AIは変な提案をする。人はどうだ?
「Go To Eat食事券」の有効期限がいよいよ今月末で切れるということで、久しぶりにリッチな外食を計画した。
日曜日のランチに、とレストランの予約サイトで日時と人数を指定した。すると、どうやらその日時では空きが無いようだった。
あら〜、空いてないわ。どうする?来週にする?何か予定あったっけ?と夫に伝えていると、スマホ画面にポワ〜っとポップアップ表示が現れた。
スマホで予約作業をしてたのは金曜の夜。日曜のランチがNGで土曜を勧められるのはともかくとして、月曜のランチって。。。
さらに「同じ時間なら、青山、渋谷、高輪、虎ノ門ヒルズなら」って。。。当方大阪市在住なんですが、そこまで行けと?!
AIのサジェスト機能を埋め込んだのが丸分かり。新しい技術を取り入れるのはいいけど、ここまで的外れな提案をされると予約する気もなくなってしまうよね、と苦笑せざるを得なかった。
「あなたには、これでしょ」と言われると、引いてしまう
予約サイトの件はAIがユーザーの意図が理解できていない極端な例だ。(何でもかんでも導入すればいいってもんじゃないですよね。。。)
でも人がやっていることでも、期待していないものやサービスを勧められてモヤっとすることは多々ある。
求めていないものを勝手に提案されても、困るだけなのに、と思う。
悩みがあってただただ聞いてほしいだけだったのに、話していると「こうした方が良かったよね」「次からこうしてみたら?」「それって、これが原因じゃない?」と勝手に解釈を押し付けられたり。
自分で必要なものは分かっているつもりなのに「これも足りないんじゃない?」「これが必要でしょ。」と決めつけられたり。
良かれと思って言ってくれていても、つい「もういいよ。」と距離を置きたくなってしまう。
「あなたに私の何が分かるの?」と感じてしまう。
相手がAIだから笑い話で済ませられたのかも。ちゃんと意思疎通ができるはずの人間に色々と勝手に決めつけられて提案されると、イラっとすることがある。
相手がほしいものを知る、ことの難しさ
とはいえ、相手が欲していることをよく理解し、求めてられていることを喜ばれる形で提供することは難しい。言葉かけも、サービスの紹介も提供も。
思春期入り口の娘に、良かれと思って言ったことに対して「分かってる」「もういいから」と言われ、玉砕することもある。
相手の聞きたい言葉を伝え、ほしいものを提供するのは至難の技だなぁと常々思っている。
自分にはなかなかできないので、それが自然にできている人を尊敬する。飲みに行くなら、仕事をするなら、そういう人とがいい。
そして自分も自然にそうできるようになれれば嬉しい。
まずは相手を知ろうとすることから
相手の求めるものを理解するには、まず何より相手を知ろうとすることからはじめるしかない。
できるだけ、フラットに、先入観無く。
とはいえ、それが難しいんだよね〜、と思っていたら、今朝読んださわらぎ寛子さんの記事に「ほんまそれ!」と膝を打った。
相手を理解した上で、相手のために、本当に相手のために、言葉をかけたり何かを勧めたりすることが大事だと思う。
なかなか難しいけれど、自分もできるように心がけていこう。