森保が選ばない選択肢

9月の代表戦が終わったものの10月代表戦もすぐそばに近づいている。さらにはオーストラリアとサウジアラビアの最終予選の最大のライバルと戦いを迎える。保守的で選手の選出は年功序列みたいな森保監督は9月のメンバーとさほど変わらないメンバーが選ばれるだろう。しかし大苦戦した9月のメンバーに大きな刺激を与えるためにも意外なメンバー選考を見てみたい。個人的に森保監督が選択しないような選手をチョイスした。

GK
シュミット/シント=トロイデン
中村航輔/ポルティモネンセ
谷晃生/湘南
DF
吉田麻也/サンプドリア
冨安健洋/アーセナル
板倉滉/シャルケ
中山雄太/ズヴォレ
酒井宏樹/浦和
中谷進之介/名古屋
鈴木冬一/ローザンヌ※
永戸勝也/鹿島※
松原后/シント=トロイデン※
MF
田中碧/デュッセルドルフ
遠藤航/シュトゥットガルト
守田英正/サンタクララ
森岡亮太/シャルルロワ※
久保裕也/シンシナティ※
鎌田大地/フランクフルト
FW
伊東純也/ヘンク
三好康児/アントワープ
堂安律/PSV
南野拓実/リバプール
奥川雅也/ビーレフェルト
古橋亨梧/セルティック→オナイウ阿道/トゥールーズ
久保建英/マジョルカ
大迫勇也/神戸
上田綺世/鹿島
※は森保就任以降未招集

まずはGKだが、前回の川島と権田はセービングや経験の部分は申し分ないが、やはり足下の技術に少々不安がある。CBが十分にボールを扱えるだけあってGKがビルドアップに参加できないのはかなりもったいない。シュミットと中村は安心してボールを預けられる程技術が高い。さらにシュミットはオーストラリアの空中戦に負けない高さもある。もう1人は今後を背負っていくだろう谷には経験の面でチョイスした。

DFは基本的に左肩上がりの4バックを前提のメンバー選出をした。RSBには酒井と冨安を基本とする。CBとしても兼任するが冨安は所属クラブ同様3バックの右とRSBを可変しながら戦う。酒井も同じ役割をこなすことができる。
反対にLSBはサイドで高い位置で戦えるかつ今の日本代表に少ない左利きに絞って選出した。まず松原はチームでカカーチェと絶賛ポジション争い中で継続して試合に出ているわけではないが182cmと高さがある。永戸はベガルタ仙台時代に2桁アシストを記録するなど攻撃面に大きな強みを持っている。最後に鈴木だ。昨冬にスイスに渡ると1月にデビューし、レギュラーを獲得した後の今シーズンもレギュラーを維持している。
CBでは吉田を中心にビルドアップでしっかりとボールを扱える選手を選んだ。板倉と中山はユーティリティさを理由にいくつかのポジションで使い回されてしまうことが多いが、所属クラブでよくやるCBとして起用するということもこれからの日本代表を考えるうえで彼らを信頼してCBとして据えてほしい。

中盤はトップ下の鎌田を除いて5人選出した。
すでに絶対的な遠藤と元川崎の田中と守田は言及する必要がないだろう。また、ベテランの域に差し掛かった森岡の経験とベルギーリーグで高水準のスタッツを残している力を借りない理由もないだろう。
久保裕也はアメリカに渡り中盤にコンバートされた。チームの調子は上がってないが守備のスタッツは高く、もともとの技術の高さが相まっていい状態だとメディアは報じている。ここで呼んでみても面白い選手だろう。

前線は様々なタイプの選手を選んだ。
選手交代で戦術を変えることが出来ない森保監督には様々なタイプの選手を選ぶ理由はないが、最終予選を戦う中で交代枠5枚を有効に使うためにもカードは多様に超したことはない。中でもドイツで活躍している奥川は、今の日本代表に新しいアクセントを加えられる選手として観てみたい。

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