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「バズったら宣伝」は、まあまあ効果ある。【2.9万RT/6.0万いいねされたツイートのアナリティクス公開】
先日、何となしにつぶやいた以下のツイートが、2.9万RT/6.0万いいねされてしまった。
マジだ、すっご……。
— じきるう編集長 - GIG inc. (@kazzikill) September 29, 2019
Googleで「ネコ」って検索すると、ARネコちゃんが出現する……。拡大縮小も自由自在……。
これでペットNGの我が家でもネコちゃん飼える……。 pic.twitter.com/iMWbLIjvs7
Googleで「ネコ」「イヌ」「ペンギン」などの動物名を検索すると、ARの動物が出現するという機能を紹介したツイートだ(以下「ARネコツイート」と呼ぶ)。別にバズらせようと思ったわけではなく、素直に感動したからつぶやいたものだ。
しかしボクは、ふだんは編集やライティング、マーケティングのことを呟いている身だ。このように何の関係もないところでバズってしまったのは、少し複雑な気持ちである。
……まあ、せっかくバズったのだからいい感じに活用しよう。棚から出てきたぼたもちは粉まで食らい尽くそう。そう思った次第である。
そしていろいろやった結果、フォロワーが200人くらい増えたり、ボクが書いた記事へのアクセスが爆増したりした。
今回は、偶然バズってしまったARネコツイートをうまいこと活かして、いい感じにツイ廃ライフを送るためのなんやかんやを書いていく。
そもそも何故このツイートがバズったか
実はこのARネコツイートの前日に「#ツイ廃集会」なる集まりに参加したのだが、そこでヤフーのマーケティング本部長である井上さんが、以下のようなことを仰っていた。
井上「インフルエンサーは3タイプいる」
— じきるう編集長 - GIG inc. (@kazzikill) September 28, 2019
☑︎ モヤモヤしてることを言語化してくれる人
☑︎ 賛否両論の話題を挙げる人
☑︎ みんなが共有の話題を話す人(共時性)
井上「インフルエンサーのフォロワーが増えるのは、フォロワーが多いから。みんながそれを見ているから」#ツイ廃集会
おそらく今回のARネコは、「みんなが共有の話題」として扱えるちょうどいいネタだったのだろう。
ARに対応しているスマホさえあれば、その場で誰でも試せる。そして「すごい!本当にできた!」というコメントと共に、リプや引用リツイートがくるという流れがとても多かった。
その場でみんなと感動を共有できる。こういったコンテンツはバズりやすいのかもしれない。
そして偶然とはいえ、ボクはそんなツイートを#ツイ廃集会の翌日にしてしまった。デキる男とはこういうことである。
2.9万RT/6.1万いいねツイートのアナリティクス公開!
Twitterには「アナリティクス」という機能があり、各ツイートのインプレッションやエンゲージメントなどの詳細データを追えるようになっている。
せっかくなので、ARネコツイートのアナリティクスデータを公開したいと思う。それがこちら。
インプレッション:5,647,168
メディアの再生数:1,486,360
エンゲージメント総数:531,046
メディアのエンゲージメント:367,338
詳細のクリック数:62,228
いいね:60,503
リツイート:29,374
リンクのクリック数:7,675
プロフィールのクリック数:3,806
返信:115
フォロー:7
あらためて見ると、すごい数値だ。560万インプレッションって。朝日新聞(朝刊)の発行部数とほぼ変わらないぞ。たった一回のバズでここまで多くの人にリーチできると考えると、Twitterは夢があるなと思う。
ちなみに「フォロー」につながった数は、なぜか7人とカウントされている。しかし実際は100〜200人くらい増えているので、ちょっとおかしな数値だ。Twitterがどこまでフォロー状況を追跡しているかわからないが、あまり参考にならないだろう。
また返信数(リプライ数)だが、115件となかなか多い数値を叩き出している。これは「ARネコ出ないよ〜! なんでだ〜!」ってツイートに対して、「対応機種ですか? アップデートはお済みですか? もしかしてアプリから見てませんか?」といったカスタマーサポートを勝手にボクがやっていたことに起因する。ちなみにここからフォローに繋がった人はほとんどいない。ただの善意だ。ほら、ボク優しいだろう? みんなフォローしような!泣
……と、この調子でそれぞれの数値について言及していくとnoteが1万字を超えそうなので、バズツイートの詳しい分析記事とかは以下のさかかなさんのnoteを読んでください。知見の宝庫ですよ。
「バズったら宣伝」は、まあまあ効果ある
ツイートがバズると、その直下に「バズったら宣伝していいらしいので〜〜〜」ってリプライがぶら下がり、ツイート主の何かしらの活動とかが宣伝されていることが多いだろう。
