守秘義務

話は、
何の脈絡もなく行ったり来たりする。

警備士には「守秘義務」がある。

契約先の内部情報を
不必要に漏らしてはいけないのである。

何が「内部情報」になるのか、
その解釈は人によって異なる。

つまり、
義務の範囲が不明確すぎて
リアリティに欠けてしまう。

例えば、建物の具体的な図面。

警備関係者が
建物の構造などを把握するために必要だが、
外部に漏洩するとの理由で
ある現場ではコピーすら許されない。
別の現場ではメールへの添付は禁止。

図面を丸暗記しろ…的な発想。

悪いが、
警備士の給料は
高校生のアルバイト代と変わらない。

実に割りが合わない仕事である。

いいなと思ったら応援しよう!