管理職って、いらなくない?
(注:この記事では社会人2年目のぺーぺーが生意気なこと言います。ご気分を害される可能性がありますのでご了承ください)
ボクは会社勤めのサラリーマン。
何だかんだでリーダー職になり、チームのマネジメントやらも行っている。
いわゆる「管理職」ってやつなのかもしれない。
””管理”” って言葉を使うからには、チーム一人ひとりの仕事内容や生産性を管理し、組織運営に努めていかなきゃいけないのだろう。
しかしボクはまだ社会人2年目。仕事も覚えたてのピヨピヨひよこさんだ。
ボクがチームを管理する前に、そもそも自分の仕事すらちゃんと管理できているか怪しい。
というか、そもそも大前提の話なのだが、チームを管理したところで良い仕事はできるのか???
なぜチームを管理する必要があるのか
チームって、管理する必要があるんだろうか。チームを管理しなかったら、一体どうなるんだろうか。
【想定①】小学校の学級崩壊みたいに、みんながメチャメチャな行動をしだす?
➡︎ そんなわけない。会社は大人が集まった場所だ。管理者がいなくても、ある程度の秩序は守られているだろう。
【想定②】みんなが好き勝手に、会社と関係ない仕事をしだす?
➡︎ そんなわけない。会社と関係のない仕事をしたいなら、そもそも会社に所属せずフリーランスだったり起業だったりしてるだろう。
【想定③】指揮する人がいないことで、仕事が回らなくなる?
➡︎ そんなわけない。指揮する人がいなくても、メンバーで相談してタスクを分担するだろう。
……あれ。チームって、管理しなくてもそれなりに上手く回るんじゃない???
もちろん論の飛躍は大いにあるだろうが、必ずしも管理職は「会社に絶対なければならないポジション」ではない気がする。
ボクは管理をあんまりしていない
ボクがリーダーを務めるチームには3名の社員と5名のインターン生がいる。
ここで言うのもなんだが、ボクはあんまりチームを管理していない。
それでも、(不備は多いが)チームはそこそこ良い感じに回ってる気はしてる。
単純に管理する時間がない、管理する方法をあんまり知らないというのもあるが、ある程度は意図的に管理を放棄している。
……というのも、逆の立場で考えてみたい。
社会人2年目のよく分からねぇヤツに、自分を管理されたいか???
ボクならヤだよ、そんなの。笑
まあ、これは冗談として。
そもそも心の底から ””管理されたいと思っている人間”” って、世の中そんなに多くはないと思う。
まして弊社のようなスタートアップに入ってくるような人は、「俺の力で世界を変えてやるぜー!!!」みたいな人が多いので(※ド偏見)、そんな人が管理されるのを好むとは思わない。
なら、管理しなければ良い。
もちろん、リーダーとしての役目は果たすべきだが。
必要なのは「管理職」ではなく「カタリスト」
ボクがチームのリーダーとして果たすべきこと。
それはおそらく、「カタリスト(触媒)」になることだろう。
メンバーのやりたい仕事や、秘められたポテンシャルを引き出し、それに向かって ””自走”” させる。端的に言うと、メンバーがやりたい仕事をお願いする。
やりたい仕事で ””自走”” してもらって、やりがいや目的意識をもって働いてもらう。自ら動き、学び、達成してもらう。
その流れをつくる触媒となるのが、ボクの役目ではないかと感じている。
改めて言うが、ボクはまだ社会人2年目だ。
ボクから教えられることって、そんなにない。そもそもボクだってまだ教わりたい立場だ! 管理なんてできるもんじゃない。
触媒になる。これがもっともコストがかからず、現実的で、そしてメンバーにとっても都合の良い役割だと思う。
セムコはいいぞ!
さて、ここからが本題だ。
ここまで述べたことは、すべて一冊の本を参考にしている。
これは株式会社ホットリンクCMOの飯髙さんから教えてもらった本なのだが、ここ最近で一番面白く、そして実行してみたくなる書籍だった。
コントロール(管理)を放棄し、民主的な組織運営を実現している、3000人規模のブラジルのコングロマリット企業『SEMCO』。そのCEOであるリカルド・セムラーによる、既存の企業とはまったく異なる経営方法を語った本である。
既存の組織体制に違和感を覚えている人には、ぜひ読んでほしい。
「管理って、別に必須じゃないんだ」と思えるから。
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