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聖地・東山

昔、鳥取県米子市にあるどらやきドラマチックパーク米子東山公園陸上競技場は、その名もズバリ「聖地・東山」と呼ばれていた。

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SC鳥取、そしてJリーグに参入するまでのガイナーレ鳥取が、主たるホームスタジアムとして使っていたからだ。

ハッキリ言ってしまうと、地方の小規模陸上競技場でしかない。ついでに言うと、自分が昔住んでいた場所に実は程近い。まあ、それはどうでも良いことなのだが、その事実を知った時は少し嬉しかった。

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しかし、何故か印象に残っている。

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スモールパッケージなスタジアムではあるが、ここにはたくさんの思い出がある。

2002年のあの奇跡とも言える残留を見届けたのもここだったし、2009年にはあの東山の約束もあった。
その一方、何と言っても2010年のJFL優勝を見届けたことは大きかった。長年やってきたJFLでの優勝を、このスタジアムで決められたことは大きかった。

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かつては、佐川急便東京SCに23本もシュートを浴びせられたのに、こちらはわずか3本のシュートで勝ってしまう(しかもスコアは3-2というから実に痛快だった)という試合も見ている。

いつ頃からかは知らないが、誰もが聖地・東山と呼ぶようになっていた。

確かに、ここは聖地なのかもしれない。

今、ガイナーレ鳥取はJリーグに参入し、要件を満たさないこのスタジアムで試合をすることはない。

おまけにチュウブYAJINスタジアムができているのだから、ますますここで試合をすることは、練習試合を除けば皆無に近いとさえ思える。

今は、従って、Yonago Genki SCとか、ガイナーレ鳥取のファミリーチームと位置づけられるSC鳥取ドリームスが試合をすることがある、という程度かもしれない。

浦和レッズなどでスター選手だった岡野雅行(現在はガイナーレ鳥取の取締役GM)や、ジュビロ磐田などで同じくスター選手だった服部年宏も、このスタジアムでのプレー経験を持っているのだ。

機会があれば訪れてみてほしいので、ロケーションを簡単に説明しておくとしよう。

JRで言えば、米子駅の1つ先にある東山公園駅が最寄りだ。

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この駅から徒歩5分程度で着く。この際、降りてすぐ右側に進んでほしい。左側に行ってしまうと野球場や球技場に行ってしまう。
まあ、Yonago Genki SCは球技場で試合をすることが多いので、そこに行っても問題はないけど、陸上競技場で試合があるなら、ぜひそっちに行くべきだ。

車では、この東山公園駅の駅前が駐車場になっているので、そこに車を停めれば良い。ただ台数に限りがあるので、野球場や球技場、テニスコートなどで試合の併催があるとすぐに詰まるかもしれない。

ともあれ、聖地・東山は、そこがある限り、また何らかの試合があれば、ぜひ行ってみたいところだ。

基本的に他人様にどうこう、と偉そうに提示するような文章ではなく、「こいつ、馬鹿でぇ」と軽くお読みいただけるような文章を書き発表することを目指しております。それでもよろしければお願い致します。