音を使った新しいコミュニケーション媒体を。
さまざまな媒体でコミュニケーションが取れる今だからこそ、「音声による会話」に着目したいーー。【#SUMMITへの道 】 第四回では小学校の卒業文集時に「今はない、新しい仕事」を創りたいと感じ、スタートアップ領域で活動されている立教大学2年生の田村一馬さん(22)の最終審査に臨むアイデアをお聞きしました。
KBC Students Accelraretor Progrum(SAP)セミファイナリストを紹介する企画#SUMMITへの道。今週末に最終審査が行われるなか、果たして田村さんはKBC SUMMITのファイナルピッチに進むことはできるのか。ぜひご注目ください。
・小学校の卒業文集に記入した「子供の今にはない、新しい仕事」を創りたいと思い、新規事業のような用意された環境ではなく0→1のスタートアップ領域に挑む
・大手メガベンチャー、ハイクラス就活生向け支援サービスでの長期インターンを経験
・就活での120社以上の受験の後、人生の目的に辿り着く
・現在参画中のスタートアップでは240万円の売上に貢献、トップセールスとなる
・人生を通じて体験した強い原体験から、全ての人々が個を発見し、尊重し合える世界の創造を目指す
――今回は「音声による会話・コンテンツサービス」で具体的にどんなサービスを考えているのでしょうか?
不特定多数の人間と会話が行えるほか、場合に応じて会話内容を録音し、販売します。あらゆるユースケースを想定したプラットフォームとしての利用を想定しており、文字による入出力の時代だった20世紀から、音による入出力の時代となる21世紀のコミュニケーションの形を創造していきます。
ーー今回この事業に至るまでの経緯は?
昨年11月の事業活動開始より、挫折支援事業、いじめ事業、レゴ事業、就活事業、ブロックチェーン事業とユーザーに向き合い続けたピボット(方針転換)を重ねてきました、SAP期間は新たな側面での仮設検証の場として、具体的な新しいサービスとしての可能性を試用を通じてテストを行っています。
スタートアップを何度も経験している田村さんだからこそ、今回のSAPイベントだけでなく、より先まで見据えながら参加してくださっていることが伝わってきました。
今回、そんな彼と伴走してくださっているアドバイザーさんは、株式会社カンムの代表取締役 及び 一般社団法人Fintech協会の理事を務められている八巻渉さんです!慶應義塾大学理工学部情報工学科の卒業後、データ解析エンジニアとしても活躍されている八巻さんだからこそ今回の事業について「難しさ」という側面でも語ってくださいました。
――田村さんのアイデアをどう思われますか?
座談会等をテーマにした切り口は面白いと思いますが、構造的な課題が多い市場だと思います。大学を卒業するたびに毎年コミュニティがリセットされてしまう問題や、創業者が学生じゃなくなることで就活生のトレンドに疎くなっていく問題があるので、まずは100人のコアユーザーのクリティカルな課題を解決しましょう!
<SAP CSリーダーの岸本アレックス(16期)からのコメント>
田村さんのスタートアップの知識が既に豊富であったため、八巻さんの起業経験者としての視点や知見をもとにした現在の案に対するフィードバックや、そもそものアイデアの問題点発掘などをなさっていました。お二人がとてもレベルが高かったので、毎回のミーティングが濃密で有意な時間になっていて、私としても学びの多い時間を過ごさせてもらいました。
田村さんの事業が実現した暁には、私も個人的に初期ユーザーになりたいと思います!
――最後にSUMMITに向けた意気込みをお願いします。
粘土板、紙、端末…...、デバイスの進化に伴い、人類は意思表示、交流の方法を変革させ続けてきました。KBC SUMMITでは、皆さんに21世紀の新しいコミュニケーションのあり方を提案します。
私たちは今、いい意味でも、悪い意味でも、たくさんの言葉に囲まれている。その中で、今のコミュニケーションにとって大切なことは何か。今回の参加者の中で人一倍、「スタートアップ」にかける想いがある田村さんだからこそ、無機質な文字だけでは伝えられない想いをより鮮明に、言葉として伝えようとする事業に目が離せない。(執筆:KBC16期 青木陽花)
【KBC SUMMIT 12月20日 (日) 15:00-19:00 開催!】
昨年300人もの来場者によって話題となったKBC SUMMITが「YOAKE」をテーマにオンライン開催決定!!感染症の拡大によって「私たちのあたりまえが変わってしまった」と悲観するのではなく、今まで以上に未来を広げていく"チャンス"だと感じてもらえるようなワクワクをお届けします。
✔️ SAPファイナリストピッチコンテスト
3ヶ月間ビジネスの創造に向けて走り続けた、学生起業家5人によるピッチコンテスト!!
✔️ たっぷり60分のトークセッション
慶應義塾大学准教授の琴坂将広氏、XTech株式会社代表取締役CEOの西條晋一氏、ANRI代表パートナー佐俣アンリ氏、そして株式会社ビビッドガーデン 代表取締役社長の秋元里奈氏をゲストとしてお呼びし、感染症拡大の今に聞きたい「転換期」のトークセッションをしていただきます!
✔️ 学生は無料で視聴可能!
盛り沢山のコンテンツですが、学生は無料で参加することができます!詳細はこちらから!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?