「バズったら宣伝していい」なんて誰が決めたか知らんし、少なくともTwitter公式ルールにはそんな記述が一切ないのだが。まあ宣伝できるならしておくのが世の常だ。都合のいい謎ルールには、素直にしたがっておこう。
ただボクは正直「バズったら宣伝って、意味なくない……?」と思っていた。だってバズツイートに反応した人は、あくまでそのツイートのコンテンツに興味があるのであって、別にツイート主に興味があるわけではない(もちろんバズツイート自体がツイート主と深く関係ある場合は別だが)。なので、別にバズツイートに宣伝をぶら下げたところで「あんまり効果ないのでは?」と思っていた。
まあ、ものは試しだ。ARネコツイートにも、宣伝をぶら下げてみよう。
バズったら宣伝していいらしいけど、最近は無言で飲み会やったくらいしかないなぁ……。笑
— じきるう編集長 - GIG inc. (@kazzikill) September 29, 2019
ウェブメディアの編集者です、お仕事のご相談お待ちしております!#無言飲み https://t.co/w7J07D7scm
上記はARネコツイートが300RTくらい行ったときにぶらさげた、宣伝リプライだ。ちなみに宣伝した「会話禁止!『無言飲み会』を開催したらインターネットの世界から帰ってこれなくなった」は、個人的にすごく楽しかった取材記事だ。
しかし見てのとおり、ARネコツイートとは一切関係ない内容である。コンビニでペットボトルのお〜いお茶を買ったときにオマケでついてくる相田みつをのミニ皿くらい関係ない。
で、結果が以下のとおり。
インプレッション:182,237
エンゲージメント総数:2,119
リンクのクリック数:1,588
詳細のクリック数:295
プロフィールのクリック数:120
いいね:82
ハッシュタグのクリック数:18
リツイート:15
返信:1
リンクのクリック数が1,588回もいってる。ふだんボクが記事出しても、こんなにリンククリックいかないよ……。
またこの宣伝リプライをARネコツイートにぶらさげてから、ボクとまったく繋がりのない人が、ボクの記事をつぶやいてくれたりした。(数は多くないが)
会話禁止!『無言飲み会』を開催したらインターネットの世界から帰ってこれなくなった https://t.co/FZzksBtAdB @kazzikillから
— じゃがいも (@u262ne) September 29, 2019
中々面白い企画だった
ちょっとやってみたい
やってみたさあるかもしれん
— ぐうすけくん (@goo_chan_ZIG) September 30, 2019
会話禁止!『無言飲み会』を開催したらインターネットの世界から帰ってこれなくなった https://t.co/GF1TiZk9Hg @kazzikillから
ああ、そうか。「バズったら宣伝」は、ふだんボクがリーチできない層にコンテンツを届けられるのか。
ボクだけの力では、どうしても広がる層はフォロワーとその周り程度に限られる。一方でバズったときには、ボクとはまったく繋がりのない人にもリーチできる。「バズったら宣伝」は、新聞の折り込みチラシみたいなものかもしれない。
……とまあ、こんな感じにバズツイートに宣伝ツイートをぶら下げるのは、なかなかに効果があることがわかった。全くの新規ユーザーにリーチするなら、「バズったら宣伝」は効果があると言わざるを得ない。
今後もツイートがバズったら、積極的に宣伝していこう。「バズったら宣伝していいらしいので〜〜〜」という謎ルールをかまして、どこかの言い出しっぺに責任転嫁していこう。
元SKE48のあやちゃんに名前を呼んでもらえた
さて、ここからが本題だ。
なんと今回のARネコツイートが、10月1日12〜13時放送のAbema Newsチャンネル『けやきヒルズ』に取り上げられたのだ。
番組のパーソナリティは元SKE48のあやちゃん(柴田阿弥さん)が担当しているのだが、そのあやちゃんに「じきるう編集長」って何度も呼んでもらえたのだ。そう、何度もだ。
今さっきAbemaTVの『けやきヒルズ』に、例のアレが出ました。
— じきるううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう (@zikilluu) October 1, 2019
元SKE28のあやちゃんに「じきるう編集長」って何度も呼んでもらえたので、ボクはもう大満足です。#AbemaTV pic.twitter.com/fCaCbCrz6t
かわいい女の子に名前を呼んでもらえる。こんなに嬉しいことはないだろう。もう死んでもいい。
みんなもツイートをバズらそう。そしてテレビに出て、かわいい女の子に名前を呼んでもらおう。バズツイートの価値はそこにある。
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