メーヴェにあこがれて
風の谷のナウシカ
こんにちは。緑です。
「風の谷のナウシカ」宮崎駿監督 1984年
私がジブリ作品の中で一番好きな作品です。ジブリ作品の中では、初期作品であると言えるでしょう。ですが、ジブリ作品の中で人気作品であるかというと、微妙な反応を聞くことがしばしば…
そこで、今回改めてナウシカって面白いと思ってもらえるよう、風の谷のナウシカのおすすめポイントを全力で紹介させていただきます😊
概要
「風の谷のナウシカ」宮崎駿監督 1984年
原作には1982年に「アニメージュ」にて発表された漫画版風の谷のナウシカがある。SFファンタジー作品。
【受賞歴】
文化庁優秀映画製作奨励賞
第39回 毎日映画コンクール 大藤信郎賞 など
あらすじ
火の七日間という大戦争から1000年がたった世界。主人公ナウシカは腐海という人間の体をむしばむ瘴気を発する森の淵にある風の谷の姫で、心優しい少女。
ある日、風の谷にトルメキア国の船が風の谷に墜落したことで、ナウシカを取り巻く環境は大きく変わっていくこととなる。
おすすめポイント
※ネタバレ注意
私の注目ポイントは、ペジテ市の人々から人質となっていた王蟲の子を助けだした後、酸の海へ逃げようとする王蟲の子を止めるシーンです。
このシーンは最終局面に位置し、ナウシカが酸の湖へ逃げようとする王蟲に対して「ダメよ!そんな怪我で入ったら、この湖の水はダメだったら!」と言いながら、けがをしている自分を顧みず湖へ入り、王蟲を湖へ入れまいと必死に押し返しています。
これにより、王蟲は酸の海につかることはなく、逆にナウシカはケガしていた足を酸の海に漬けることとなり、痛みに苦しむことになります。その際、王蟲の体液がナウシカの着ていた服にしみこみ、服の色が赤色から青色へ変化します。
ここでぜひ注目して欲しいのは、ナウシカの服の色の変化です。服の色の変化は作中でとても大切な意味を持っており、このシーンでは映画の序盤で出てくる「その者 青き衣をまといて 金色の野に降り立つべし。」という風の谷にある古い言い伝えが、ナウシカによって伝説から現実となるきっかけになっています。また、この後のシーンで大ババさまの周りにいた子供たちが「姫姉さま、真っ青な異国の服を着ているの。」といっており、このナウシカの着ている濃い青は当初身に着けていた水色とは色味が大きく変わっていることがわかります。そこから、普段風の谷では使われない特別な青色となっていることがわかるのです。
初めてみる方も、改めてみる方もちょこっとだけナウシカの服の色の変化に注目してみると、新しい面白さを発見できるかもしれません👀👀
最後に
この記事を書くために、とても久々にナウシカを見たら、めちゃくちゃ感動しました。幼いころは時系列や、ナウシカがどこにいて何をしているのかが掴みづらく、なんとなく好きというだけだったのですが、成人してから見ると前よりも、話の流れを上手く掴め、考察もとてもしやすかったです。今回の記事を読んで、ちょっとでも興味がわいた方は頻繁に金曜ロードショーでやっているので見ていただけたら嬉しいです😊