OWL magazineへの寄稿が15本を超えると共に、有料記事を書くまでになった顛末
以前、こんなものや
こんなものを書いた。
それらの続編みたいなもの、とお思いいただこう。
OWL magazineに時々参加させてもらうようになったが、それもかれこれ1年を経過するに至った。
そして、遂にこのほど、自分でも驚いているのだが、こともあろうに有料記事を寄稿するに至った。
有料記事を出すに至った(簡単な)顛末
そうなった直接的なきっかけは、OWL magazineのオムニバス記事で、OWLのライター陣にも名を連ねるHarakoさんの書いた部分にインスパイアされて書いた当該記事を、短めに出来なかったことに端を発している。
そもそも自分は「それまでOWL magazineでいうところのいわゆる『Short Letter』(ざっくり言えば3000字程度までの短い記事。基本、全文無料公開。例外もあり)しか書いてこなかった」わけだ。
それが、比較的尺の長い記事を書くわけだが、自分で良いのか?という気もしていた。
それに、自分は元々中村慎太郎さんに誘われる形でOWL's forestというコミュニティの中にいる人という位置づけで参加しているはずなので「ダメならダメで、OWL magazineからの寄稿でなくても仕方がない」と思っていた。
そのつもりで7000字近い記事を書いたし、原稿も出したつもりだ。最初から腹は括っていた。
ところが、あれよあれよという間に話が進み、「いいですよ」ってことになってしまった。
これには心底驚いた。
そのうち、公開日も決まってくる。そして、自分は有料公開時の決まり事を知らない(当たり前か。今までの記事は全部無料公開なのだから)ときてもいる。
どうしよう?やべえ。
そう思うようになってきた。
しかしそんな風に思う一方で、生来の出たとこ勝負気質が次第に顔を覗かせるようにもなってきていた。
「ジタバタしても仕方ねえ。出せばどうにかなる」
ま、そんなもんで腹を括ったら、あとはあちらからの連絡待ちになった次第で、結局、当日を迎えた。
……が。
この日、仕事が終わらねえ。詳細に触れるわけにはいかないものの、自分の仕事は事務系のチマチマしたもの(一応障害者雇用なので仕事面でもそれなりに配慮いただいている)であって、いろいろ大変なの。
本来の退社時刻よりも大幅に遅い時間に退社したので、投稿予定がワヤになりそうだった。まあ、結局いつもぐらいの時間に設定したが。
まあ、その記事については後述するものとして、そんな感じで発表までには(多少端折ったが)紆余曲折があった。
11本目
「すたすたぐるぐる・埼玉編」の読後記とか言ってるけれど、最初の方にさいた・まんぞうさんの「なぜか埼玉」が登場したり、なんか、本にこと寄せて好き勝手に書いてる感じ。
その後、内容にも触れながら、一方で内容とまるで無関係で、しかも東京都下にある東村山市の東村山音頭について触れたり、鉄道系YouTuberとして名高いスーツくんの動画を取り上げたりと、やりたい放題やらせてもらった。
こんなの書いてよく西葛西出版からクレーム来なかったな、と思うぐらいにはメチャクチャな文章ではあった。
ちなみに、「すたすたぐるぐる」は来る4/4には、信州編の先行発売が実施されるという。
こちらも乞うご期待。自分はもちろん不参加である。
12本目
「自分が鳥取に行く時、何で移動の時間潰してるの?」という、非常に簡単に言えば、そういうお話。あと、鳥取への行き方とか。
ま、身体の都合で自家用車を利用しなくなったので、現状は列車一択しかないんだけどね。ともあれ、そういうお話を書いてみた。
ここいらで一つ旅の話もしないと、OWL magazineって、一応は「旅とサッカーを紡ぐWeb雑誌」と標榜してるわけで。
だから、その通底したテーマに沿った話を書こうって思ったので、ここではそれを書いてみた。
良いのか悪いのかよくわからない。長谷川雅人さんの小説などは実際、一度読んでみた方が良い。
あと、今季のサッカー本大賞にノミネート中の本が二冊出てくる。ま、それはたまたまなんだけど。
13本目
「すたすたぐるぐる」の次回作が「信州編」なので、それにちなんだものを書いてみるかと思い立ち、自分の中で信州というと、この人しかいない、という漫画家の小山田いくさんを取り上げた。
その小山田いくさんの初期のヒット作「すくらっぷ・ブック」をフィーチュアするという文章を書かせていただいた。
この作品自体、自分にとってはリアルタイム青春群像劇なので、いつかは取り上げてみたいと思っていたが、まさかOWL magazine用のネタになるとまでは思っても見なかった。
小山田いくさんの本作をオンタイムで楽しませていただいた身としては、そんな思い入れも込みで書いたつもり。
自分以外の小山田いくさんのファンの方にはどんな風に伝わったのかわからないけれど、自分なりに小山田いくさんの作品を解釈しつつ、紹介してみたつもりだ。
14本目
FIFAワールドカップの日韓大会の時、出雲市にキャンプに来たのが、アイルランド代表。
