「DXとは何か」を10秒で言えるか

「で、結局DXって何なの?」

この質問に10秒で答えられ、100%「なるほど!」と言ってもらえるようになるようになることが、「おかんDX」成功への第一歩かと思う。

『新しい働き方LAB』で自主企画「おかんDX」に取り組もうと決めてから数週間が経った。

タイトルワードのヒキだけが強く、一人歩きしてる感がある。(汗)
できることから少しずつやっていこうと思っている。

手始めに「DX」に関するnote記事を読み漁っている。そうするうちに、自分の中では少しその後ろ姿がボンヤリ見えてきた(かもしれない)。

が、誰かに、特に「『デジタル化』とか『ICT活用』なんて私の人生に何の関係があるん?」という人に「DXっていうのはね。。。こういう概念で、こんな事例があって、あなたの生活にもこんなメリットがあるのよ!」と伝えられるレベルの理解は、正直まだない。

インプットだけしていてもダメだと思い、現時点での私の理解と見解を一度書き残しておこうと思う。

「DX」という言葉の定義

「DX」という言葉自体はよく目にするようになった。おそらく、「アリ○ミンDX」「○ツコDX」を目にする頻度より多くなった(と思うのは私だけ?)。

が、「だいたい「DX」て書いて「デジタルトランスフォーメーション」と読む、ってなんやねん!」と、まずそんなツッコミが入る。
本気と書いてマジと読む、みたいな?(いや違う)

よく引用されている定義が、民間のIT専門調査会社IDC Japan株式会社によるもの。

DX(デジタルトランスフォーメーション)
企業が外部エコシステム(顧客、市場)の破壊的な変化に対応しつつ、内部エコシステム(組織、文化、従業員)の変革を牽引しながら、第3のプラットフォームを利用して、新しい製品やサービス、新しいビジネスモデルを通して、ネットとリアルの両面での顧客エクスペリエンスの変革を図ることで価値を創出し、競争上の優位性を確立することを指す

https://www.idc.com/jp/research/explain-word

「デジタル技術でトランスフォーメーションしちゃいましょ。」みたいな感じ?
うーん、伝わらないなぁ。

この「 」を10秒で言い切って、100%の「なるほど!」を得られるまでにはまだ少しかかりそうなので、現時点ではここで止めておく。

状況を把握するには

「なんだか人手不足」「やたらめんどくさそう」のイメージだけが先行しているように思う。具体的な問題点がどこにあるのか、解決に向けてどうするべきなのか。

この資料が事の発端な気がする。

DXレポート 〜ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開〜(サマリー)

経済産業省

分かりやすいのと、それなりに「このままいったらあかんなぁ」という感は見て取れる。

が、そもそもこの資料が出されたのが「平成30年」(いや、和暦かいっ!)。で、すでにもうその「崖」とされてる2025年まであと3年になっているのに、巷でみる「DX」の文字には枕詞として「失敗しない」とか「名ばかりの」とかが散見される。「もう、あかんのちゃうの」という気持ちにさせてしまう。

そして、大阪で暮らす一人の「オカン」レベルにまで「このままやったらあかんで〜」という危機感が浸透してないのが何よりあかんと思う。

よほどの問題なら、もっとみんな知ってて、みんなで何とかしようと思うはず。
まぁ、そこまでの問題じゃないんだろうな、きっと。

参考にしている記事・事例

よく読ませていただくのが 久松剛 さんの記事。さすがその道の専門家なのですごく的確に状況が解説されている。(なんだか上からな感じになって申し訳ありません。)

具体的にどんな取り組みがされているか、事例として面白いな〜と思っているのが 日本生協連DX-CO•OPプロジェクト さん。私も生協さん使ってるのですが、裏でこんな取り組みがなされていると知り、なかなか興味深い。

「DX」は「実家の片付け」みたい?

まだボンヤリした理解だけれど、現時点で私がイメージする「DX」は、「実家の片付け」に似ている。

世の中に便利なものがたくさんあることも知らずに暮らす、実家の両親。
たまに帰ると家の中は「昔便利だと思って買ってみたもののもう使ってない。けど捨てられない。」モノが山積み。
「どれが要るか、どれを捨てるか」の判断が自分ではつかない。
「捨てたら不便になるやん、どうするの?」と捨てさせてくれない。

その両親に「いや、な、これ捨てても、今はこんなんあるねん。」「もうこれ長い事使ってないやろ。もう要らんよな。」「ここにこれ置いてあるから、新しいの置くとこないねん。一旦捨てて、整理して、必要最小限のに置き換えよ。」「要る時だけ借りれるサービスもあるから、心配せんでいい。」と説得してどんどんと片付けていく、みたいなイメージかなぁ、と。

実家の片付けには膨大な時間と労力がかかる。コミュニケーションも「分かっている人どおし」と違って大変だ。

何より片付ける気がない、もしくは、片付ける気があっても自分ではできない両親。

現状の整理、使えるツール、実践後に待つ明るい未来、それを丁寧に伝え、かつ、遂行していく必要がある。帰ってからも快適が続くように、お互い気持ち良く。

そりゃ、そんな作業、みんなやりたくないわなぁ。

概念だけではダメなので

引き続きどんな問題点があって、どんな取り組みがなされてるかは色々見ていこうと思う。

実際のツールとして使えるクラウドの資格勉強も並行して進行中。

ただ、概念・知識だけあってもダメなので、いろいろなツールに触れたり、誰かの悩みや困りごとがそのツールで解決できないかをやってみることも必要かなと。

実践も併せて進めていこうと思う。


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