間違いだらけの仕事術? ありそうでなかったデキない上司とのコミュニケーション術
組織で働いていると「人事異動」はあなたの前に必ず訪れます。自分が異動するだけでなく、上司が異動して自分の上につくこともあります。そんな「上司ガチャ」でハズレを引いた場合、つまり、「デキない上司」にあたったときはどのように動けばよいのでしょうか。
今回は、主にYouTubeチャンネル「ハック大学」(登録20万人)を通じて、ビジネスマンに役立つ情報を発信しているハック大学・ぺそ氏に、上司との関わり合い方について聞きます。近著に「行動が結果を変える ハック大学式 最強の仕事術」(ソシム)があります。
デキない上司にあたったらこうしろ
あなたは「デキない上司」にぶちあたったことはありますか? 「デキない」とひと言に言ってもいろいろあります。「意思決定ができない」「マネジメント能力が皆無」「人望がなくチームが崩壊している」などが挙げられます。このような上司にあたってしまったら、あなたならどうしますか。
「恐らく、『うわあ最悪だ』とネガティブな感情を抱いてしまいますよね。でも、そういった局面に出合ったら、『めちゃくちゃチャンス』と捉えましょう。なぜチャンスなのか、どのように動くことが正しいのか見ていきます」(ハック大学・ぺそ氏)
「まず、上司は部下が救い、使い倒すものだと考えましょう。救った上で使い倒します。これは、上から目線でコミュニケーションをするというようなものではありません。具体的に『救う』というのは上司の長所、短所を見抜いて、適切な形で補助するといったものです」
この「救う」という視点は非常に重要になります。上司が営業やプレゼンの能力が高く、データや数字に弱い場合、あなたはそこを補完する役割分担を構築するだけのこと。あなたはプレゼン資料のデータを集めて、プレゼンのストーリーを作成することが求められます。
もちろん、プレゼン前には上司にインプットすることが大切です。「なぜ、この数値を使うのか」「この質問にはこのデータを使う」などの想定問答集を事前に作成しておけば、鬼に金棒です。
嫌な上司ほど毎日声をかける
筆者の経験から、具体的なテクニックについても説明します。デキない上司に限らず、仕事をしていれば、必ず、ミスやトラブルは発生するものです。トラブルが発生した際、責任をかぶせてくるのは上司です。部下の責任をかぶるケースもありますが、
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