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冬至図2024年を読む

竹之内かなみ

冬至図とは

　冬至とは、1年で日の出から日没までの日中が最も短くなる日のことを言います。
　占星術においての冬至は違います。太陽が山羊座に入る瞬間を指し、その瞬間のホロスコープを冬至図と呼びます。そして冬至図から、今後3ヶ月の国や社会の雰囲気を読むことができます。

　今年の冬至は12/21(土)18:21です。

冬至図2024年プラシーダス
冬至図2024年コッホ

簡単な冬至図読み

SNSには、このように簡単な冬至図読みをアップしました。

　まだSNSには載せていませんが、テーマ別にこのような表も作成しています。
　この表について、どこをどう読んだのか、私はどう考えるのかを、このnoteでお伝えさせていただきます。

冬至図のチャートルーラー

　チャートルーラーとは、アセンダント星座の守護星であり、そのホロスコープの舵を切る役割を担う天体です。
　2024年の冬至図ではアセンダント星座が蟹座なので、月がチャートルーラーとなります。
　冬至図読みに使うマンデン占星術だと、月は「国民、大衆、世論、農作物、女性や子供に関すること」を表します。つまり、冬至以降3ヶ月は、国民に焦点が当たり、世論が国を動かす3ヶ月となりそうです。

国民・世論

月のハウス

　2024年の冬至図において、月は、プラシーダスでもコッホでも３ハウスにあると見なすことができます（コッホでは２ハウスにありますが、５度前ルールが適用される位置にあります）。
　マンデン占星術において３ハウスは、「交通、輸送、隣国との取引関係、輸送、郵便、交通、通信、 メディア、教育、文字、文学」などの意味がありますが、2024年の冬至図においては通信がしっくりきます。同じく「通信」や「メディア」を意味する水星とハードな位置関係にあるからです。
　月が３ハウスにあることから、「国民がSNSやメディアなどを使って広く情報を集め、情報交換と情報発信することによって、社会が動く」と読めます。

土星からのアスペクト

　月には、試練の星土星が真向かいから影響を与えています。土星は、プラシーダスだと９ハウス、コッホだと８ハウスにあります（５度前ルールが適用される位置なので、９ハウスとも読めます）。
９ハウスなら法律で、８ハウスなら重税で、国民が抑圧されると読めます。

月を含むグランドクロス

　月へのアスペクトは、土星だけではありません。オポジションをとっている水星と木星が、月に対してスクエアとなっています。
　つまり、月・土星・水星・木星で、グラントクロスを形成しているのです。
　私は、鍵になるのは、水星：メディアだと考えます。

　3ヶ月前の秋分図では、チャートルーラーが水星でした。そして、水星を中心にしてカイトが形成されていました。
　そのことについて、私は以下のように読みました。

水星には、月・天王星・冥王星がトラインでかかっています。
月と天王星は、アウトオブサインですが、合です。
月は、国民・大衆・民衆を表します。つまり、日本に住む私たちです。
天王星は、革新や革命を表します。秋分以降の3ヶ月で、我々国民には、変化や革新を望む気持ちが高まりそうです。
対して冥王星は、権力・秘密組織・犯罪組織などを表します。今の与党と深い繋がりを持つあの宗教組織とも読めます。

合になっている月と天王星は、「政治の現状を変えたい、現与党の隠してきたことを暴きたい」という力を水星：つまりメディアに与えているように思えます。
反対に、冥王星は「国とあの宗教組織との繋がりを隠したい」という力を、メディアに与えていそうです。
どちらからも影響を与えられるメディア。メディアがどう動くか、何を報じて、何を報じないか。それが、秋分以降の3ヶ月の日本を牽引していくのではないでしょうか。

秋分図2024年を読む/竹之内かなみnote

　秋分図以降3ヶ月の間に、衆議院選挙や兵庫県知事選挙がありました。いわゆる「オールドメディア」と呼ばれるテレビや新聞は、選挙期間中の選挙報道を控えます。私は、「メディアがどう動くか、何を報じて、何を報じないか。それが、秋分以降の3ヶ月の日本を牽引していくのではないでしょうか。」と書きましたが、メディアは報じなかったのです。
　それは今始まったことではないのですが、そのことが大いに裏目に出たのが兵庫県知事選です。テレビや新聞が選挙報道をしないため、YouTubeなどのSNSで情報を集める有権者が多くいました。ファクトチェックがされていないSNSの情報を元に投票した有権者も多くいたことでしょう。そして、選挙結果が出た後に、SNSでまことしやかに流れていた情報に嘘や間違いがあったことが分かってきています。
　それを受け、「選挙期間中に選挙報道を控えることが間違っていたのではないか」そういった声が、テレビから聞こえるようになりました。今、選挙期間中の選挙報道についての考え方が大きく流れが変わってきている最中です。

　グランドクロスは影響が過剰な複合アスペクトです。しかし、吉星の木星が真っ直ぐに水星に力を与えているため、メディアはその報道姿勢を変え、再び力を持つのではないでしょうか。
　そのメディアの情報を正しく受け取ることによって、国民は法律や重税による抑圧から脱することができるのかもしれません。

政府

太陽のハウス

　政府を表す太陽は、６ハウスにあります。マンデン占星術において６ハウスには、「国民の健康、食料、感染症、労働環境、公務員、軍隊や警察、健康、衛生、食料、兵役、軍隊、警察、消防、公務員、 労働者、労働組」という意味があります。
　今、話題になっているのは、「103万の壁」を始めとする年収の壁問題です。６ハウスには「労働者、労働環境」という意味もあるので、年収の壁問題は一応の決着がつくでしょう。

　６ハウスに「軍隊」という意味があることも気になります。
　石破首相は、防衛財源を確保するために増税するという案を打ち出しました。

　この案のうち、防衛財源のための所得税の増税の開始時期の決定は先送りすることとなりましたが、あくまでも「先送り」なので、政府には実施する意志があると言えます。
　国民は、本当に防衛財源の確保が必要なのか、考えなくてはなりません。そして、それについての意思表示をすることも大切です。

太陽へのアスペクト

　2024年の冬至図において、太陽へのアスペクトは海王星からのスクエアのみです。マンデン占星術において、海王星には「理想、流行、集団幻想、扇動、詐欺、スピリチュアル」という意味があります。さらに、海王星は９ハウスに位置しています。宗教を表す場所です。
　つまり、妄想的な思想を持つカルト宗教団体と読めます。
　海王星は、2024年の夏至図でも秋分図でも、ずっと太陽にアスペクトをとっています。政府の背後に、ずっとカルト宗教団体があるとも読めます。
私たち国民は、政府の背後にあるカルト宗教団体の行動を注視することが必要です。

外交

　外交を表す７ハウスに、冥王星があります。冥王星には「権力」という意味があるので、日本が抗えない力の強い他国と読めるでしょう。
　その冥王星は、真っ直ぐに１ハウスにある火星にアスペクトをとっています。火星は軍隊、１ハウスは国家や世論を表します。
「抗えない他国からの圧力により、防衛費増加やむなし」という方向へ世論が動きそうです。現に、政府は防衛費確保のための増税を画策しています。
　私たち国民に求められるのは、「人々が平等に豊かに生きていくためのお金の使い方」と「人を殺すためのお金の使い方」どちらが大切なのか、自分事として真剣に考えることだと思います。

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