スアールウルトラカップ参戦記(2024年11月7日池袋day1)
2024年11月にスアール全4箇所でウルトラクイズを模した大会が開かれるとあり、その1日目に参加してきました。今回はその参戦記になります。
11月のSXCがウルトラクイズをモチーフにした大会になるとアナウンスがあった。今でもウルトラクイズを見て、ウルトラクイズに人生の趣味を決められた私が出場しないなんてあり得ない!と自分で勝手に思って実力のなさを全く考えずに出場を決めた。
当日有給を取って(ウルトラクイズは絶対に木曜日じゃなきゃダメ)、スアール池袋へ向かった。時間に余裕を持って行ったので1番乗りだったが、QMのDJさんから当日の名札を書く時に挑戦者Noを決めてと言われた。たまたま前日のXの私のポストに第12回優勝者の瀬間康仁さんからいいねをいただき、瀬間さんにあやかろうと1番を選択した。このNoが後の運命を決めるとはこの時は全く思わなかった(ウルトラファンとしては思わないとダメ。この時点で負けていた)。
国内第1次予選① 自由の女神◯✕クイズ(★✕)
最初は当然自由の女神クイズ。これじゃなきゃウルトラクイズじゃない。しかも出された問題は「ニューヨークの自由の女神が建てられた時、女神はニューヨークで1番高い建造物になった…」だった。98年に私が唯一参加したウルトラの1問目だったのでよし!と思ったら「が、アメリカ全体を含め1番高い建造物になった」と続いた。ずっこけて思わずDJさんに文句を言ってしまった(そのまま出すわけないでしょと返された。そりゃそうか)。98年当時を思い出すとあの時は答えが分からなかったが、6年振りのウルトラの第1問を✕にはしたくないという願望から◯を選択して正解した。今回も同じになって欲しいと思い◯を上げたが、見事に不正解だった(当時1番高いのはワシントンD.C.の国会議事堂にあるワシントン記念塔らしい)。
国内第1次予選② 3問連取◯✕クイズ(★◯)
間髪入れずに次の◯✕クイズが始まった。★の獲得条件は全問正解。興奮して問題は覚えていないが、3問を正解して★を獲得できた。これは勘で当てた問題もあり、文字通り奇跡的に取れたと言える。
国内第2次予選 ジャンケン(★✕)
ウルトラクイズとしては当たり前の成田でのじゃんけん(第10回のみ腕ズモウ)。大きなスーツケースは持って来ていないが、頭の中にそんな風景が浮かんだ。当然1対1の対戦で挑戦者Noの大きい人と小さい人が対戦をした。私は1番目の出番だったが、1-3で破れて★を積むことができなかった。最初から4回くらいあいこが続いたが、それに負けて少し気が沈んでしまったのもあるかもしれない。じゃんけんも昔から弱いので、嫌な予感はしたがそれが当たってしまった。
グアム 泥◯クイズ(★✕)
機内ペーパークイズがなく、いきなりグアムの地を踏んだ。グアムといえばこれもお馴染みの泥んこクイズだが、もちろん店内には用意をすることができない。代わりに用意されたのが◯✕問題をだして、答えたあとに透明の液体が出てくる。正解なら水、不正解ならテキーラという泥酔クイズだった。私は泥(テキーラ)の海に飛び込んでしまい、ここでも★を獲得できなかった。テキーラはやっぱり来るけど、飲酒クイズデーで少し耐性がついたのか、思った以上に平気だった。しかしこれは勘違いだとすぐに気づく。
ハワイ 1対1対決クイズ(★✕)
グアムの次のチェックポイントでは団体戦か対決クイズと相場が決まっている。今回は対決クイズだった。成田とここで効いてきたのが挑戦者Noになる。挑戦者Noの若い順に並べてから★の獲得が多い順にトランプを引き、そこで当たった人と対戦をすることになった。私は最初にトランプを引かれた側になり、第1対戦にエントリーした。ルールは2◯2✕で行われた。そろそろ★を獲得しないとまずいと思ったが、(確か)3問くらいで私が2✕を積んで終わってしまった。対戦後に頭がフラフラしていたので、やっぱりテキーラが効いているのかと思った。
今回のホールはまゆさんだったが、まゆさんにレイギャルをやって貰えると期待していた。それがなかったのは残念だった。勝ち抜けたらレイギャルを襲う気満々(これはウルトラの伝統)だったのに、できなかったのが心残りだ。まゆさんには全て説明したら拒絶された(至極当たり前)が、後日その様子を動画で見せたら「昭和ですね~」としみじみ言われたのはいい思い出だ。ウルトラクイズの本放送は平成4年までやっていたけどね。
ロサンゼルス 3ポイント先取早押しクイズ(★✕)
本土上陸後最初のチェックポイントはストレートの早押しクイズと、これも大体相場が決まっている。3pt勝ち抜け、お手つき誤答はマイナスポイントで行われた。指の調子自体は悪くなかったものの、とにかく誤答を重ねて最終的に9◯9✕の±0で規定人数が勝ち抜けてしまい、また★を獲れなかった。ウルトラクイズらしい少し捻った感じのクイズが多数出題され、そう言えばウルトラクイズってこんな感じだったなと改めて思った。しかし準決勝進出の人数は発表されていないけど分かっていたし、この時点でかなり焦っていた。
モハベ砂漠 バラマキクイズ(★◯)
