ずっと転職活動中

警備の仕事を始めた頃、
毎日が不安で仕方なかった。

とてもやり甲斐がある…とは思うものの
条件・待遇面で難がある。

働く内容に対して給料が少なく、
正直、
生活がままならない。

大半の同僚は、
なりたくてなった訳ではない。

だから、
向上心のある警備士は
常に新しい仕事を求めている。

しかし、
この日本という島国では
個人のプラスの面を認めようとはしない。

年齢とか性別とか学歴などを
マイナスの面での評価材料として使い、
一次的なフィルターとして効果させる。

例えば、
年齢に「 40 歳 」というハードルを設定した場合、
応募してきた人物が
どんな能力が持っているのかを知ろうとしない。

確認する前に
まとめて履歴書はゴミ箱に放り込まれる。

だから、
私のように 50 歳を超えていると
あっさり足切りされてしまう。

雇われた結果として
使い物にならないなら仕方がないし、
それ以前に
経歴に問題があるのなら納得できるが…。

現実はフェアではない。

大概の会社には
40 歳を超える人たちが存在する。

内側の人たちは有能だが
外側の人たちは無能だという決めつけ。

これでは
書類選考をクリアするだけで至難の技だ。

面接まで辿り着けるのは年に数度だけ。

釈然としないまま
辛い日々だけが繰り返される。

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