
「えっ、こないだ買ったばかりだよね!?」
はい。
反省の意味を込めていつもとは違う文体でお届けします。
先日、12/23に念願のチューダーマラソンを終えた人です。
過去記事でもちょくちょく触れていましたが、
1年半ほど本気でGMT時計を探して真剣に選んだ結果…
選ばれたのはTUDOR BB58 GMTでした。
スペック、価格、デザインすべてにおいて最高のバランスの選択肢だったと思います。
でもですね…
ここ数年で時計に対する価値観が変わってきた部分も多々ありまして…
GMTを探す最中、いくつかの寄り道も行いました。
泳げないけれど、水辺で遊ぶにはもってこいのオーバースペックダイバーズ、
EDOX ネプチュニアン。

この時計を手にしてから明確に価値観が変わった、といっても過言ではありません。
今では当たり前となったセラミックベゼル。
ツヤツヤで耐傷性に優れ、ほとんど劣化せず美しいカラーバリエーションも可能な素材。
多くのブランドがセラミックを採用し、それにより審美性の面でかなり向上したと思います。
わかりやすく高級時計らしい艶感が演出できる。
それに飽きてしまったのです。
とはいえ、一時のなんでもかんでもセラミックから戻ってメタルベゼルをあえて採用するブランドも出ています。
ZENITHのクロノマスタースポーツなんかは印象的ですし、
BREITLINGのクロノマットはまさしくメタルベゼルが似合う筆頭です。
腕時計が趣味性の高いものであるならば、着用して小傷が増えて…と劣化するのも味なわけです。
市場価値は関係なく。
そしたらやっぱり気になってくるモデルも絞られてきまして。
筆頭としては、大好きなグランドセイコーの

9F,9Sときて、まだ未所持のスプリングドライブムーブメント。
いわずもがなの美しいケースデザイン。
これは去年のGS新作発表会のときに案内してくださった方が着けていたもので、
新作もいいけれどこちらに惹かれていました。笑
問題は…色味的に白樺と被ること。
いや、シルバー色の強い白樺と、灰色がかったこちらは違うことには違うのですが、
広い目線で「白系ダイアル」であると。
で、文字盤違いでブラックダイアルもあるのですが…
わたしの手持ち…

9F耐磁くんがいるのでこちらも被っています…
GSの魅力といえば美しいダイアルのバリエーション。
時期を問わず様々なカラー、様々なパターンの新作が出ています。
だから待ったよ…!
このモデルのパターン違いを…!
でも出ません。気持ち的には大分待った。
そんな淡い期待を抱きつつ、TUDORマラソンを始めたのです。
当然58GMTはありません。
そこに、さも当たり前のように展示されていたのが
2022年の新作であるBB PROでした。

これ…当時の新作発表のときに見たときは
まったくなんの興味もありませんでした。笑
見る方によっては当時のわたしと同じく、カッコよくないと思われる方もいるかと思います。
しかし不思議なもので、今のわたしには魅力的に見えて仕方がなかった。
これに勝るツールウォッチはわたしの中では存在しない、と。
様々なレビューでネガティブに書かれることがあるとすれば、厚みでしょうか。
たしかに厚いんですよね、数字だけで敬遠してしまう…
しかし着けてみるとまったく不満を感じませんでした。
たしかにもう少し薄くてもいい、けれどこの厚みでも、
いやこの厚みだからこそのツール感。
そもそもTUDORってこういうものでしょ、っていうユニークポイントですらある。
これはネプチュニアンでデカ厚に慣れたということも大きいでしょう。
正直、58GMTとPROどちらも同じくらい、
いやむしろPROの方に惹かれてたのは間違いありません。
ただしっかり実機を見て比べたい…その思いで即決はせず、
マラソンを続けるのでした。
そしてやっと出会えた58GMT。
前述の通り最良の選択肢を選ばないわけがありません。
詳しくは先頭の記事をご覧ください。
で。
価格で言えば65万、わたしにとって決して安くない金額です。
マラソンして手に入れた苦労もあります。
TUDORはガシガシ使ってこそ、と言われるけれど、
この子は大事に使いたい。
要するに仕事には絶対着けていけない時計なのです。
少なからず今のところは。
となると…悪い人ですわたしは。
30歳の節目、仕事の立場上も確認主任者と呼ばれる肩書きが付くし、
仕事用時計のアップデートとしてPRXからBB PROに乗り換えようと自分に言い訳しまして…

わずか2週間で2本目のTUDORを迎えました。
仕事用なので、PROはUTCに合わせています。
同じ39mm径でT-fitクラスプ採用。

厚みを見ればどちらか分かりますね。
でも実際こんなもんです。
実はリューズの大きさも僅かに異なります。

裏返したりなんかしたらもう分からないでしょ?笑
裏蓋で違いが分かるあなたは相当なTUDORフリークです。
もう仕事用時計をこれ以上のものにアップデートすることはないでしょう。
今日はうまい締め方が思い付かないので、オチはつきませんがまた次回!
そうそう、今年の目標は時計を買わないことです!