NOMOSの時計を見てきた!
日本初のリミテッドショップが表参道ヒルズ内にオープンしたとのことで、行ってきました!
先にINFORMATION。
上の記事内に書かれている、
日本未発売モデルや生産終了モデルはまだ入荷していませんでした。
いま本国と掛け合って製作·検品中とのことで、入荷したらInstagram等で告知するとのことです。
日本限定モデルはありました!
表参道ヒルズ地下3階、大きい階段の裏手にあります。
決して大きいとは言えない店舗ですが、
ショーケース2つにNOMOSの時計がズラリ。
改めて考えるとNOMOSをまじまじと見たことがありませんし、実機を手に取ったことなど一度もありませんでした。
ドイツウォッチといえば、やはりランゲやグラスヒュッテオリジナルといったお洒落な時計や、
Sinnのタフで男らしい時計といったイメージが強くて。
もちろんバウハウスの様式は知っていましたが、
ノモスやユンハンスはわたしの中ではシンプルすぎて地味、という印象でした。
(後にこれが覆ることになります)
スイス時計がアールデコ様式を用いたのに対し、ドイツのバウハウス様式はどう違うのか。
手にとって明らかにその違いを感じ取りました。
「デザインは機能に従う」
その言葉どおり、時間を知るという時計の基本的な機能をシンプルに追求しています。
画像で見ただけでは、ともすれば地味な印象を受けるかもしれません。
しかし腕に乗せてみると、その作りの良さがよく分かります。
ノモスの代表的なモデル、
タンジェント、ラドウィッグ、オリオンを見させていただきました。
左2本がオリオン。
シンプルなバーインデックス、スモールセコンド、薄型の手巻きムーブメント。
クラシックなドレスウォッチです。
ノモスの中では一番ベーシックなケースデザインですが、カーブドサファイアの風防などワンランク上の一本。
そこはかとないヴィンテージ感ただよう、シンプルで普遍的なデザインです。
さらに右の2つがタンジェント。
30年以上変わらず愛され続けるノモスの看板モデル。
丸と直線のみで構成されるデザイン、アラビア数字など、
シンプルな中にNOMOSのこだわりが詰められています。
個人的にラグの形状が印象的で、
丸いケースから細く直線的に飛び出したラグは一切の曲線を描かず、
すべて直線的なデザインとなっています。
ケースもドイツウォッチらしい円筒形。
よって文字盤の丸が強調され、洗練された印象を受けます。
そして右の1本がラドウィッグ。
今回わたしが一番惹かれた一本です。
パッと見はタンジェントに似ていますがケースは絶妙にカーブを描いています。
ラグはタンジェントと同様に極細ですが、直線ではなく腕の形に沿ってゆるやかにカーブしています。
コレクション唯一のローマンインデックスで、特筆すべきは真っ白のエナメルラッカー仕上げがされた文字盤。
これが本当に美しい…!
一覧の画像でもラドウィッグの文字盤の白さが際立っているかと思いますが、
単品で見ればタンジェントも白系なのです。
(正式には白銀仕上げと表記されています)
これが並べると明らかに白さが際立つエナメル文字盤。
完全に惚れてしまいました…
以前「ドレスウォッチを選べない」という記事を書きましたが、
もうこれが正解でしょ!と思っています。
まったく嫌味がなく、逆に誠実ささえ漂う最高にちょうどいい時計だと思います。
レアリティーズの展開も気になるところなので即決はしませんでしたが、
今後もNOMOSには大注目です!