どうしたらクイズが強くなるのかな?

スアールに通い始めてからクイズというものを本格的?に考えるようになった。何回か話しているが、私は小学生の頃からクイズを見てきて、クイズが好きという気持ちを37年くらいずっと持っている。それまでは明確に「強くなりたい」と思う気持ちはなく、クイズ番組に出てくる問題をひたすらに音声や映像でリピートして、自分の血肉にしてきた。無論それだけでは強くなることはできない。それは自分でも分かっている。過去のクイズ王が出した問題集以外の本(問題集の中にあるコラム的なものも含む)で、クイズが強くなるための方法はいっぱい書いてあった。しかしそれはサークル活動を柱としている感じもあり、1人でずっとやってきた私にはある意味踏襲できないものだった。しかし大部分が参考になるものばかりなので、穴の開くほど読んだのは言うまでもない(スアール池袋のカウンターにある本は9割近く持っている)。なので今回は私が思う今からでもクイズが強くなるにはどうすればいいかを考えてみた。問題集を解くのは基本なので、これについては割愛する。それ以外だと私が思うに3つある。

①全てのものに一定以上の興味を持つ

クイズは学校の勉強と違って試験範囲というものがない。今現在から有史以前の森羅万象ありとあらゆるものが出題範囲となる。難易度も様々だ。なので今の自分の目に入るものは全て興味を持たないといけないと思っているが、正直これは無理だと思っている。実際私は全くできていない。苦手なゲーム、アニメ、芸能系はほぼ分からない。特にここ最近の傾向で頻出しているVTuberやボカロ(私はこの2つの差すらよく分かっていない)は全く手を出していないし、手を出す気も起きない。文系やスポーツは得意だから、その辺は苦もなく勉強はできる(成績がいいかは別の話)。他にも個別に自分の好きなもの(挙げてみるとボウリング、競馬、野球、落語、相撲、漢字、高速道路等)の話題がネットニュースで出ていると、何となくのレベルだが頭には入る(SCC予選で答えられた問題が1問ある)。苦手を底上げするか得意を伸ばすかの2択になるが、私は前者の方が知識の広がり方が大きいという理由で重要だと思っている。実際できているとは言えないが。

②言葉の脳内変換力を鍛える

日本語には同音異義語というものがある。読み上げクイズは当然問題文が見えないので、頭の中で変換して理解をしないといけない。基本ではあるがかなり重要なことだと思っている。9月度のSCCで「糊」を「海苔」と誤変換して、答えが分からないのにその変換と後フリを聞いて誤答をした。これはプレイングとしてはやってはいけないことだし、クイズをやっている間は一生忘れることはない。それくらい愚かなプレイングだった。国語力というよりは語彙の豊富さの勝負にもなってくるから、日本語の勉強も大事だと考えている。

③クイズ「を」勉強する

クイズの問題文はあくまで日本語だから、その構文を考えないといけない。特にクイズにおいては、いわゆる「ベタ問」というジャンル(と言っていいと思う)がある。これも以前出版されたクイズ王の本に載っていたものの受け売りだが、クイズをずっとやっているとそれが分かる。例えば

Q.日本で1番目に高い山は

この問題を聞いた時にそのままの答えを聞いているのか、パラレルを予測するのかが経験によって分かってくる。当日の問題の難易度や雰囲気で何となく感じることはできると思う。パラレルだとどこに着地点を持っていくかも、続きを読む意味でも大事になる。ストレートなら

Q.日本で1番目に高い山は?

で終わるが、パラレルだと「富士山ですが、」と続く。そのあとを読むのは経験が大事(だと思っている)になってくるが、私はA(一番可能性が高そう)、A'(少し捻る)、B(考えられそう)、Z(そこ来るか)くらい考える。

A.世界で1番目に高い山は?
A'.日本で2番目に高い山は?
B.日本で1番目に長い川は?
Z.太陽系で1番目に高い山は?

といった感じか。もし富士山で止まったら3番目以降を聞いてくる。どこを聞いてくるかは確定ポイントまで待てば分かるが、ある程度決めつけない答えを出せない。決めつけはよくないが、決めつけないとボタンは押せない。このジレンマは苦しいが面白い。

他にも述べると、3大◯◯等が出題される場合、答えは大体予測できる場合が多い。あいうえお順、ABC順、順番が決まっているもの、(地図の)上から順、(時期が)早い順、答えの中で1つだけ毛色が違うもの、がある。その中で2つ。順番が決まっているものでは、大体最後を聞かれるパターンが多い(と感じる)。射方八節を例に取れば足踏み、胴造り~と続くので、最後の残心を答えることになる。そして1つだけ毛色が違うもの。これはカントの三大批判書が分かりやすい。「純粋理性批判」「実践理性批判」「判断力批判」のどれを聞かれるかと言えば、タイトルに「理性」が入っていない「判断力批判」が1番可能性が高い。

最後にクイズの問題文で重要だと思うのが助詞である。この助詞を瞬時に理解できれば、答えに辿り着くのは格段に早くなる。例を挙げると

ベートーベン「の」~
ベートーベン「が」~
ベートーベン「を」~

無論これだけで答えを出すのは不可能だが、この部分で答えをある程度絞り込むことは可能だと思う。しかし確定はできないので問題をしっかり聞いて自分の確定ポイントを抑えるのもテクニックだと考える。

偉そうに述べてきたものの、私は1/10もできていない。それでもクイズが強くなりたいという気持ちが大きくなっているので、考え方の整理を含めて書いてみた。ほんの少しでも皆さんの参考になれば幸いです。スアールで強い人と一緒に押すとボタンが点かないけど、それが楽しく感じるくらいの変な奴の独り言でした。


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