)を使って走りきりました。その感想です。
速度変化への追従:反応弱め
ストップアンドゴー機能つきのACC、気になったのは前車の速度変化に弱いことです。緩やかな変化はいいのですが、前の車がブレーキを踏み急減速したとき、減速するとともに、衝突回避警告を出してきます。
前のフォルクスワーゲンゴルフRでは、前車の急減速に合わせてブレーキがかかりますが、BMWは、ブレーキを踏む機能を人間に余地を残しているようです。慣れるまでちょっと不安です。
アクセルペダル:ACC作動時の右脚置き場
伝統的なオルガン型アクセルペダルですが、ACC作動時、右足を休ませる場所がなく、気がついたらアクセルを踏んでいることが時折ありました。そりゃ頭で考えるより前車と接近します。
アクセルペダルの右側はすぐ出っ張りがあり、フットレスト的な場所がないのは、ちょっと中途半端です。
路面段差の拾い方:強め
走っている分にはしっかりロードインフォメーションを伝えて来ます。それはそれでいいのですが、段差もしっかり拾います。
装着しているユピテルのドライブレコーダーには、衝突等のショックがあった場合、前後の録画を別に保存する機能がありますが、高速道路の段差でも時折動作します。
こういう車なので、ショーファードリブン的な要素は求めていませんが、基本設定の違いがあるかと思います。
クルージング性:良好
400km弱、9割方が自動車専用道路でしたが、疲れることもなく走れました。前述のとおり段差やうねりをしっかり拾いますが、それでも不快ではありません。アダプティブ・サスペンションがそれでも「COMFORT」であるという証左かも知れません。
たまにホビーで長距離を走ることがあるので、疲れない車、というのは筆者にとっては大事な要件です。
燃費:良好
1日390km、燃費は16.0km/Lでした。以前の投稿で、スペックとしては重たく、馬力もトルクもある車ですが、その割に燃費はいいと思います。
小括:クルーザー
毎日の通勤、日々の買い物から今回のような長距離にも使う車ですが、余裕を持った性能でゆったりとクルーズするにも安心です。
強いていうなら、アダプティブ・サスペンションが「COMFORT」「SPORTS」の2段階ではなく、3段階にしてほしいなと希望はあります。まあそれは届かぬ思いです。