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おっさん盛り

変なことを妄想された方、申し訳ありません。
下ネタではなく、昔にあった話です。

その事件は現場で起こった!

大阪の阿倍野にごちそうビルという商業ビルがあって、そこに「おっさん寿司」なるお店がありました。(現在は移転)「おっさん=職人」の店ですよというコンセプトです。

カウンターで握ってくれるお店で、味も本当に美味しいです。そこまではよかったのですが、事件は起きました。

私「すいません、刺身の盛り合わせを。あ、このオススメになってるおっさん盛り一つでお願いします」
大将「へい、おっさん盛りですね。おい、みんな! おっさん盛り、一丁」
板前1「あいよ、おっさん盛り!」
板前2「はい、おっさん盛り!」
店員1「おっさん盛り!」
店員2「おっさん盛り!」

このシャンパンコールのような「おっさん盛り」コールが、店員全員が終わるまで続くのです。(他の商品ではコールしていませんが、おっさん握りとかもあります。試してみたいかたはどうぞ)

私の脳内では「躍る裸のおっさん」がコールのたびに沸いていました。なんだ、この恐怖体験は・・・おっさんも数くると凶器だなと知った次第です。
(あ、普通に完食しましたけど)

私もすでにおっさん。というか、おじいちゃんに近づいているわけです。なので言うのもあれですが、集団(マス)になると。なんか、苦手です。


ちなみに映像表現でいうと

数が多いという表現は、恐怖や不安を印象付ける描写でよく使われます。恐怖系の映画に多いですね。たとえば、ピラニアとか蜘蛛、蜂がいっぱいとか。人で言うと、ゾンビ映画も数で押す恐怖です。

おっさんがどんどん増殖していって、おっさんだけの社会になるという映画もあったら面白いかもしれない。コメディにしかならないだろうけど。

もちろんタイトルは「おっさん盛り」


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