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このツイートが自分にしては反響があったので、これを契機にチームが存在することの意義ってものを改めて考えてみるとする
正直なところな、特にJリーグ以下のカテゴリはそうだけど、潰れずに存在し続けてくれたら、まずはそれでいいんだよ。彼らに何でもかんでも求めたって、一朝一夕には揃わないし、そんなに簡単にもいかないよ。まず明日もクラブがあること。それが一番さ。
— KAZZ@6/30S-Pitch (@kazz_kazz_kazz) June 22, 2019
しかしまあ、このツイートがよもやここまで反響あるとは自分でも予想してなかったので、少し驚いていたり。
自分としては、単純に愛好するチームが明日突然活動を止めますって話にでもなったらイヤだなってシンプルにそう考えただけ。
だから、こういうツイートもした。
月並みなことかもしれないけれど、横浜フリューゲルスみたいな事例を繰り返しちゃいけないって思うんですよ。フリューゲルスの時はまだ大騒ぎになったけど、騒ぎにもなることなく人知れずチームがなくなることもあり得るわけで。それだけはどうあっても避けてほしいのですよ。 https://t.co/35aCT0Z0dy
— KAZZ@6/30S-Pitch (@kazz_kazz_kazz) June 22, 2019
自分は幸か不幸か、マイクラブが活動を止めたりした、という状況に直面したことはない(強いて言えばヴォラドール松江のケースがこれに近いが、あのチームは後身のチームが今現在続いてるので、今回は類似事例に含めないでおきたい)と言って差し支えない。
ただ、そうなる恐れのあったチームがあったことは知っているつもりだ。だが、知っているという程度で、じゃあ「何とか助けてあげよう」とはできずに歯がみするしかなかったこともある。ただまあ、幸い、今もそのチームは存在し活動もしている。
今の自分は、あんまりチームの勝敗に強くは拘らないでいる。そりゃできれば結果は良い方が良いに決まっているし、その萌芽幸せにもなりやすいのだから、そういう意味では結果に多少は拘泥している面があるということは言える。
だけど、以前ほど勝敗そのものには拘泥しなくなったようにも思っている。何故って、試合の勝敗そのものは水物であって、どんなに強いチームがいくら強い試合をしても逸機を続けたら負けてしまうことはあるし、逆に弱いとされているチームが千載一遇のチャンスを得て、その結果試合に勝ってしまうこともあり得る。
綺麗事を言うようだが、率直に言えば、今は試合の結果そのものよりも大切なことがあるように思っている。それは例えば「スタジアムに来る人々の嬉しそうな顔」だったり「満足感」だったり、そういう何とも抽象的で単純には表現しにくいが、数値化しにくい指標だなって思う。
試合にまつわる、例えば動いた金額の多寡だったりとか、グッズやスタグルなどが捌けた量など、数値化できる指標で見るのは最も手っ取り早いと言えるし、経営サイドの人々やマーケティングサイドの人々にはそれが最も信頼できる指標だと言えよう。
そのことに関して一切否定する気はないし、批判したり皮肉ったりするつもりもない。そもそも、それらはそれらで重視されて当然だ。何故ってそれらが見えてこなければ経営戦略は立てにくかろう。明確な指標がなければ、これから先の見通しすら立てづらい。だから数値化できるデータは、それはそれで大切にすべきだ。
ただ、その一方で、数値化できにくい「多幸感」であったり「満足感」であったりも、大切にしていってほしいなと思うのだ。
そして、それらを感じさせてくれる「チーム」という存在なくしては、全てが成立しないように思えてならない。
例えば・・・。
自分は身体とも相談しなきゃいけないような体たらくなので、あまり大量には食べられないけれど、それでもある程度は品数を絞ってではあるが、こういったスタジアムグルメを食べるのはちょっとした楽しみである。
これらを食べられるだけで、わりと幸福感が違ってくるものだ。
こういう風に会場で購入するグッズが手に入ったりすると、何となく嬉しくなってしまうし・・・
会場以外のところで買うこういうものにも嬉しさを感じたりする。好結果はその喜びを増してくれるスパイスみたいなもので、「あったら良いな」程度に思っていれば、殊更に拘るようなことはしなくて良い。
ああいうスタジアムグルメと呼ばれる食い物・飲み物の類にしても、会場内や会場外などで入手可能な各種のグッズ類にしても、そのチームがなかったら手に入れることはできなくなってしまう。その楽しみが一気に失われてしまう。
だから、先ずはチームが明日も潰れずに存在し続けてくれることが大切なんですよと、事あるごとに申し上げている。
それはつまり、応援する対象となるチームこそが我々の活力源だからだ。それを奪われてしまうと、一気に気持ちの張りをなくしてしまうかもしれないし、そうなってしまうと本当に怖い。
無論、新しい別の何かを見つけることもできるかもしれないが、そのものをなくした喪失感に取って代わるほど熱中できるものかは、簡単に想像がつかない。
応援する対象のチームや選手個人でも構わないが、そういうものを有しているあなたは、非常に幸せなんだよ。ただ、応援することによって辛く苦しい思いをしたり、応援を義務だと感じるようになったら、その時は黙ってその対象から距離を置いてみることを推奨したい。
その対象が好きだからこそ応援してる。それで十分だと思う。他に理由なんて要らないように思う。好きなことに特別な理由付けなんて要らない。それらを好きで応援することによって、ポジティヴなたくさんの感情を得ることもできるだろうし、逆にたまたまネガティヴな感情を得てしまうことだってあるけれど、根底にあるものは常に「好きだから」であってほしい。
応援行為の場から離れて数年経ってから、ようやくそのことに気づいた自分は鈍感なのかもしれないが、そのことに気づけたことは大きなプラスになったと思っている。
「好きだから好き」
それでいい。好きだからこそ、活動が止まったり、存在自体が消滅したりしなければ、それ以外に何も望むことはないとさえ思うのだ。だから、それだけでとりあえずは十分なのだ。あまり高望みはしない。それを望める機会があれば望むこともあるかもしれないが、今の時点でそれ以上を望むことはしない。ただ、明日も同じように応援する対象があり続けてくれることの方がずっと大事なことだと思っている。
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