次に行われたのはウルトラツアーでも何回か行っているモハベ砂漠。広大な場所で行うのはバラマキかと分かっていたが、どうやってやるんだ?と思っていた。そうしたらまさかのビルの最上階にばら蒔かれた50問の封筒(ではなく番号が書かれたカード)を1つを拾って帰って来るというものだった。バラマキクイズはその特性上、最初に隊列が決まればその後順番が変わることはほぼない。順番を決めるための近似値クイズが行われた。問題は「1982年に行われた史上最大の敗者復活戦の四国地区の参加人数」だった。全体の参加人数を何となく知っていた(大体20,000人くらいと記憶していた)ので、これくらいかと思い書いた数字で3番手に入ることができた(全盛期の高校生クイズの地区別参加者の比率を一生懸命計算した)。そしてバラマキクイズがスタートした。ハズレが確か20%入っていたし、何よりバラマキクイズは自分の拾った問題しか答えられないので、問題運にもかなり左右される。最初の問題は全く分からなかったものの、運良くハズレを引かずにその次から2問連答で3抜けをしてようやく2つめの★を獲得できた。勝ったあとは膝が笑っていた。運動不足だ。
ワシントンD.C. 大統領選挙クイズ(★◯)
今回の1番の目玉企画だと思っている。今年はアメリカ大統領選挙が行われた。第12回のワシントンD.C.で同じクイズが行われたが、まさか同じ形式をやるとは思わなかった。それと同時にその時のクイズを思い出し、人口の多い州を思い出していた。早押しクイズに正解するとアメリカ50州の1つを獲得でき、その州の選挙人がポイントになる。合計60人(本家では50人だった)獲得で勝ち抜けとなる。1つ本家と違うルールが、選挙人の合計が55~59人(だったと思う)になるとドボンとなり、全州没収の上他の人はドボンの州を指名できなくなる。クイズ中は何問か正解を重ねたが、誤答もしてしまった。誤答をすると獲得している州の中で、1番選挙人が多い州を没収される。没収された州は他の人も指名できるので、慎重に行かなければいけなかった。ここで12回の記憶が役に立った。有名なカリフォルニア州、ニューヨーク州、テキサス州、フロリダ州はすぐに獲られたが、人口が多いけど名前がマイナーな州(と勝手に思っている)であるイリノイ州を獲得できたのが大きかった(シカゴがあるから人口が多い)。何問か続けたところで時間切れとなった。勝ち抜け人数が足りなかったので選挙人獲得数の多い人から勝ち抜けたが、ボーダーギリギリに入れたので★を獲得できた。
ここで予選が終了。1位の方はストレートで準決勝進出。2位の方が4人いたので、ここから3人に絞るべく早押しクイズが行われた。私はその4人に★1つの差で入ることができず、私のスアールウルトラカップはここで終了した。
休憩中にウルトラクイズを知らないまゆさんにウルトラらしい◯✕問題を出してみたり(ペンギンもしもやけになる(第12回)、制服の警察官は市民に不安を与えないようにむやみに走ってはならない(第14回))、ウルトラクイズの思い出を話したりととにかくウルトラクイズ一色の時間がとても心地よかった。負けた悔しさはあるものの、それ以上に充実感が大きかった。
ボルティモア 通せんぼクイズ
4人で行われる早押しクイズ。3pt獲得で通過席へ。通過席で正解するとニューヨークへ行ける。確か第5回ノックスビルが初めてで、その後の準決勝で名場面を作ってきた形式だ。特に第13回のボルティモアはウルトラ史上最高の戦いと言っていい。本家に恥じぬ熱戦が繰り広げられ、予選から高い実力を発揮していた2人がニューヨークへ進んだ。
ニューヨーク 10ポイント先取早押しクイズ
今世紀最後を覗く全ての回での決勝戦で行われた形式。パンナムビルの屋上かリバティ島の桟橋かプリンセス号の船上か(第9回のみ決勝はパリだったのでトロカデロ広場。ニューヨークにも行っている)。クイズ王を決めるための形式だと思っている。10pt先取で優勝、誤答はマイナスポイントとなる。ここでも一進一退の白熱した攻防が繰り広げられ、見ている方も力が入る戦いだった。熱戦の中最後は強さを発揮した方が初代?スアールウルトラカップの優勝者となり、スアールウルトラカップday1は幕を下ろした。
今回私の他に2人のヘビーなウルトラクイズファン(優勝した方もその1人。20年ずっと探している本を持っていて、中身を読ませていただいた)がいたが、その方達とウルトラクイズトークができたのがある意味クイズ以上に凄く楽しかった。ウルトラクイズを知らない若い世代の参加も嬉しかったし、ウルトラクイズの楽しさを少しでも体感して貰えたら、98年復活版の1回だけだが出場した身としてもとても嬉しい。またウルトラカップがあるなら必ず出る。その時は知識と運を磨いてニューヨークまで行きたい。ニューヨークに行くには運が1番大事だと思っているから。ウルトラクイズのコンセプト「知力、体力、時の運」を地で行く大会だった。とても楽しかった。
私のウルトラツアーはここまでです。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。