スアールにいて思うこと
スアールに通い初めて8ヶ月が経過した。私のクイズ熱が一切冷めないどころか、行けば行くだけ楽しい気分になれる。そんな中でスアールにいて思うことが2つある。
1.俺の若い時にもこんな場所があったらな
これは単純に羨望の気持ちだけ。そして若い時にスアールに嵌まった方へのいい意味での妬みがある。私の世代はクイズ=TVの中だったし、早押しボタンを押せるのは選ばれたクイズの強い人間だけだった。クイズ王=一般人だったしその方々に憧れて同じ場所でクイズをしたいと思ったが、残念ながら私にはそのレベルでクイズをやる頭も環境もなかった。なのでボタンを押すという機会そのものがなかった。それがスアールに行けば店に入っただけで早押しボタンを押せる。こんな羨ましい環境はない。QMやホールの皆様が我々を楽しませるために各々の特色を出したクイズを出してくれるから、それがとても楽しい。何の気兼ねもなくボタンを押せる環境があるというのは、本当に羨ましい。25年前にスアールと出会いたかった。
2.何を始めるにも年齢は関係ない
スアールに出会ったのが44歳の晩春。そこからクイズで勝ちたくてスアールで出た分からない問題をメモしたり、基礎(いわゆるベタ問)から勉強を始めた。学校の勉強のように毎日出来るわけではないが、時間を見つけてはぼちぼちやっている。クイズ番組は37年見ているし、VHSで録画した昔のクイズ番組をDVDに焼いて今も見ている。そこで得た知識もあるが、いかんせん問題が古いので現代では通用しない知識もある。それをアップデートしないといけない。座学に加えてその作業も重要になる。スアールに来る客層は若い方が多く、古い知識では勝てることもある。しかし指の勝負になるとほぼ勝てない。なので指の遅さを知識でカバーするしかない。大した知識も持っていないので、勉強をするしかない。TVやYou Tubeで何気なくクイズを見ているだけだったのに、クイズに対する姿勢が180度変わった。この歳になってこんなにクイズの勉強をするとは夢にも思わなかった。でも私のクイズ人生が改めて始まったんだなと思うと、ワクワクする。いつになっても「今」が人生で1番若いから、物事を始めるのは人生で1番若い時になる。人間人生がどこでどう転ぶか分からない。どこにきっかけがあるか分からない。だからこそ好きだと感じたら、その場で始めてみたらいい。それが人生を豊かにする引き金になるかもしれないから。
成人の日にスアールでたくさん押した帰りの電車の中で考えてみた。