好調アトレティコ
首位爆進中のアトレティコ
好調の要因はシステム変更にある。
シメオネ監督が採用していた4-4-2では5レーンをうまく活用できず、引いた相手を崩せず格下から点を落とすことが多かった。実際19-20シーズンの成績は4敗と優勝したレアルの3敗の次に少ないが、16分けと取りこぼしが多すぎた。
だが、20-21シーズンは負けは1試合で相変わらず少ないまま2分けと取りこぼしも少ない。引いた相手にも取りこぼさず勝利を重ねている。
システム変更でどのように変化したのか
まず4-4-2の時の基本ビルドアップは
CHがSBとCBの間に降りてもう一人のCHが中央に位置取る。そしてSBを高い位置をとる比較的オーソドックスなものである。しかし整備されていないのは前線である。CFはCB間に入りながら奥行きをとる。STがハーフスペースに降りてライン間でボールを受ける。SHはワイドに取りながら縦の突破を狙う。この時STが降りたハーフスペースとは逆のハーフスペースを使う選手がいない。また、SBとSHが大外のレーンでバッティングしてしまう。こうなるとハーフスペースで受けるSTの出来、もしくはセットプレーに依存することになる。
一方今シーズンの第8節のカディス戦から採用している3-4-3のビルドアップでは
初期は位置で5レーンを埋め、基本的にその選手が使用する。4-4-2のブロックを採用するチームが多いリーガでは配置の妙で攻略しやすい。また、今まで抱えていた人員的問題も解決してる。レマルやフェリックスといったハーフスペースでボールを受けることを得意としている選手とカラスコやビトーロといった大外のレーンで縦に突破するのが得意な選手を一色単にしてきたが違うポジションで扱えている。
ただ問題もある
『ポジショナルフットボール 実践論』
http://www.kanzen.jp/smp/book/b530159.html
を読めば理解できるはず
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