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【そうだったんだ】接続詞のつかい方に気をつけよう
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「接続詞」は、つながっている2つの語句・文章の関係を示します。つかい方によって文章の意味がまったくかわってきます。
無理に文章にエッジをつけようとすると、意味がかわってしまうことがありますので注意してください。
【例1】
創業者として名高い、本田宗一郎(ホンダ)、松下幸之助(パナソニック)、豊田喜一郎(トヨタ)、稲盛和夫(京セラ)、盛田昭夫(ソニー)、ならびに、柳井正(ファーストリテイリング)は日本を代表する経営者である。
経済に詳しくない人が、この文章を読んだ場合、全員が創業社長だと思うでしょう。しかし実際は創業社長ではない人物がいます。本田宗一郎、松下幸之助、豊田喜一郎、稲盛和夫、盛田昭夫は創業者ですが、柳井正は創業者ではありません。
ユニクロを展開するファーストリテイリングは、父(柳井等)が立ち上げた小郡商事が前身です。ここでつかわれている接続詞「ならびに」は、間違えではありませんが、このような場合は明確に文章の表現を分けてしまったほうがわかりやすいでしょう。
【例2】
創業者として名高い、本田宗一郎(ホンダ)、松下幸之助(パナソニック)、豊田喜一郎(トヨタ)、稲盛和夫(京セラ)、盛田昭夫(ソニー)、ならびに、二代目経営者として会社を急成長させた、柳井正(ファーストリテイリング)は日本を代表する経営者である。
今回は、はっきり明記しましたので間違えることはありません。「ならびに」は並列を意味しますので、立場を明確にしないと並列と間違えてしまい伝わりにくくなってしまいます。
接続詞は便利ですが、いくつかのつかい方やパターンがあるので、関心のある人は調べてみてください。接続詞をつかう場合は「前後の立場」をはっきりさせましょう。
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