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仕事が忙しくても諦めない!生成AIを活用した世界一周旅行計画の時短テクニック
前回のおさらい:新婚旅行が世界一周に進化するまで
前回の記事では、私たち夫婦の「ビジネスクラスで行きたい」という何気ない発想から、ハワイだけで40万円のビジネスクラスなら、+20万円で世界中行けるという「世界一周航空券」という選択肢に至るまでをお伝えしました。スターアライアンスとワンワールドを比較した結果、ANAグループのスターアライアンスを選択し、ニューヨーク、ブエノスアイレス、リスボン、サマルカンドという4都市を結ぶルートを計画するところまでお話ししました。
今回は「時間がない」を言い訳にしないための、忙しいサラリーマン夫婦がいかにして生成AIの力を借りて効率的に世界一周旅行を計画したかをお伝えします。
直面した現実:「いつ計画するの?今でしょ!」
世界一周旅行といえば、普通は半年以上かけて綿密に計画を立てるものかもしれません。しかし、私たち夫婦の現実はこうでした。
私:平日は夜遅くまで仕事、土日も副業に追われる
妻:不規則なシフト制で土日出勤も当たり前
計画開始:出発のわずか2ヶ月前!
「これは無理なのでは?」と頭をよぎった瞬間、私たちが頼ったのが最新の生成AI技術でした。
生成AIの活用:無料ツールでもここまでできる!
最初に言っておきたいのは、無料のAIツールだけでも十分に世界一周旅行は計画できるということ。私は複数のAIを使いましたが、実は「その時の気分」で使い分けていたにすぎません。GPT一つでも十分です。
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重要ポイント: とにかく「疑問に思ったことを何でも投げかける」という姿勢が大切です。特にAI検索エンジン(Perplexity)は「ANAマイル 世界一周 ビジネスクラス 2025」といった検索で、ブログやSNSも含めた最新情報を集めてくれました。
驚異の時短:100時間以上の節約を実現した3つの秘訣
従来の方法(ガイドブックや旅行サイト、旅行会社への相談など)と比較すると、生成AIを活用したことで100時間以上の時間節約になったと実感しています。特に効果的だった時短テクニックを紹介します:
1. 音声入力の驚くべき効率性
スタンフォード大学の研究によると、音声入力はスマホでのタイピングより約3倍速いとされています(参考:GIGAZINE)。この差は旅行計画のような大量の情報を扱う際に絶大な効果を発揮しました。
私の場合:
タイピング:1分間に約30単語
音声入力:1分間に約100単語以上
これにより、通勤中や家事の合間にも質問可能に!
2. 24時間・場所を選ばないAIアシスタント
夜中の2時に「そういえば、サマルカンドの気候ってどうなんだろう?」と思いついても、即座に回答が得られるのは驚くべき便利さです。
3. マルチタスクの実現
一つのAIが旅程を立てている間に、別のAIでホテルの調査が可能。また、現地の情報を現地語で検索し、日本語で要約してもらえるため、言語の壁も突破できました。
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世界一周旅行計画を加速させる実践的なAI活用テクニック
Step 1: 音声入力で効率的な情報収集
通勤電車の中でスマホに向かって話しかけるだけ。これが時短の決定打でした。例えば、こんな質問を投げかけました:
「スターアライアンスの世界一周航空券について教えて。特に知りたいのは:
1. 2025年の最新料金
2. ビジネスクラスで予約する際のコツ
3. 都市数の制限
4. 予約の変更はどれくらい自由にできる?
5. マイルを効率よく貯める方法と使い方」
たったこれだけの質問で、公式サイトを何時間も読み込むよりも分かりやすく、最新情報を一度に得られました。質問は複雑である必要はなく、思いついたことを自然な会話で投げかけるだけでOKです。
Step 2: 大陸と都市の選定は人間の感性で
これは友人のおすすめや夫婦での話し合いで決定。生成AIは万能ではなく、「どこに行きたいか」という感情的な部分は人間の直感を大切にしました。
Step 3: 音声で複雑な条件を伝えて日程最適化
家事をしながらスマホに向かって話すだけで旅程が組み上がっていく体験は革命的でした:
「こんな感じの世界一周旅行を計画して:
- 4月中旬から5月初めで出発したい
- 3週間くらいで回りたい
- ニューヨーク、ブエノスアイレス、リスボン、サマルカンドに行きたい
- 5月15日までには絶対に帰国する必要がある
- できるだけ移動時間を短くしたい
- 時差ボケも考慮した順番がいい
- スターアライアンスだけ使いたい
- 予算は航空券で65万円以内」
驚くべきことに、各都市の気候条件まで考慮した最適な順序と日程を提案してくれました!
