美しさとは。究極にシンプルで真面目な時計
書きかけのnoteが10を超えてしまったが、取り急ぎこの話題を投稿したい。
数週間惚れ込んでいたNOMOS GLASHÜTTEのLudwigを購入してしまった。
前回の投稿で、「試験に合格したら…」云々と書いたような気もするが、
ちょうど11月からNOMOSも値上げが行われるとのニュースを目にしたのがひとつ。
あとこの日はBREITLINGを買ったISHIDA表参道に、3ヶ月点検に出しに行ったのだが…
わたしも初めてのことで、てっきり簡易的に数時間で終わるのかと思いきや、
1週間ほどの預かりになるとのことで。
分解洗浄までは行わないと思うが、これを定期的に無償で行ってもらえるのはありがたいことだ。
で、時計をそのままお渡ししたので腕にはなにも乗っていない状態になってしまった。
そのまま表参道ヒルズのNOMOSへ。
帰る頃には腕にラドウィッグを乗せて店を後にしていた。笑
しかしながらこの真っ白な文字盤には相変わらず惚れ惚れする。
この文字盤の美しさ、画像では伝わらないだろうな…
木箱の風合いも、高級時計のそれとは違って素朴で真面目な印象を受ける。
見た目には派手さはないし、もしかしたらつまらなく見えるかもしれない。
しかしこの時計の魅力は裏側にもある。
グラスヒュッテ様式である3/4プレートにこの仕上げ。
普段見えない部分に審美性を追求した、まさにドイツらしい真面目な仕事が伺える。
搭載の手巻き式キャリバー アルファはNOMOSで多くのモデルに用いられるエントリークラスの立ち位置だが、それでもこれである。
ベースはプゾー社の7001だが、原型がわからないほど手が加えられている。
完全自社製のDUWは上位機種や自動巻きモデルに採用されている。
いずれにしても素晴らしい仕上がりとなっている。
ちなみに表参道店ではベルトの変更が可能とのことだったので、
オリジナルはブラウンだったがブラックのベルトに変更してもらった。
ホーウィン社製のシェルコードバンで、しなやかで艶があり使い込むほどに味が出てくるだろうなと期待している。
この時計はクロコダイルではなく、このシンプルなシェルコードバンが一番似合うと思う。
革フェチとしては匂いがたまらなく好き。笑
オリジナルのブラウンも柔らかい雰囲気になってとてもマッチしていたのだが、
真っ白なダイアルをパキッと見せたいのと、手持ちの革製品(レザージャケットや革靴、ベルト)との親和性を考えるとやはり黒がわたしには最適解だった。
気になっている人も多いだろう、ラグが長すぎる問題。
たしかに長いが、ベルトがはじめからしなやかなため腕にスッと馴染む。
これはちゃんと穴を通さないとわからないと思う。
腕の幅に収まりさえすれば思ったほど長さは気にならない。
むしろNOMOSの特徴として、ひと目でわかるポイントとも言えるだろう。
ひとしきりいろんな時計を見て、落ち着く場所がまさか究極にシンプルで真面目な時計になるとは…初めて買ったRED RADARからは想像もつかない事態となった。笑
今後はコレクションからセレクションへ。
よっぽど強烈に惹かれる時計が現れない限り、試験が終わる2年後までは買わないと思う。思う…笑
…10万以下の寄り道はカウントしないことにする。笑
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