いい文章と出会ったらコピペして保存しよう
「うまいと思える文章と出会う」ことがあると思います。そのような文章を見つけたら保存するようにしています。皆さんにも意識してもらいたいことがあります。それは、「なにに対してそう思ったか」を理解することです。
「この表現は素晴らしいな」と思う場合もあれば、「これは酷すぎるな」と思う場面もあると思います。このような場面に出会ったときに、「なにに対してそう思ったか」を自分の目で分析してみるのです。
「この表現は素晴らしいな」と思ったのであれば、そこには理由があるはずです。その理由はなるべく具体化させたほうがいいでしょう。言葉や表現、全体のリズムやトーン、イントロかアウトロか、展開方法やシメの言葉な
のか考えてください。意外なところにヒントが潜んでいるかも知れません。
これは場所を選びません。社内を駆け巡っているメールや書類、企画書、稟議書など、文章ならなんでもいいと思います。「どうしてそう感じるのか」を洗い出してみるのです。
私の場合は、イントロとアウトロに注目するようにしています。イントロがつまらなければ読者には読んでもらえませんし、アウトロが悪ければ余韻が
残りません。
また、ニュースを読むのもいい方法です。文章を書く人には、ライター、ジャーナリスト、コラムニスト、ブロガー、作家、など領域は広きにわたります。オピニオン性が強ければ、ジャーナリストになりますし、一般的であればコラムニストになります。
ジャーナリストは社会・政治・経済に強い印象があり、コラムニストは一般性とエンタメ性が強くなります。
このような視点を持ちながら文章を読んでいくと、領域ごとの特徴もわかるようになります。ただ読むだけではなく自分の中に取り入れるようにして読んでいくと文章力の向上につながると思います。
参考までに私の場合、新聞はすべて電子版で読んでいます。世の中の動きを理解するには新聞の情報が不可欠です。全国紙でも新聞によってスタンスは様々ですが、日経、読売、朝日の3紙を読むことをおすすめします。
新聞社の本音を知るにはコラム欄や、社説を読むことです。メディアの潮流を理解できます。ネットニュースで留意しなければいけないことは、情報源が不明瞭なもの、誤報やバイアスが掛かってるものが多い点です。このようなニュースをつかまないために、正しいニュースの読み方を覚えましょう。
また、書籍は紙で読み、必要な箇所にマーカーで印をつけたり、ページを折るなどして汚く読みます。私は紙で読んで良書と思ったものは、電子版も購入しています。ちなみに、情報の保存はEvernoteを使用しています。メモツールのなかではパフォーマンスが高いと思います。
--------------------
集大成に相応しい一冊です(2月28日発売)
「最後まで読みたくなる 最強の文章術」(ソシム)