Step 4: 現地での行動計画も音声でさくっと
例えば夜寝る前にベッドで横になりながら:
「ニューヨークで3日間どう過ごせばいい?条件はこんな感じ:
- 4月12日から15日
- マンハッタンに泊まる
- 現代アートとミュージカルと食べ歩きが好き
- 一日1万歩くらいは歩ける
- 食事は一食5000円くらいまで
- MoMAとブロードウェイは絶対見たい
- 団体ツアーはイヤ」
これだけで、GoogleマップでPDF化して印刷すれば使えるレベルの詳細な計画が完成しました!
言語の壁を超える:多言語AIの活用
特にサマルカンドのような一般的ではない目的地の情報収集は、AI翻訳機能が大活躍しました。例えば:
「ウズベク語とロシア語で書かれたサマルカンドの現地情報を検索し、以下の観点から要約してください:
1. 現地の治安状況(特に女性旅行者向け)
2. おすすめの現地レストラン(地元の人が行く場所)
3. 公共交通機関の利用方法と注意点
4. 現地でのチップ文化と支払い習慣
5. 観光客があまり知らない穴場スポット」
AIがウズベク語とロシア語の情報源から情報を収集し、日本語で整理してくれました。これにより、通常の英語圏の旅行者が知らない貴重な情報を得ることができました!
予算管理と予約の一元化:AIとNotionの連携
旅程が固まったら、以下のようなプロンプトでNotion用のデータを作成しました:
「以下の旅行計画をNotion用のデータベース形式に整理してください。
各予約情報(航空券、ホテル、アクティビティ)には以下の情報を含めてください:
- 日付と時間(現地時間と日本時間)
- 予約番号とステータス
- 支払い金額と支払い方法
- 予約サイトとアカウント情報
- キャンセルポリシーと期限
- 緊急連絡先
また、各日のスケジュールには以下を含めてください:
- 朝食/昼食/夕食の予定場所と予算
- 交通手段とルート
- 必要な持ち物リスト
- 天気予報との連携メモ」
これにより、Notionに簡単にコピペできる形式で情報が整理され、旅行中も一元管理できました。
【裏技】音声入力で世界一周旅行計画が3倍速く進む!
私が最も効率化できたのは、音声入力の活用です。研究によると、音声入力はスマホでのタイピングより約3倍速いとされていますが、実際の体験はそれ以上でした。平日の夜、疲れて帰宅しても、スマホに向かって話すだけで旅行計画が進む魔法のような時間短縮を実感しました。
▼ 通勤電車内での音声入力例(30秒で完了): 「おはよう。リスボンでおすすめのファド鑑賞スポットを3つ教えて。値段と予約が必要かどうかも知りたい」
▼ 料理をしながらの音声入力例(45秒で完了): 「ねえ、明日のニューヨーク観光プラン調整して。今日けっこう歩いて疲れたから、美術館は後日にして、代わりにゆっくりできるカフェ巡りコースを教えて」
▼ お風呂に入りながらの考え事を即座にメモ(15秒で完了): 「サマルカンドでのホテル、スターアライアンスのラウンジがある空港近くがいいかも。候補リストアップして」
こうした"ながら計画"と音声入力の組み合わせが、忙しい日常の中でも世界一周旅行の準備を着実に進められた最大の秘訣でした。**キーボードを開く手間すら惜しい!**というくらい効率的です。
結論:「時間がない」は世界一周旅行の障害にならない時代に
世界一周という大きな計画も、生成AIの力を借りれば、忙しいサラリーマン夫婦でも実現可能です。特に:
一つのAIツールでもOK:無料のGPTだけでも十分。大切なのは「疑問をどんどん投げかける」姿勢
音声入力の活用:タイピングの3倍速で、通勤中や家事の合間にも計画が進む魔法の入力法
隙間時間の有効活用:5分、10分の空き時間でも質問一つで計画が前進
情報の一元管理:Notionなどのツールと連携して旅のデータベースを構築
世界一周旅行は一生に一度の特別な経験。「時間がない」という理由で諦めるには惜しすぎます。AIという最高の旅行パートナーを活用すれば、忙しい日常の中でも夢の旅は実現できるのです。
次回は「世界一周旅行のパッキング術:本当に役立った厳選アイテム10選」をテーマに、4都市を巡る旅で必須だったアイテムと、AIに相談して見つけた意外な便利グッズをご紹介します。スーツケース一つで世界を回るミニマリストの知恵もお届けする予定です。
お楽しみに!