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夢見る少女の夢見たい

寝付きがすこぶる悪い夜が続いている。
仕方がないから、身体を動かして夜をやり過ごす。

そんな中でも、数十分ほどの睡眠を断続的に確保出来るのだけれど。

その終わりは、ほぼもれなく同種の結末によって、
強制的にもたらされる。


例えば、こんな感じ。

高校のグラウンドらしき所にいる。
ダンスをする一同、体育祭らしい。

ダンスが終わると、
周囲は途端に淡紫色の光が若干灯るのみの暗闇に。

そして、大勢の人が走り出す。
暗闇は気になるけれど、徒競走か何かと思い、流れに乗る。


―周りの様子がおかしい。
次々と前を走る人の足を掴み、倒し、引きずりこんでいる。

幾重にも重なる人の群れがそこら中に。

当然恐怖を感じるので、必死に走る。


―も、巨漢の男に捕まってしまい、
あっけなく倒される。

押しつぶされる…



と、こんな要領である。

夢は脈略が無いのが通例だけれど。
深夜の馬鹿力を聴いていた→巨漢男は唯一シンクロ。

寝付けない時に楽しませてもらったばかりなのに、
何となく申し訳無さが残っている。




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