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コロナ禍スペイン巡礼の話

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夫婦でスペインの巡礼の道Camino de Santiagoを歩くことに。できるだけリアルタイムで、歩きながら見えたこと、降りてきた気づきを書いていくことにしました。
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2021年9月の記事一覧

【スペイン巡礼5日目】乾杯と瞑想のちょうどいいコントラスト Villamayor de Monjardin→Torres del Rio

【スペイン巡礼5日目】乾杯と瞑想のちょうどいいコントラスト Villamayor de Monjardin→Torres del Rio

2021/9/6

巡礼5日目。
6時に目が覚めた。外はまだ真っ暗。

ゆりがコーヒーを飲んでから出発したいと言うのでお湯を沸かしに下に降りたら、まだ話したことのないヒゲもじゃの男性に出会った。

話してみると、彼はドイツの人とのこと。
それで思い出した。

昨日ゆり(妻)がいい感じのドイツのヒゲの人と話したって言っていた。

《僕》
「妻が昨日君と会って、いい感じで話せてよかったって言ってた」

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【スペイン巡礼4日目】 Caminoを歩くそれぞれの理由 Estella→Villamayor de Monjardin

【スペイン巡礼4日目】 Caminoを歩くそれぞれの理由 Estella→Villamayor de Monjardin

2021/9/5

巡礼4日目。
お腹の張りと痛みが引かない。歩くのに支障はない程度ではあるが心配なので、次の街まで引かなかったら病院に行ってみようとゆり(妻)と話す。

相部屋だったいかつめのイタリア人の兄ちゃんは先に出発していった。

巡礼初日に丘の上で言われた、「最初の4日間はゆっくり進んで、体の声を聴かないとしっぺがえしが来るよ」の言葉を思い出す4日目。

今日の歩行距離は体の声を聴いて短

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【スペイン巡礼3日目】 "Nobody can judge nobody." Puente de Reina→Estella

【スペイン巡礼3日目】 "Nobody can judge nobody." Puente de Reina→Estella

2021/9/4

巡礼3日目。
朝起きてお腹が張ってるのと痛みを感じた。
あんまり寝れなかったことと関係してるやろか。きっとしてる。

まだ外は暗い。

ゆり(妻)が持ってるお腹のガス抜きの薬をもらって、昨日宿のオーナー、ナタリアがくれたチョコバーを食べて飲んだ。

できたら、昨夜寝る前にパソコンについて言われた、同室の彼女と話がしたかった。

本当はどんな意図でそう言ったのか知りたかったし、血

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【動画6本目】バルセロナで素敵なおばさま達と出会った

【動画6本目】バルセロナで素敵なおばさま達と出会った

まだあと何本分かは巡礼路にたどり着きませんが笑、時間を見つけてゆるゆると動画も作っています。
今回は、バルセロナでの時間(8月中旬くらい)をちょっと共有したくて作りました。

noteの記事はまだ巡礼2日目ですが、6日目の昨夜はログローニョという街の教会に泊まりました。

巡礼者であればマットレスと夕食、朝食が提供され、料金は払っても払わなくてもいいドネーション(寄付)制。

老若男女のボランティ

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【スペイン巡礼2日目】非巡礼者と言われた衝撃 Uterga→Puente la Reina

【スペイン巡礼2日目】非巡礼者と言われた衝撃 Uterga→Puente la Reina

2021/9/3

巡礼2日目。

ゆりの肩がバックパックの荷重で炎症を起こしていたのと、まだ2人とも体が長距離歩行に慣れていないのもあって、今日は調整日にした。

距離を短くして進み、体の回復を促そう。

朝もゆっくり目に起きて、泊まったアルベルゲ"Camino del Perdón"で朝食用にバナナを買った。

オスピタレラ(アルベルゲのスタッフ)のお姉さんがどのバナナが美味しいか全部見て見繕

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【スペイン巡礼1日目】体にこたえた巡礼初日 Pamplona→Uterga

【スペイン巡礼1日目】体にこたえた巡礼初日 Pamplona→Uterga

2021/9/2

今日が初歩き。

パンプローナで泊まった大型の公営アルベルゲ(巡礼者用宿)"Jesús y María"には122のベッドがあり、今はパンデミックの影響で半分の61が稼働中。

朝6時に合わせてアラームをかけて寝た人が多かったようで、ガサゴソという人々の出発準備の音で目が覚めた。

パンプローナよりも数十キロ前のサン・ジャン・ピエド・ポー(フランス)から歩いている人も多い中、巡

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【スペイン巡礼0日目】奇跡的に泊まれた宿は、ザ・巡礼なアルベルゲ Pamplona

【スペイン巡礼0日目】奇跡的に泊まれた宿は、ザ・巡礼なアルベルゲ Pamplona

2021年9月2日、北スペインはナバラ地方のパンプローナという街からCamino de Santiagoを歩き始めた我々夫婦。

Camino出発前夜、初めてのアルベルゲ(巡礼者のための安宿)に泊まろうと訪れたのは、"Jesús y María" という名前の宿。

着いてみると、今夜の寝床を確保しようとする巡礼者の長蛇の列ができていた。

30分くらい並んだ頃、受付の方からそろそろ空きベッドが無

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