その時にサンフレッチェ広島との親善試合という名のトレーニングマッチを実施しているのだが、その話。
サンフレッチェ広島は出雲市と結構縁があり、「サンフレッチェくにびき」という名前のアカデミーのようなチームも存在する。
まあ、それはともかく、そういった縁があるからかどうかは知らないけれど、サンフレッチェ広島は昔から何度か出雲市で国際親善試合をやっている。
1993年夏のインデペンディエンテ(アルゼンチン)戦、ここで取り上げた2002年のアイルランド代表との試合など。
この時は、直前にマッカーシー監督と揉めてロイ・キーンが来ないんでやんの。ガッカリしたけど、表題にも記したように楽しめたからいいことにしたい。
そんな試合を観たおかげで親近感が湧き、この大会は日本以外にはアイルランド代表を応援していた。
15本目
4/4から先行発売になる「すたすたぐるぐる・信州編」なのだが、その次以降の作品も方向性が固まっており、どうやらその中の一編に島根編が存在するらしい。
具体的な発刊時期などは知る由もないし、それに関して何をどうするみたいな話も全く知らない。
それはいいが、とりあえず「出すよ」という話は既にあるらしいので、それにちなんだ文章を書いてほしい、というオーダーが来た。それに応えた結果がこれだ。
まあ、それなりに代表的と思われる観光地をピックアップしておいた。本当はもっと書いても良いところだが、サッカーのついでに行けそうなところを選りすぐったつもりなので。
いざ島根編が出来る時には、個性溢れるライター陣が、様々な視点から島根の魅力というものを提示してくれるだろう。
先述の通り、スケジュール等は知らないので、この先に決まっていくだろうし、決まったら決まったで中村慎太郎さんや西葛西出版から告知も出てくるだろうから、それをお待ちいただきたい。
16本目(有料記事)
最初にも触れたように、自分の初めての有料記事である。だいたい、OWL's Forestの一員として参加しているはずの自分が有料記事とか出しても良いのかな、と思ってもいたが、了解も得られたので出した。
この記事のそもそもの発端は、OWL magazineにも参加しているアクティヴな人・Harakoさんの記事にある。
このオムニバス記事の最初の一編がHarakoさんの文章だった。彼女はそこで川口能活さんを取り上げている。
で、自分は「その川口能活さんが現役引退を決めたとされるガイナーレ鳥取vsSC相模原@チュスタを見ていますよ」という話をしたら、その試合を知らないのでぜひ知りたい、と言われてしまった。
最初はOWL magazineに関係なく発表するつもりだったし、それでいいや、と思っていた。
ところが、いつしかOWL magazineの記事に、という話になり、検討される方向となった挙げ句、4/1の発表となった。
「これはこれで、旅要素はあまりないけど、まあ、いいかな」と思っていたのだが……。
「OWL magazineが旅に回帰する」とか言い出すもんだから、その一発目がこんな旅要素の薄い記事で大丈夫なのかな、と思ってしまった。「こんなの、サッカーではあるけど旅じゃねえじゃん」と言われたらそれまでだ。
ま、それならそれで、どうにでも旅にこじつけてしまえ、とは思っていた。旅要素はOWL magazineが紹介の時につけるよ、程度に思ったのだ。
とりあえず、それなりに評価はしていただいているようだ。多くの人たちに刺さったかどうかまでは知らないけれど、それは別にそれで良い。万人受けする文章なんて、自分には書けない。
この先
ハッキリしたことはわからない。引き続き、Forestのメンバーとして何かを書いていくとは思う、有料記事が含まれるかどうかは知らないし、今回いろいろ疲弊したので、次はなかなかないかもね。
まあ、ネタがないというわけでもないけれど、それは採用されるかどうかはわからないし。
さっきチラッと書いたが、「すたすたぐるぐる・島根編」の話も漠然とだけど聞いているので、それが本格化してくると、少し今までとは異なる緊張感が発生するだろう。
一つだけ言えることは、どういうことになろうと、自分はこれからもずっと「野良モノカキ」であることには違いないし、それ以外の何かになろうとも思わない。
自分なりに「野良モノカキ」としての在り方を追求していくと思う。それで良いのかな、と思うことにした。
まあ、何だかんだ言ってみたところで、自分には結局それしかできないわけで。だから、それを貫いていくしかないのだろう。
そうする中で、いろいろこの先にしんどいことも発生するかもしれないけれど、出たとこ勝負の風任せ、行き当たりばったりの自分らしさで何とか切り抜けて行ければ良いと思っている。
差し当たり次は、20本目の記事を達成できれば良いや、と思っている。
基本的に他人様にどうこう、と偉そうに提示するような文章ではなく、「こいつ、馬鹿でぇ」と軽くお読みいただけるような文章を書き発表することを目指しております。それでもよろしければお願い致します。