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【AIの資格】G検定に合格したので、感想と勉強方法まとめ

Chat-GPTをはじめとしたAI(人工知能)が日常や仕事にも多くの影響を与えるようになってきています。
とはいえ「AIの精度がなぜ上がっているのか、どうやって人間のような会話をしたり、人が1ヶ月かかって書くような絵を数秒で生成できるのか、小説家のようなストーリーを作成できるのか」など良くわかないけど使っている状態だったので、少しでも理解したいなと日々思っていました。
ちなみに私は中学生の時にもふと電子レンジでなぜものが温まるのかわからずにボタンを押して温めていることに急に疑問を感じて図書館で調べたりしてましたw
そんな時にAIに関するリテラシーを学べるG検定というものを知ったので、チャレンジしてみることにしました。(無事合格しました)
今後受験される方の参考になればと思い、受験に役立つ情報やどんな点が良くてどんな点が良くなかったかとまとめてみます。

G検定とは

G検定とは?

G検定とは、一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が実施するAI・ディープラーニング活用のためのリテラシーを有しているかを認定する資格です。下記のような方にお勧めです。

  1. AI・ディープラーニングについて基本的な概念や構造を知りたい方

  2. AIエンジニアになるための最初の一歩を踏み出したい方

  3. 職場でAI理解の必要性を感じ始めた方

試験内容

受験会場オンライン実施(自宅受験)
試験時間120分出題問題知識問題(多肢選択式・220問程度)

出題範囲

  • 人工知能(AI)とは(人工知能の定義)

  • 人工知能をめぐる動向

  • 人工知能分野の問題

  • 機械学習の具体的手法

  • ディープラーニングの概要

  • ディープラーニングの手法

  • ディープラーニングの社会実装に向けて

  • 数理・統計

G検定を受験してみて良かったこと

結論としてG検定の勉強はゲームAIの開発の歴史など非常に興味深いことが多くて楽しかったです。知識としても役にたつことが多かったので特に下記の点などが有意義だったと思います。

  1. AI(人工知能)の過去の取り組みを網羅的に学ぶことでどういった事を期待してブームが起こり、どういった課題でブームが終了したかと網羅的に学ぶことができたことで、今回のAIの盛り上がりが一過性のものなのかインターネットの発明のように世界を変えるのかについて自分なりの理解を得ることができたこと

  2. AIについての開発手法と従来のシステム開発の違いについても学ぶことができ、「アセスメント」「PoC」「開発」「追加学習」のステップを踏みつつビジネス視点や技術視点でどの程度のインパクトが得られるのかを慎重に図っていく必要があることが理解できた

  3. 機械学習やDeep learningなどの中身について深く学ぶことができたので、なんとなくアウトプットだけ見てすごいなあと思っていたAIがどんな仕組みで動くのかが知れたこと

G検定を受験してみて良くなかったこと

良くなかったことはそれほどないですが、敢えて挙げると下記のようなことがあります。

  1. G限定はあくまでAI開発における網羅的な知識を得ることが目的なので、具体的にAIを開発したり何かに利用したりという実務にすぐ繋がる内容はありません

  2. とはいえ内容は結構専門的なものが多いのである程度数額の知識や開発の知識があった方が理解しやすいところもありました

  3. なので本当にテキスト全てを理解するには多くの時間が必要になります。(とはいえ合格するだけなら深い知識を追い求めなくても問題ありません)

G検定に合格するための勉強方法

自分の場合は約一ヶ月の学習時間があったので、下記のような手順で学習を進めました。

1週目:公式アプリでテスト内容を理解する(この時点では正解率3割くらいですが気にせずこんな問題が出るんだーという感じでスルー)
2週目:公式テキストを一回通しで読む
3週目:公式テキストを通しで解いて間違った問題にマーク
4週目:公式テキストの間違いの復習(全部で3周)
テスト直前:最後の復習として公式アプリを再度とく(この時点で正解率8割くらい)

G検定に役にたつサイトやテキスト

下記の公式テキストと問題集があれば合格できると言われていますが、個人的にも受験してみて下記の2冊があればテキストとしては十分かと思います。
あとは公式アプリも1000円ちょっとで買えるので、こちらも隙間時間などに見れて良かったです。

他にも学習した内容をまとめている下記サイトなどもとても役に立ちます。
特に知識の言葉は分かるけれどもどの領域の話かという紐付けが出てこない時などは検索することで、どういう場合に必要な知識かが復習できます。


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