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AIは文章の形を盗むが中身は空虚である

最近、ChatGPTなどのAI技術が話題になることが増えました。しかし、文章が完全にAIに置き換わることは考えられません。本質的な部分がなくなるとは思えないのです。

■導入部分のインパクト
文章には、「知ってもらう」「理解を深める」「説得する」「記録として残す」など、さまざまな機能があります。インパクトをもって効果的に伝えるために大切になるのが、「フック」です。読者の気持ちをつかむには、導入部分にフックがないと次の文章に誘導できません。

特に最初の100文字は重要です。この3行でフックが掛からないと読んではもらえません。フックで読者の心をつかみ、心を刺激することが重要なのです。ただし、フックが大事といっても、そればかりに意識が向くと過剰な書き方になったり、内容が伴わない文章になったりしてしまうので注意しなければなりません。

また、フックを掛ける際には、全体のストーリーと最後にメッセージを用意しておくことも必要です。最後にメッセージを用意することで主張がはっきりするからです。

日常的な仕事でも、フックを意識していると役立ちます。たとえば、企画書、プレゼン、セミナー資料も同じことです。さまざまな商品やサービスがあふれている時代、相手に「なるほど!」と思わせるメリットを感じてもらうポイント、つまり、フックがないと、一本調子で話を聞いてもらうこともできません。

フックがあることで、相手は「そういうことだったのか!」と納得するからです。そのためには、フックが掛かった後、読者に期待することを明文化することも必要になります。まずは相手がどう捉えるか。誰に向けて、何を、何の目的で、どう伝えるか。きっちり整理してみましょう。

つづきはアゴラにてお読みください。

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